1. 種類別のソファの選び方
まずはソファの基本となる形や内部構造の選び方をご紹介しよう。形や内部構造はソファの見た目と座り心地を決める重要な部分。自分好みの種類を知ることが、ソファの選び方のファーストステップだ。
ソファの形
まずはソファの形で基本的な種類をおさえておこう。
ストレート・スタンダードソファ
四角い形が特徴の、いわゆる一般的なソファの形。サイズは1シーターから2・2.5・3シーターが一般的で、座る人数に合わせてサイズ表記がされている。
アームが木製のものや脚の高さが低いロータイプ・高いハイタイプなど、デザインによってさらに細かく種類が分かれる場合もある。
アームが木製のものや脚の高さが低いロータイプ・高いハイタイプなど、デザインによってさらに細かく種類が分かれる場合もある。
カウチソファ
座面の奥行が広く、脚を伸ばして座ることができるタイプのソファ。リビングなどでゆったりくつろぎたい方におすすめのソファだ。脚を乗せる部分がオットマンとして分解できるものもある。
コーナー・システムソファ
部屋の形に合わせて、さまざまなレイアウトで組み合わせることができるソファ。L字ソファなどと呼ばれることもある。大人数で座れるため、ファミリーや来客が多い方におすすめだ。
ソファベッド
背もたれ部分を倒してベッドとしても使えるソファ。ワンルームなど狭い部屋でも取り入れやすく、来客用のベッドにもなる。
内部構造
ソファの内部構造には、フェザー(羽)・スプリング(バネ)・ウレタン(スポンジ)といった種類がある。
やわらかく体を包み込んでくれるソファならフェザーを、しっかりと体を支えてくれるソファがいいならスプリングやウレタンを選ぶとよい。
やわらかく体を包み込んでくれるソファならフェザーを、しっかりと体を支えてくれるソファがいいならスプリングやウレタンを選ぶとよい。
2. ソファサイズの選び方
気に入った種類のソファが見つかったら、次はサイズの選び方を見ていこう。ソファには一人掛けの1シーターから2シーター、3シーターなど人数に合わせたサイズ表記がされていることが多い。2シーターは一般的にどのくらいの大きさなのか、二人で使うなら本当に2シーターでいいのか?など、具体的なサイズ感をおさえておこう。
シーターごとの一般的なサイズ(幅)
- 1シーター 600〜1,000mm
- 2シーター 1,200〜1,600mm
- 3シーター 1,600〜2,200mm
- カウチソファ、システムソファ 〜2,700mm
選び方のコツ
ソファのサイズの選び方のコツは、人数ではなく肩幅だ。日本人の肩幅は身長×0.25cmと言われており、左右10cmの余裕を持ってだいたい一人あたり60cm前後を基準に考えるとよい。
たとえば、二人で座る場合、2シーターでも1,200mmの幅だとかなりギリギリ。ゆったりくつろぐなら1,300mm以上のサイズのものを選びたい。
たとえば、二人で座る場合、2シーターでも1,200mmの幅だとかなりギリギリ。ゆったりくつろぐなら1,300mm以上のサイズのものを選びたい。
3. ソファ素材の選び方とお手入れ方法
形、サイズが決まったら、素材の選び方をご紹介していこう。素材の選び方で重要なのは触り心地だけでなく、手入れのしやすさも考慮して選ぼう。デザインやインテリアのことだけ考えて決めるなど、安易な選び方をしてしまうと後々後悔することになるので慎重に。
ファブリック(布)
ファブリック素材のソファは通気性がよく年間を通して快適な手触りが続くほか、取り外して洗濯・交換できるものも多く、手入れが楽な点が大きなポイントである。
ただし、液体の汚れに弱く、ダニやほこりがたまりやすいといったデメリットもあるので注意が必要だ。
ただし、液体の汚れに弱く、ダニやほこりがたまりやすいといったデメリットもあるので注意が必要だ。
レザー
レザー素材のソファは、何といっても部屋の雰囲気をグレードアップさせてくれる高級感がポイントだ。液体の汚れに強く、サッと拭き取るだけでよい。経年変化による風合いの移り変わりも楽しめる。
ただし、通気性が悪く夏場は汗をかくとすべったり不快感があることや、乾燥や劣化などのケアが必要。価格もファブリック素材に比べて高い。
ただし、通気性が悪く夏場は汗をかくとすべったり不快感があることや、乾燥や劣化などのケアが必要。価格もファブリック素材に比べて高い。
4. 生活スタイルからソファを決めよう!
ソファの選び方の最後のステップは、自分が選んだソファと一緒に暮らしているイメージをしっかりと持てるかどうかだ。生活スタイルや一緒に暮らす家族のことを考えた選び方をすることで、より自分に合ったソファを選ぶことができる。
一人暮らし
一人暮らしの部屋には、1シーターから2シーター、ソファベッドがおすすめ。ソファに脚を上げてくつろぎたいなら2シーターを選ぼう。ソファベッドなら場所を取らず、ベッドとソファを切り替えることでワンルームの部屋にもメリハリがつく。
カップル・新婚夫婦の暮らし
カップルや夫婦などの二人暮らしには、2シーター以上のソファがおすすめ。二人でゆったり座るなら、2.5シーターを選ぶとよい。アームの幅がスリムなものを選ぶことで、座面幅が広くても場所をとらずスッキリさせることができる。
子供・ペットがいる暮らし
子供やペットがいるなら、カウチソファやシステムソファなど、大型で座面幅の広いものを選ぶとよい。撥水加工の素材を選んだり、カバーが取り替えられる種類を選ぶと汚してしまっても安心だ。子供の年齢やペットによっては転落する可能性があるため、ロータイプのソファを選ぶのもいいだろう。
結論
ソファの正しい選び方は、形や内部構造の種類・サイズ・ライフスタイルに合った選び方をしていくことで、失敗することなく納得のいくソファを選びやすくなる。ぜひご紹介した選び方を参考にして、数あるソファの中から自分に合ったソファを選んでほしい。