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除菌と消毒の違いとは?似てるけど定義が違う「~菌」の意味を知ろう!

除菌と消毒の違いとは?似てるけど定義が違う「~菌」の意味を知ろう!

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

2020年2月23日

突然だが「除菌」と「消毒」の違いはお分かりだろうか?知っているようで知らない言葉の意味や定義の違いを解説する。正しく知ることは、適切な感染症対策につながるはずだ。曖昧だった方はぜひ、これを機に除菌や消毒の違いを覚えよう。

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1. 除菌と消毒、定義の違いは?

除菌と消毒は、どちらも微生物などに対する作用を表す言葉だが、言葉の違いのみならず、本質にも大きな違いがある。端的に言うと除菌は「微生物を除去すること」、消毒は「微生物を殺す、または無力化させること」という違いがある。それぞれ、もう少し詳しく違いを見ていこう。

除菌の定義

除菌とは文字通り「細菌などを対象物から取り除くこと」を指す。たとえば手すりを拭いて菌を減らすのも、石鹸で手を洗って菌を減らすのも除菌だ。なお、広義では「殺菌」も除菌と言えるが、殺菌は薬機法(医薬品医療機器法=旧薬事法)により、医薬品および医薬部外品にしか使えないとされている。

消毒の定義

消毒は「細菌などを殺す、または影響が出ないレベルまで数を減らす、あるいは無毒化・無力化させること」を指す。減らすだけの除菌と大きな違いはここだ。消毒は、薬機法で医薬品もしくは医薬部外品に使われる言葉とされており、雑貨などに消毒という言葉を使うことは禁じられている。

ただし共通するポイントも

除菌と消毒にはこのような違いがあるが、共通するポイントもある。それは「すべての細菌などの微生物を除去または殺菌、もしくは無力化できるわけではない」という点だ。違いとあわせて覚えておこう。

2. ウェットティッシュなどの除菌と消毒の違いは?

ウェットティッシュにも「除菌」や「消毒」と書かれているものがある。それぞれの違いはどこにあるのだろうか?

ウェットティッシュの除菌や消毒も同じ

前述したように、消毒は薬機法において医薬品や医薬部外品にのみ使われる言葉になっている。除菌はその逆で、医薬品や医薬部外品には使えない。まずはそうした違いがある。

なお、同じ除菌でも純水、ノンアルコール、アルコールといったように成分に違いがある。肌荒れなどが気になる方は、純水やノンアルコールを選ぶといいだろう。また、消毒をうたったウェットティッシュは顔などに使用しないほうがいいと覚えておこう。

3. 除菌、消毒以外の「〜菌」の違いも覚えておこう

除菌や消毒以外にも「〜菌」という言葉があり、それぞれ違いがある。せっかくなので簡単に違いを覚えておこう。

殺菌の定義

菌を殺すこと。殺して減らす、という意味では除菌や消毒に通ずるものがあるが、何をどれだけ殺すか、というニュアンスは含んでいない。10種類中1種類の菌を殺しただけでも殺菌は殺菌だ。消毒と同様に、薬機法で規制されている言葉でもある

滅菌の定義

菌などを死滅させることを意味する。つまり除菌や消毒はもちろん、今回紹介する「〜菌」の中でもっとも強力なのが滅菌である。ただ、ヒトを滅菌することはできない(細胞ごと殺さなければならないので非現実的である)ため、多くは医療機器などに用いられる。

抗菌の定義

除菌とも消毒とも違い、繁殖を抑制するのが抗菌。ただ殺菌と同じように、どの菌であったり数であったり、というニュアンスは含まれない。

違いを覚えて対策に生かそう

このように、除菌や消毒の違いだけではなく、殺菌、滅菌、抗菌といった言葉にも違いがある。正しく定義を理解することは、商品を選ぶ際にも役立つはずなので、ぜひ覚えておこう。

結論

除菌と消毒の違いを中心に、「〜菌」について簡単に定義を説明してきた。突き詰めれば、厚生労働省や日本薬局方、洗剤・石鹸公正取引協議会などによって若干、定義付けが異なるものなどもあるが、ここでは割愛させていただいた。基本的な違いだけでも押さえて、商品選びや感染症対策などに役立ててほしい。

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