1. まずは「整理整頓」の意味を考える

整理整頓と聞くと、とにかくキレイにしなければ、整然とモノを並べなければ、あるべき場所に収納しなければ、といったイメージを抱かないだろうか?漠然としたイメージのままでは、整理整頓がはかどらないのは当然かもしれない。
そもそも整理整頓とは「整理」と「整頓」という2語から成る四字熟語であり、それぞれに意味がある。整理整頓とは何か?まずは言葉の意味を考えてみよう。
そもそも整理整頓とは「整理」と「整頓」という2語から成る四字熟語であり、それぞれに意味がある。整理整頓とは何か?まずは言葉の意味を考えてみよう。
整理整頓とは
整理という言葉には、整えることもそうだが「不要なモノを取り除く」という意味も含まれる。一方の整頓には、整えるという意味があるが「不要なものを取り除く」という意味はない。そして「整理整頓」とは言うが「整頓整理」とは言わない。
これらのことから、整理整頓とは「不要なモノを取り除き、整える」と解釈できるのではないだろうか?
つまり、整理整頓で最初にすべきことは「不要なモノを取り除く」という作業になる。これができないと、「今あるモノをとにかく片付けるだけ」になってしまう。
これらのことから、整理整頓とは「不要なモノを取り除き、整える」と解釈できるのではないだろうか?
つまり、整理整頓で最初にすべきことは「不要なモノを取り除く」という作業になる。これができないと、「今あるモノをとにかく片付けるだけ」になってしまう。
2. 整理整頓が苦手なのはなぜ?

整理整頓が苦手な方は、どこに要因があるのだろうか?整理、つまり不要なモノを取り除かずに、いきなり片付け(整頓)から始めてしまうのもそうだが、たとえば次のような傾向がある方は、整理整頓が苦手かもしれない。
整理整頓が苦手なのは?
・要る、要らないを決められない
・服などをなかなか捨てられない
・妥協してモノを買ってしまうことが多い
・衝動買いが多い
・収納を先に買ってしまう
・とりあえず収納ボックスを買って詰め込んでしまう
・いきなり完璧に整理整頓をしようとする
「要る、要らないを決められない」「服を捨てられない」方は整理がなかなか進まない傾向にある。
「妥協してモノを買う」「衝動買いが多い」方は、結局使わなくなるなどして不要なモノが増えていくパターンに陥りやすい。
「収納を先に買う」「とりあえず詰め込む」方は、詰められるだけ詰めてしまうため、不要なモノを取り除く作業をしない(しかも収納に余裕があれば買い続けてしまう)可能性が高い。
「最初から完璧な整理整頓を目指す」方は、途中で疲れたり、整理ではなく整頓から入ってしまい、訳が分からなくなったりして挫折してしまうことがある。
整理整頓が苦手な方は、何かしら当てはまるポイントがあるのではないだろうか?ではどうすればよいのか?整理整頓を進めるための4つのポイントをお伝えする。
・服などをなかなか捨てられない
・妥協してモノを買ってしまうことが多い
・衝動買いが多い
・収納を先に買ってしまう
・とりあえず収納ボックスを買って詰め込んでしまう
・いきなり完璧に整理整頓をしようとする
「要る、要らないを決められない」「服を捨てられない」方は整理がなかなか進まない傾向にある。
「妥協してモノを買う」「衝動買いが多い」方は、結局使わなくなるなどして不要なモノが増えていくパターンに陥りやすい。
「収納を先に買う」「とりあえず詰め込む」方は、詰められるだけ詰めてしまうため、不要なモノを取り除く作業をしない(しかも収納に余裕があれば買い続けてしまう)可能性が高い。
「最初から完璧な整理整頓を目指す」方は、途中で疲れたり、整理ではなく整頓から入ってしまい、訳が分からなくなったりして挫折してしまうことがある。
整理整頓が苦手な方は、何かしら当てはまるポイントがあるのではないだろうか?ではどうすればよいのか?整理整頓を進めるための4つのポイントをお伝えする。
3. 整理整頓は4つのコツを掴めば簡単

整理整頓は、次の4つのコツを掴みさえすれば簡単にできる。シンプルだが、これで「整理」→「整頓」の流れになるので、ぜひ覚えておこう。
1.まずは今あるモノを把握する
何よりも、今あるモノ(整理したい場所にあるモノ)を把握することが大切だ。たとえば服なら、タンスから出して一箇所に集めてみるといいだろう。
2.要るモノ、要らないモノに仕分けをする
次に取捨選択。着る服、着ない服を選んでいく作業なのだが、ここで大切なのは「過去1年間で一度も着ていない服は捨てる」など、基準を明確に設けること。
3.要らないモノを処分する
そして、仕分けした「要らないモノ」のほうを処分する。捨てる、譲る、フリマアプリなどで売却する、リサイクルショップに持ち込むなど、やり方はいろいろあるのでお任せする。
ただ「もしかしたら着るかも」「捨てた途端に着たくなるかも」と思うときもあるだろう。その場合、いきなり捨てずに3カ月なら3カ月と期間を決めて、別の場所に保管してみるのもおすすめだ。それでも着なければ、この先も着ないものと割り切ろう。
ただ「もしかしたら着るかも」「捨てた途端に着たくなるかも」と思うときもあるだろう。その場合、いきなり捨てずに3カ月なら3カ月と期間を決めて、別の場所に保管してみるのもおすすめだ。それでも着なければ、この先も着ないものと割り切ろう。
4.片付ける
最後に「要るモノ」をしまう作業をすれば、整理整頓が無事に完了する。なお、最後の整頓は完璧にできなくてもいい。「どこに何を整頓すれば効率がいいか」などを考え始めると、進まなくなってしまうことがあるからだ。
まずは整理整頓のうちの整理を徹底し、整頓は日常生活の中で少しずつ工夫していくといいだろう。
まずは整理整頓のうちの整理を徹底し、整頓は日常生活の中で少しずつ工夫していくといいだろう。
4. 整理整頓を習慣づけるには

納得のいく整理整頓ができても、生活しているとやがてモノは散らかってしまう。せっかくキレイにしたなら、できるだけキープしたいところだ。最後に、整理整頓を習慣化させるための考え方をお伝えしよう。
1回15分程度でいい
整理整頓というと大掃除のような大がかりなイメージを持ってしまうかもしれないが、家中の整理整頓を一気にする必要はない。年に一度、丸一日かけて整理整頓をするよりも、1回15〜30分程度の整理整頓を週に2〜3回するほうが、よほど部屋がキレイになるだろう。
気になったら片付ける
少しでも「散らかってきた」と感じるのであれば、先延ばしをせずにその場で整理整頓をしてしまおう。もちろん、このときも15分程度の小さな整理整頓でかまわない。
「できるところ」「できる範囲」の整理整頓を繰り返すことで「自分も整理整頓ができる」という自信につながっていくだろう。
「できるところ」「できる範囲」の整理整頓を繰り返すことで「自分も整理整頓ができる」という自信につながっていくだろう。
メリットをイメージする
整理整頓に慣れてくると、おのずと要る・要らないの「決断力」がついたり、モノを探す手間が減ることから「時間の有効活用」につながったりする。それに加えて、新たにモノを購入する際、本当に必要かどうか考えるクセが身につくかもしれない。
何より、片付いた部屋で過ごすのは気持ちもいいだろう。整理整頓のメリットをイメージすることも、習慣づけるための大切な要素だ。
何より、片付いた部屋で過ごすのは気持ちもいいだろう。整理整頓のメリットをイメージすることも、習慣づけるための大切な要素だ。
結論
「把握をする」「仕分けをする」「不用品を処分する」「必要なモノを片付ける」。整理整頓はこれだけ押さえておけば簡単にできる。苦手意識がある方は、まずは部屋の一角など無理なくできる範囲から取り組んでいこう。