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防災対策をするなら今しかない!ご家庭で取り組むべき防災対策まとめ

防災対策をするなら今しかない!ご家庭で取り組むべき防災対策まとめ

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年2月15日

ご家庭での防災対策はお済みだろうか?災害時にどれほど強く「防災対策の重要性」を再認識したとしても、ときが経つと忘れてしまうことがある。ご家庭における防災対策のポイントや、今日からできる防災対策をまとめたので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. ご家庭で取り組むべき防災対策とは?

大切な人やものを失ってからでは遅い。防災対策は何ごともない「今」だからこそ、すべきものだろう。

だが、防災対策とは意外と幅広く「なにを」「どこから」「どの程度」すべきなのか迷ってしまう方も多いだろう。そこでまずは、ご家庭で取り組んでおきたい防災対策のポイントをまとめたので確認してほしい。

家具の置き方の工夫

とくに大きな地震の際は、家具が倒れてきて下敷きになってしまう、ガラスが割れて足を切ってしまう、倒れ込んだ家具が避難経路をふさいでしまうといったケースが想定される。次の防災対策を施しておこう。

・家具を固定する
・子ども部屋にはできるだけ家具を置かない(置いても背の低い家具にとどめる)
・出入り口付近の家具はふさがないように置き方を工夫する
・すぐに手が届く場所にヘルメット、懐中電灯、スリッパ、ホイッスルなどを置いておく

食料・飲料水の備蓄

食料や飲料水などは、どれくらい備蓄しておけば「安心」という基準がない。だが、一般的な防災対策では最低3日分、できれば7日分の備蓄が望ましいとされる。必ずそろえておきたいのが、次のようなものだ。

・水(1日3L×人数分×7日分)
・食料(乾パン、アルファ米、ビスケット、チョコレートなど)
・生活必需品(トイレットペーパー、ティッシュ、マッチ、ライター、ろうそく、カセットコンロなど)

バッグの準備

避難所などに緊急避難することを想定し、持ち出しバッグを準備しておくことも大切だ。持ち運べる量が限られているため、中身は厳選しなければならない。

一般的な防災対策としては、次のようなものが推奨される。なお、現金は公衆電話を利用するケースもあるため10円玉を多めに用意しておこう。

・飲料水(ペットボトル3本など)
・食料(カップ麺、ビスケット、チョコレートなど)
・貴重品(現金、通帳、印鑑、保険証、保険証券、そのほか権利書など)
・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、いつも服用している薬など)
・防災用品(ヘルメット、軍手、マスク、防災ずきんなど)
・情報収集のためのアイテム(モバイルバッテリー、携帯ラジオ、乾電池など)
・衣類、暑さ寒さ対策(上着、毛布、下着、靴下、タオル、カイロ、解熱シートなど)
・その他(懐中電灯、ウェットティッシュ、簡易トイレ、洗面用具など)

これらをご家族で上手に分けよう。また、赤ちゃんがいるご家庭なら紙オムツや粉ミルク、哺乳瓶なども備えておくと安心だ。一人暮らしの方はさらに絞り込むことになってしまうが、バランスよく詰め込めるように工夫してほしい。

安否確認の手段とやり方

ご家族がバラバラになってしまう可能性もある。それに、ご家族と離れて一人暮らしをされている方などは、お互いに安否が心配になるはずだ。局番なしの「171」は、NTTが提供している災害用の伝言ダイヤルになっている。

同じように「docomo」「au」「ソフトバンク」といった大手携帯キャリアでも、それぞれ災害時の伝言サービスを提供している。今のうちにどのシステムを利用するか決めておき、使い方も覚えておこう。

避難場所と避難経路の確認

防災対策は「もの」だけではない。いざ緊急避難をしようにも、どこへ行けばいいかわからないのでは、身が危険にさらされてしまう可能性がある。お住まいの地域の避難場所を確認しておくとともに、そこまでの避難経路を下見しておくことも、立派な防災対策のひとつだ。

2. 防災対策は情報収集が重要になる

もうひとつ、防災対策で重要なのが情報収集。たとえば首相官邸(※1)のように、サイトで防災対策に関する情報を発信している場合がある。同じように、首相官邸や消防庁、自衛隊、内閣府、気象庁などはツイッター(Twitter)を使って情報発信を行っている。

情報の取捨選択は必要になるが、リアルタイムにさまざまな情報が得られるのは、災害時に非常にありがたいものだ。防災対策の一環として、ぜひこうしたアカウントをフォローしておくこともおすすめしたい。

自治体の情報も重要

あわせて、お住まいの自治体のホームページも確認してみよう。たとえば神奈川県川崎市(※2)では、市が取り組んでいる防災対策を公開している。そこには「応急給水地点」「帰宅困難者対策」といった情報も掲載されている。

このように、各自治体も防災対策を公開しているケースが多い。とくに応急給水地点などは、知っているのと知らないのとでは大きな差がある。ぜひ情報収集を積極的に行おう。

3. 今日からできる!ご家庭の防災対策

最後に、今日から取り組める防災対策をお伝えしよう。もちろん、ここまで紹介した防災対策もすぐに始めることができるものばかりだが、その中でも取りかかりやすいのは次のようなことだ。

食料・飲料水の備蓄を始める

冒頭でお伝えした食料や飲料水、そのほか生活必需品などのアイテムを、少しずつでも構わないのでそろえ始めよう。

家具や建具に安全対策を施しておく

【タンス】
床側をストッパーで固定し、天井側はつっぱり棒タイプのアイテムで固定する。上下など二段に分かれているタンスは連結させておこう。

【本棚】
天板をL字金具などで壁に固定する。また、重い書籍は下の棚へ移動させておく。本の飛び出しを防ぐため、ベルトなどを取り付けるのもおすすめだ。

【テレビ】
粘着マットの上に置いてずり落ちなどを防ぐ。裏面と壁をワイヤーなどでつないで固定し、転倒を防ぐのもいいだろう。

【窓】
飛散防止用のフィルムを貼り付ける。賃貸の方は難しいかもしれないが、強化ガラスに取り替えるといった方法もある。

SNSやアプリを活用する

ツイッターなどSNSの使用は個人の自由だ。個人情報の流出といったリスクもゼロではない。そのため強制するものではないが、首相官邸などの公式アカウントのみをフォローするだけでも、利用を検討してみてはいかがだろうか?

同じように、Yahoo!防災速報をはじめ防災情報関連のアプリも多数登場している。やはり個人の自由ではあるが、災害時の情報収集は防災対策と同じくらい重要になる。必要に応じて利用を検討しよう。

結論

「なにを」「どこから」「どの程度」防災対策すればよいか迷っている方は、ぜひこうしたところから取り組み始めよう。もちろん、ご家庭によって必要なものなどは変わってくる。防災対策を始めるにあたって、まずはご家族で話し合うことも大切だ。

参考文献

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  • 公開日:

    2020年3月29日

  • 更新日:

    2021年2月15日

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