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水道の元栓はどこ?止水栓との違いや開閉方法などを詳しく解説!

水道の元栓はどこ?止水栓との違いや開閉方法などを詳しく解説!

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年9月24日

水道にトラブルが発生したとき、元栓を閉めることが必要になるシーンはあるだろう。もしものときすぐ対処できるように、どこにあるのか、また開閉の方法を確認しておきたい。この記事では、元栓と止水栓の違いやそれぞれの開閉方法を解説する。よくある疑問への答えと併せてまとめたので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 水道の「元栓」と「止水栓」の違い

水道の元栓と止水栓は役割が異なる。基本的な知識として違いを確認しておこう。

元栓とは

水道の「元栓」とは、ご家庭に送られるすべての水の流れをコントロールするものだ。つまり、元栓を閉めればどの蛇口からも水が出なくなる。水道管から住宅に水を引き込む管の根本にあるのが一般的。水道局が管理しているもので、多くはメーターの横に設置されている。基本的に開閉する機会は少ないが、どこにあるか確認しておきたい。

止水栓とは

元栓に対して「止水栓」は、場所ごとの水の流れをコントロールするもの。水道設備にそれぞれ設置されている。たとえばトイレの水道、キッチンの水道、浴室の水道といった具合だ。トイレの止水栓のみを閉めた場合、キッチンや浴室などの水道は普通に使用できるため、元栓より開閉する機会が多い。ここで元栓を閉めてしまうと、すべての水が遮断されてしまうため気をつけよう。

2. 水道の元栓はどこにある?

開閉の方法を確認するまえに、水道の元栓がどこにあるか場所をチェックしておこう。戸建てと集合住宅、ビルに分けて紹介する。

戸建て

水道の元栓は、ほとんどがメーターの近くにある。戸建ての場合は、水道の元栓がメーターとともに地面に埋められていることが多い。青や黒、白などの金属製のふたが目印だ。設置場所は建物と水道管の間。水道局員が点検しやすいように、道路よりに設置しているケースが多い。庭の隅、駐車場の隅など敷地内のどこかにあるはずなので探しておこう。

マンションなどの集合住宅

マンションなどの集合住宅は、全戸数分のメーターや元栓をひとつずつ地面に埋めることが難しい。そのため、玄関のドア横などにある鉄扉(メーターボックス)に水道メーターと元栓が設置されていることがほとんどだ。お隣さんと玄関の位置が近い場合、念のため部屋番号を確認しておこう。

ただし、戸数が少ないアパートの場合は、駐車場などに埋められていることがある。建物によって実際の場所は異なるので、どこかわからないなら管理会社などに問い合わせてほしい。

オフィスなどのビル

建物によって場所が異なるので確認するのは難しい。閉めるとビル全体の水が止まるため、トラブル防止のため管理者が管理しているケースがほとんどだ。開閉する必要があるときは、どこにあるのか管理者に相談してみよう。

3. 水道の止水栓はどこにある?

止水栓はトイレやキッチン、浴室、洗面所にそれぞれ設置されている。止水栓より開閉する機会は多いので、どこにあるか場所を確認しておこう。

トイレ

タンクの横、もしくは床にあるケースが多い。トイレタンクから伸びるホースの先にあるのが一般的だ。便座の下にあるカバーに収納されているタイプもあるので、タンクの横や床にないときは確認してほしい。

キッチン

シンク下の扉を開けて確認。蛇口とつながる給水管の真ん中あたりに止水栓がある。奥のほうにあるので、見つからないときは収納しているものを取り出して探そう。

浴室

止水栓は蛇口と一体化しているタイプが一般的だ。お湯と水、2種類の給水管とつながっている混合水栓の場合は2箇所にある。水を止めたいときは両方の止水栓を閉めてほしい。

洗面所

蛇口の真下にある排水管に止水栓がある。基本的な仕組みはキッチンと同じだ。洗面台の下にある扉を開けて、奥を確認しよう。

4. 水道の元栓の開閉方法

水道の元栓は自分でも開閉が可能だ。万が一のときすぐ対処できるように、方法を確認してほしい。

レバー(ハンドル)操作で開閉できる

水道の元栓にはいくつかタイプがあるので、まず見分けることから始めよう。ハンドルやレバーを回すものが一般的だが、ドライバーやコインなどで開け閉めする内ネジ式のものもある。マンションなどレバーが2つあるタイプなら、両方を開閉してほしい。

地中に埋まっている元栓はまずフタを開けよう。レバーでの開閉の方法は時計回りで「閉める」、反時計回りで「開ける」だ。ひらがなの「の」の字は閉める、その逆は開くと覚えよう。ネジやボルトの開け閉めと同じだ。ドライバーやコインを使う場合も、回すという作業自体は変わらない。

念のためパイロットを確認する

パイロットは水道メーターの文字盤にある。水が流れているときにクルクル回り、止めると動かなくなる。元栓を開閉するときは一緒に確認しておこう。なお、元栓を止めてもパイロットが動く場合は、どこかで漏水している可能性が高い。水道料金があがってしまうので業者に漏水調査を依頼しよう。

レバー(ハンドル)が固くて回せないときの対処方法は?

水道の元栓が固くて回らないときは、モンキーレンチを使ってみよう。それでも固いときは、元栓にタオルなどを巻きつけてハンマーで軽く叩き、回す「きっかけ」を作ってみる。

ドライバーで開け閉めするタイプは、左右からマイナスのドライバーを差し込んで回す方法もあるが、破損などのリスクが高いためできれば控えたほうがいい。いずれを試しても回らないときは無理をせず、水道局に問い合わせることだ。

5. 水道の止水栓の開閉方法

水道の元栓と一緒に、止水栓の開閉方法もマスターしておきたい。タイプ別に基本的な手順を紹介しよう。

基本的な開閉方法は元栓と同じ

時計回りで「閉める」、反時計回りで「開ける」など、基本的な開閉方法は元栓と同じだ。ハンドルタイプと内ネジタイプに分かれるので、それぞれの違いをチェックしてほしい。

キッチンや洗面所、トイレに多いハンドルタイプは手で回せば開閉できる。一方でトイレや浴室などにある内ネジタイプには、マイナスドライバーなど平らな器具が必要だ。ネジに差し込んで回して開閉しよう。

6. 水道の元栓に関してよくある疑問

水道の元栓に関するよくある疑問をまとめた。困ったことがあればぜひ参考にしてほしい。

元栓を閉めるのはどんなとき?

水道の元栓を閉めるのは、止水栓から水漏れしてしまい、業者がすぐに来られないケースなどだろう。「1〜2時間かかる」などと言われた場合、その間ずっと水を垂れ流しておくわけにもいかない。床に流れた水を拭き取りながら、水道の元栓を閉じた状態で待とう。ただし、すべての蛇口から水が出なくなるため、そこは臨機応変に対応していただきたい。

元栓が複数ありどれが自宅のものか分からないときは?

集合住宅だと元栓が複数あることがある。間違って閉めてしまうと違う部屋の水道が止まるので、隣人にも迷惑をかけてしまう。まずは水道メーターで部屋番号を確認することが大事だ。

水道メーターに部屋番号が書かれた札がついていたり、フタの裏に書かれていたりすることが多い。部屋番号がどこにもない場合はパイロットで確認してみよう。自宅の蛇口を開閉して、パイロットが連動して動けば自宅の元栓というわけだ。

いったん閉めた元栓を開くときは全開でいい?

閉めた元栓を開けるときは、一度全開にしてから5分の1ほど戻そう。全開にするとレバーが固まりやすいため、次に閉めるとき動かなくなる可能性がある。開け方が足りないと、水道の圧力で内部の部品が破損したり、給湯器への水圧が不足したりするので注意。「全開にしてから少しだけ戻す」と覚えておこう。

元栓を勝手に閉めるのはよくない?

自宅の元栓と確認できるなら勝手に閉めても問題ない。ただし、集合住宅などで自宅の元栓であるか確認できないなら、まず管理会社に相談しよう。ガスメーターと併設しているケースだと、間違ってしまう可能性があるので、確実に判別できるときだけ閉めてほしい。

また、元栓が経年劣化していると閉めたときに破損する可能性がある。無理に開閉することで、水漏れが悪化するケースもあるだろう。モンキーレンチなど道具を使うのは避けて、水道局に相談するのがおすすめだ。

元栓で困ったときの問い合わせ先は水道局?業者?

元栓にトラブルが生じた場合、問い合わせ先は水道局になる。業者に連絡しても基本的には対応してもらえないと思っておこう。一方、止水栓のトラブルなら業者でOKだ。

7. 元栓と止水栓の開閉方法をマスターしておこう

水のトラブルが発生したときは、元栓や止水栓を閉めて対処しよう。元栓は水道の流れを止め、止水栓は水道設備ごとに水の流れを止めるのが役割だ。一部の水道設備に問題があるなら閉めるのは止水栓でいい。

しかし、止水栓から水漏れするなど、元栓から止めなければならないケースもある。止水栓と併せてどこの場所にあるのか、開閉方法などもチェックしておこう。時計回りで「閉める」、反時計回りで「開ける」など、基本的な開閉方法は元栓も止水栓も同じだ。

結論

元栓はご家庭で使用する水道の水を一括で制御できる。水道設備ごとの水を制御する止水栓との違いを確認しておこう。また、戸建てや集合住宅など、住宅の種類によって元栓の場所は異なる。開閉の方法と併せて、どこにあるかチェックしておくのがおすすめだ。集合住宅などで元栓が複数あるときの対処法や、問い合わせ先なども紹介したので、困ったときに役立ててほしい。
  • 公開日:

    2020年3月23日

  • 更新日:

    2021年9月24日

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