1. 防災グッズがまとまらない!必需品の決め方は?
防災グッズがなかなかまとまらない、という方は多いはずだ。あらゆるケースを想定していくと、身の回りのほとんどが「必需品」になってしまう。だが、避難時に一人が持ち運べる防災グッズの量はたかが知れているため、絞り込むことが大切だ。必需品をどう決めていけばいいか、まずは考え方を身につけよう。
防災グッズの必需品がまとまらないとき
防災グッズにおける必需品は「自分やご家族の命が危険にさらされたときに、そのリスクを軽減してくれるもの、およびそれに次ぐもの」と考えよう。ここがぶれてしまうと、アレもコレもが必需品になってしまい防災グッズがまとまらない。リアルにではなく心のなかで断捨離をするイメージだ。
次に「個人的にあったほうがいいもの」が来る。コンタクトレンズなどが当てはまる。あわせて「避難生活中の健康維持を助けてくれそうなもの」、最後に「避難所生活を少しでも快適にしてくれそうなもの」といったカテゴリー分けをすると、本当に必要なもの、つまり必需品が見えてくるだろう。
防災グッズがまとまらないときは、ぜひこうした考え方でリスト化していってほしい。
次に「個人的にあったほうがいいもの」が来る。コンタクトレンズなどが当てはまる。あわせて「避難生活中の健康維持を助けてくれそうなもの」、最後に「避難所生活を少しでも快適にしてくれそうなもの」といったカテゴリー分けをすると、本当に必要なもの、つまり必需品が見えてくるだろう。
防災グッズがまとまらないときは、ぜひこうした考え方でリスト化していってほしい。
2. ぜひ揃えておきたい防災グッズの必需品の例
防災グッズの必需品の例をまとめた。各ご家庭の状況などによって要不要が変わってくると思うので、そこは臨機応変に取捨選択をお願いしたい。
なお、ここで並べているのはご家庭に備えておきたい防災グッズの必需品の例だ。持ち出しバッグに入れておきたい防災グッズの必需品の例は後述する。
なお、ここで並べているのはご家庭に備えておきたい防災グッズの必需品の例だ。持ち出しバッグに入れておきたい防災グッズの必需品の例は後述する。
防災グッズの必需品の例
飲料水・食品
飲料水や食品は1週間分備蓄しておこう。水は1人1日3Lが目安になる。飲む以外にも手洗いなどに使用する分が含まれる。食品は、乾パンや缶詰、レトルト食品(アルファ米)、カップラーメン(水でも作れる)など火を使わずに済むもので保存が利くものを揃えよう。チョコなど甘いものを備えておくこともおすすめしたい。
衣類・防護・防寒具
下着や靴下、長袖・長ズボン、雨具、ダウンなどの防寒具、手袋、毛布、カイロ、ヘルメット、ホイッスル、懐中電灯などは防災グッズの必需品と言えるだろう。ライターやマッチがあれば、暖を取るのにも役立つはずだ。
医療・救急・衛生用品
常用薬は防災グッズの必需品の筆頭だ。そのほか簡易トイレ、ウェットティッシュ、お薬手帳、絆創膏、消毒液などもある。余裕があればガーゼや包帯、ピンセット、三角巾、ハサミ、それに整腸剤なども備えておくと安心だ。
情報源・道具類
モバイルバッテリー、乾電池、懐中電灯、携帯ラジオ(手巻き充電式)、ろうそく、ロープ、バール、十徳ナイフ、できれば筆記用具や油性マジックなどもあるといい。重くて持ち出しはできないが、アウトドアなどで重宝する蓄電池があると、停電時でもある程度電気が使える。ぜひ防災グッズに加えておこう。
貴重品
実は現金も必需品のひとつ。公衆電話を使うことを想定し、小銭を揃えておくと便利だ。それ以外に保険証、通帳、実印、身分証明書、権利書、保険証券および各種カードなども備えておこう。
3. 持ち出しバッグに詰める防災グッズの必需品の例
最後に、持ち出しバッグに詰め込んでおきたい防災グッズの必需品の例を見ていこう。避難時の持ち出しバッグに詰めるには、先ほど紹介した防災グッズの必需品の例から厳選してさらに絞り込まなければならない。
それに、ご家族でお住まいの方なら手分けできるが、一人暮らしの方は一人分の防災グッズだけ用意すれば済むが、手分けできないため必需品をさらに絞り込む必要がある。下記を参考に「自分にとって本当に必要なものは何か」を検討してほしい。
それに、ご家族でお住まいの方なら手分けできるが、一人暮らしの方は一人分の防災グッズだけ用意すれば済むが、手分けできないため必需品をさらに絞り込む必要がある。下記を参考に「自分にとって本当に必要なものは何か」を検討してほしい。
持ち出しバッグに入れておく防災グッズの必需品の例
- 飲料水(500mlのペットボトルを数本ずつ)
- 食料品(乾パン、チョコレートなど軽量でかさばらないもの)
- 貴重品(小銭も含め現金、預金通帳、印鑑、保険証など)
- 救急用品(常用薬、絆創膏、包帯、消毒液、常備薬)
- 防護用品(防災ずきん、マスク、軍手、ヘルメットもバッグの横に)
- 衣類・防寒具(下着、靴下、毛布、タオル、カイロ、雨具など)
- 道具類(モバイルバッテリー、乾電池、懐中電灯、携帯ラジオ、ナイフ、ライターなど)
- 衛生用品(簡易トイレ、ウェットティッシュ)
以上が、持ち出しバッグに備えておきたい防災グッズの必需品の例だ。なお、乳児がいるご家庭では、上記に加えてミルクや紙おむつ、哺乳瓶など、介護者がいるご家庭では紙おむつや杖などを用意しておくといいだろう。
結論
起こってほしくはないと心から願うが、災害はいつやってくるか分からない。必需品は「命を守るために最低限必要なもの」だ。今回紹介したグッズを参考に、各個人、各ご家庭で必需品をリスト化し、迅速に準備しておいてほしい。