1. ドライヤーには寿命がある

ドライヤーが寿命を迎える理由は、メーカーや機種、使う頻度などさまざまな要因に依存する。そのためあくまでごく一般的な例だが、おおよそ3〜4年、時間で見ると1日5分使用して130〜140時間程度がドライヤーの寿命とされている。「稼働時間が長くなる=ドライヤーの寿命が縮む」と考えていいだろう。毎日使うわけではないという方のドライヤーは、もう少し寿命が長くなるかもしれないが、モーターの劣化により故障する可能性もあるため、3〜4年を目安に買い替えを検討してもいいのではないだろうか。
2. ドライヤーの症状で寿命が分かることも

ドライヤーの寿命が近づくと、それまでなかった症状が出ることもある。たとえば以下のような現象がみられた場合、ドライヤーの寿命が近いサインかもしれない。当てはまる症状があったら、使用を中止して買い替えを検討しよう。
本体やコードが熱を持つ
温風なら吹出口が熱を持つことはあるが、ハンドルやコードなどが熱を帯び始めたら、何らかの異常が発生している可能性が高い。
異音がする
モーターの劣化による異音の可能性がある。ドライヤーの寿命が近いと考えていいだろう。
焦げたニオイがする
吸込口や吹出口に溜まったホコリがヒーターの熱で焦げているだけの場合もあるが、モーター自体が熱を持って内部で焦げが生じている可能性もある。
マイナスイオンドライヤーからニオイがしなくなる
マイナスイオンドライヤーは、オゾン臭(生臭いニオイ)がするものだが、オゾン臭がしなくなったときは故障している可能性がある。
電源が入りにくい
オンにしても反応が遅い、弱いという場合は、何らかの原因でモーターが正常に稼働していない可能性がある。
3. ドライヤーの寿命が延びるコツとお手入れについて

ドライヤーの寿命が延びるコツ
- 本体を清潔に保つ
- 低湿度の場所に保管する
- コードに負荷がかからないようにする
ドライヤーを、洗面所など湿気が溜まりやすい場所にむき出しで保管していると、モーターの劣化が早まり寿命が縮む可能性がある。低湿度の場所で、ホコリが付着しにくい場所を選ぼう。
また、コードをドライヤーに巻き付けたり、プラグとコードの付け根部分が折れ曲がったりするような使い方をしていると、断線といったトラブルの元になる。寿命を縮めることになってしまうので、コードにはできるだけ負荷をかけない使い方をしよう。
すべてのドライヤーはいずれ寿命を迎えるものだが、少しでも寿命を延ばしたいなら適度なお手入れが欠かせない。メーカーや機種によってお手入れ方法は異なるが、一般的には次の方法でキレイにできる。
また、コードをドライヤーに巻き付けたり、プラグとコードの付け根部分が折れ曲がったりするような使い方をしていると、断線といったトラブルの元になる。寿命を縮めることになってしまうので、コードにはできるだけ負荷をかけない使い方をしよう。
すべてのドライヤーはいずれ寿命を迎えるものだが、少しでも寿命を延ばしたいなら適度なお手入れが欠かせない。メーカーや機種によってお手入れ方法は異なるが、一般的には次の方法でキレイにできる。
ドライヤーのお手入れ
プラグを抜いておこう。吸込口は、表面をティッシュで軽く拭いたあと、古い歯ブラシで汚れを落とし、最後に掃除機で吸い込む。吹出口は、プラグを挿して冷風を出しながら、ホコリや髪の毛などをかき出して冷風で飛ばすといった方法が基本だ。詳しいお手入れ方法は、ドライヤーの説明書にも書かれているはずなので読んでおこう。
4. 寿命がきたドライヤーの処分方法

残念ながら寿命を迎えたドライヤーは、処分しなければならない。寿命を全うしてくれたお礼も込めて、適切に処分しよう。
ドライヤーの処分方法は自治体により異なるが、「不燃ごみ」に分類しているケースが多い。不明な場合は自治体のホームページなどで確認しておこう。
あるいは、不用品回収業者に依頼する方法もある。寿命がきたドライヤーでも引き取り可能なことが多いので、ほかにも処分したいものがあるなら相談してみよう。
ただし、寿命で動かなくなったドライヤーに限らず、不用品回収業者に依頼する場合は、必ず自治体から「一般廃棄物処理業」の許可を受けている業者を選ぼう。産業廃棄物処理業や古物商の許可などでは、一般家庭から出る廃棄物を処分することはできないので注意したい(※1)。
結論
ドライヤーの寿命はおおよそ3〜4年と考えておこう。急に使えなくなると困るので、寿命がくる前にドライヤーの新品への買い替えを検討したい。日々のちょっとした心がけでドライヤーの寿命を延ばせる可能性もあるので、この機会に使い方や保管場所を見直してみよう。