1. おしゃれで落ち着いた寝室にするには?
リラックスができる空間にするには、インテリアの色が重要なポイントになる。例えば寝室の布団の色だが、交感神経を刺激する赤や紫は避け、ベージュや緑、青などの落ち着いたカラーを取り入れるのがおすすめだ。反対に、赤や紫などの興奮作用のある色は小さなインテリアで取り入れると落ち着いた空間になるだろう。寝室を統一感のある色でまとめると、より落ち着いた雰囲気の空間をつくりやすくなるのでおすすめだ。
2. 寝室は遮光カーテンで安眠効果がアップする
遮光カーテンは外部からの刺激を減らし、睡眠の質の向上が期待できる一方で、太陽光が届かないため体内時計が狂ってしまうデメリットもある。そこで、寝室のカーテンは締め切らず、一部を開けたままにしておく方法がおすすめだ。ベッドから離れた位置のカーテンを10cm程度開けておくといいだろう。遮光カーテンは太陽光を遮断するほか、冷房暖房効果を高めたり、紫外線カットなどのメリットもある。上手に寝室に取り入れて睡眠の質を向上させよう。
3. 寝室のおすすめのコーディネート
寝室のコーディネートではベッドの位置に迷う人も多いだろう。窓に近い位置に設置すると目から刺激を受けやすくなるので、ベッドは窓から離れた位置にするといい。空間の確保が難しい場合は、頭が窓際にこない向きに設置してみよう。ここでは寝室におすすめのコーディネート例を紹介する。
壁とベッドの距離は500mm以上確保する
大きなベッドを置く寝室では、動線を意識したコーディネートも大切だ。壁側からベッドの距離は500mm以上を確保するとスムーズに移動ができるだろう。ベッドのサイズによって動線の確保が難しくなる場合もあるので、寝室のコーディネートの際は空間をイメージしながら家具を慎重にチョイスしよう。
観葉植物でコーディネートする
窓側には観葉植物を置いてみよう。観葉植物はリラックス効果があり、ほかにも湿度調整や空気の清浄作用が期待できる。暗い場所でも育てやすい種類なら寝室の隅にコーディネートしてもいい。曲線のあるやわらかなものや自然な色合いを選ぶとゆったりとした空間に馴染みやすいだろう。
寝室の照明はやわらかいものを選ぶ
寝室の照明は、明るすぎると脳内物質のメラトニンの分泌が低下し睡眠の質が低下する場合があるが、真っ暗な空間だと寝つきが悪い場合は、関節照明や暖かみのある小さな光を点けてもいい。シェードで包まれたやわらかな光などがおすすめだ。
4. 寝室の布団選びは機能性に注目
布団は選び方によって睡眠の質が左右される。とはいえ、上質な素材=安眠ではなく、保湿性や吸湿性が適度にある布団が好ましい。夏はコップ1杯程度の汗をかくと言われているが、ダウンやウールなどの吸湿性の高い素材を取り入れるといいだろう。とくに敷布団は汗をたくさん吸収するので、シーツや敷きパッドで手入がしやすいようにセットしておくのがおすすめだ。
結論
1日の3分の1は睡眠時時に充てられる。寝室のインテリアを工夫し、落ち着いた空間をつくることが安眠への近道になるだろう。寝室ではリラックス効果が期待できるアロマや加湿器で適度に湿度をキープしてもいいだろう。湿度は50~60%前後をキープすると快適とされている。また、ブルーライトによる刺激は強いため、就寝の1時間前はテレビやスマートフォンを避けるのもおすすめだ。