1. 家に蜘蛛がいるのはなぜ?どんな役割を果たす?

蜘蛛が家にいるのは、ズバリ「エサ」があるからだ。蜘蛛はどんなものをエサにしているのだろうか?
蜘蛛のエサとは?
家に棲み着く蜘蛛には種類があり捕獲する相手も異なるが、たとえば家にいる「ハエ」「ダニ」「ガ」それに「ゴキブリ」まで捕食してくれる蜘蛛もいる。これらが益虫と言われるゆえんだが、いかんせんその見た目の気持ち悪さが勝ってしまうため、疎まれてしまう。
ちなみに家に棲み着く蜘蛛には「蜘蛛の巣」を張るタイプとそうでないタイプがいる。後者は、家の中を歩き回ってエサを捕獲する。
ちなみに家に棲み着く蜘蛛には「蜘蛛の巣」を張るタイプとそうでないタイプがいる。後者は、家の中を歩き回ってエサを捕獲する。
2. 家にいる蜘蛛の種類と毒性の有無について

蜘蛛と言えば「毒」を心配する方も多いだろう。続いて、家に棲み着く蜘蛛の種類や毒性の有無を見ていこう。
毒性のない蜘蛛
- ハエトリグモ
- アダンソンハエトリ
- チャスジハエトリ
- アシダカグモ
- イエユウレイグモ
- ヒラタグモ
- ジグモ
名前だけ羅列されても分からないかもしれないが、家に現れる蜘蛛は大きく9種類いる。そのうち7種類、つまりほとんどは毒性がないため家に棲み着いても心配ない。逆に、毒性のある蜘蛛だけ特徴を覚えておくといいだろう。
毒性のある蜘蛛
・コガネグモ
全体的に茶色っぽく、腹部と足に黄色と黒のしま模様がある。毒性があるとはいえヒトには無害なので、気持ち悪いかもしれないがそれほど警戒しなくていいだろう。毒とは、獲物を捕獲する際に麻痺させるためのものだ。
全体的に茶色っぽく、腹部と足に黄色と黒のしま模様がある。毒性があるとはいえヒトには無害なので、気持ち悪いかもしれないがそれほど警戒しなくていいだろう。毒とは、獲物を捕獲する際に麻痺させるためのものだ。
・ジョロウグモ
ジョロウグモはメスがとくに目立つ。2〜3cmほどの大きさで、楕円形の腹部に長い足、黄色と黒のしま模様が特徴だ。捕獲の際に毒を出し、ヒトが噛まれると痛みやかゆみを生じることもあるが、深刻な影響を与えることはほとんどないとされる。
ジョロウグモはメスがとくに目立つ。2〜3cmほどの大きさで、楕円形の腹部に長い足、黄色と黒のしま模様が特徴だ。捕獲の際に毒を出し、ヒトが噛まれると痛みやかゆみを生じることもあるが、深刻な影響を与えることはほとんどないとされる。
毒性ならセアカゴケグモが要注意
家に現れる蜘蛛の多くは、毒はあってもヒトへの影響はほとんどない。だが、近年話題になっているセアカゴケグモだけは気をつけよう。日当たりのいい場所を好むため、家ではなく公園のベンチや側溝のふたの裏側、墓石の周りなどに隠れていることが多い。背中に鮮やかな赤い模様をもつ蜘蛛を見つけたら、触らずにそっと離れよう。
3. 家に蜘蛛が多く現れる!困ったときの対策は?

家に棲み着く蜘蛛がいくら益虫とはいえ、大量発生となると話は違ってくる。最後に、家に多くの蜘蛛が現れて困るという方のために対策を紹介する。
殺虫剤を使って駆除
蜘蛛用の殺虫剤はネットでも簡単に手に入る。家にひとつ備えておくと安心だろう。薬剤を使いたくないという方は、次の方法がある。
ほうきで逃がす
蜘蛛に近づきたくない方は、長いほうきやフロアワイパーを使って蜘蛛の行く手をさえぎりながら、少しずつ外へ誘導するという方法がおすすめだ。原始的だが近づかずして家の外へ逃がせる。
アロマオイルを使う
もう一つ、薬剤を使わずに済む方法として、蜘蛛の忌避剤となるアロマオイルを使うというものがある。レモングラス、シダーウッドなどを水で薄めてスプレーにしたり、アロマストーンなどディフューザーに垂らして置いたりしてみよう。
蜘蛛のエサ対策も重要
蜘蛛が大量発生するというのは、それだけ家にエサが豊富にあるということかもしれない。ハエやゴキブリなども同時に駆除するとともに、家が不衛生な環境にならないようこまめに掃除をするなどしておけば、徐々に蜘蛛も減っていくはずだ。それでも蜘蛛が大量発生するというときは、業者に駆除を依頼することも検討しよう。
結論
家の蜘蛛はほとんどが益虫だ。確かに見た目は気持ち悪いが、少々の蜘蛛なら目をつぶってあげてもいいだろう。ただし頻繁に見かけるというときは、小さな虫やゴキブリなどが繁殖している可能性もある。駆除とあわせて毎日の掃除の仕方も見直そう。