1. OPP袋とは?特徴やCPP袋との違いなど基礎知識まとめ
身近なところでは、ラッピングやDMの封筒などに用いられている袋がOPP袋だ。OPPとは「Oriented Polypropylene」を略したもので、日本では「2軸延伸ポリプロピレン」など訳される。つまりOPP袋は「ポリプロピレン(樹脂)に手を加えて袋状にしたもの」ということになる。
OPP袋の特徴
OPP袋は、伸縮性こそほとんどないものの、その高い透明度と光沢、コシのあるパリッとした質感などで人気の製品だ。防湿性や耐水性に優れており、湿度が高い環境下などでも安定して使える。印刷インクの発光のよさなどから、商品の包装にも好んで用いられる。
高品質なうえ1枚1〜2円ほどと非常に安価なことから、フィルム業界でも「OPP以上に安くて高品質なフィルムは開発しようがない」と言われているほどだ。
ただし、OPP袋には欠点もある。それは「裂けやすい」という点である。
OPPは、もともとポリプロピレンを引き伸ばして透明のフィルム状にしているため、OPP自体に伸縮性はない。だが袋状にする際は、OPPを接合させる必要がある。一般的なOPP袋で言えば両サイドに当たる。
その、OPPフィルム同士の接合部分がどうしても裂けやすいのだ。ほんの少しでも「ノッチ(切り込み)」が入ると、途端にサーッと避けてしまう。
高品質なうえ1枚1〜2円ほどと非常に安価なことから、フィルム業界でも「OPP以上に安くて高品質なフィルムは開発しようがない」と言われているほどだ。
ただし、OPP袋には欠点もある。それは「裂けやすい」という点である。
OPPは、もともとポリプロピレンを引き伸ばして透明のフィルム状にしているため、OPP自体に伸縮性はない。だが袋状にする際は、OPPを接合させる必要がある。一般的なOPP袋で言えば両サイドに当たる。
その、OPPフィルム同士の接合部分がどうしても裂けやすいのだ。ほんの少しでも「ノッチ(切り込み)」が入ると、途端にサーッと避けてしまう。
CPP袋との違いは?
OPP袋と似た製品でCPP袋がある。簡単に違いを説明しよう。
CPPとは「Cast Polypropylene」の略で、日本では「無延伸ポリプロピレン」と訳される。OPPで作られた袋と比べると、CPPの袋のほうが透明度はやや低い。また、OPP袋のようなコシやパリッとした質感はない。
ただし伸縮性があり、手で引っ張ると若干だが伸びる。またOPP袋のように接合部分が裂けやすいといったこともない。そのため、CPP袋はカタログなどある程度厚みがあるものを包装するのに向いている。
同じポリプロピレンが原料だが、OPP袋とCPP袋にはこのような違いがあると覚えておこう。
CPPとは「Cast Polypropylene」の略で、日本では「無延伸ポリプロピレン」と訳される。OPPで作られた袋と比べると、CPPの袋のほうが透明度はやや低い。また、OPP袋のようなコシやパリッとした質感はない。
ただし伸縮性があり、手で引っ張ると若干だが伸びる。またOPP袋のように接合部分が裂けやすいといったこともない。そのため、CPP袋はカタログなどある程度厚みがあるものを包装するのに向いている。
同じポリプロピレンが原料だが、OPP袋とCPP袋にはこのような違いがあると覚えておこう。
2. テープ付きからヘッダー付きまで!OPP袋の幅広い用途
OPP袋は、具体的にどういった用途に向いているのかを見ていこう。
意外に幅広い!OPP袋の用途
- DMや絵葉書(ポストカード)などの包装
- シャツやバッグなどアパレル製品や周辺アイテムの包装
- ゲーム、CD、DVDなどの包装
- ハンカチ、タオル、靴下など繊維製品の包装
- アクセサリー、小物などの包装
- そのほか贈り物、販促物、文具、詰め合わせなどの包装
上記は一例だが、OPP袋はこのように包装用としてさまざまなアイテムに幅広く用いられている。フリマアプリを利用される方などは、商品の包装にOPP袋を用いたことがあるのではないだろうか?
なおOPP袋には「ヘッダー付き」「テープ付き」などがある。
たとえば100均で陳列されている小物、ポストカードなどは、穴のあいたヘッダー付きのOPP袋が使われていることが多い。一方、DMやポストカード、アパレル製品などの多くはテープ付きのOPP袋が主流だ。
OPPには光沢があるため、袋の中に入れた商品が輝いて見えるという点も、OPP袋が好まれる理由かもしれない。
なおOPP袋には「ヘッダー付き」「テープ付き」などがある。
たとえば100均で陳列されている小物、ポストカードなどは、穴のあいたヘッダー付きのOPP袋が使われていることが多い。一方、DMやポストカード、アパレル製品などの多くはテープ付きのOPP袋が主流だ。
OPPには光沢があるため、袋の中に入れた商品が輝いて見えるという点も、OPP袋が好まれる理由かもしれない。
3. OPP袋はどこで購入できる?
OPP袋は、商品の包装はもちろんだが一般のご家庭にもおすすめできる。たとえばホコリから守りたいアイテム、大切に保管しておきたいDMや冊子、書類、小物などをOPP袋に入れておくといった使い方だ。
OPP袋はどこで買える?
では、OPP袋はどこで手に入るのだろうか?店舗によって取り扱いの有無が異なるかもしれないが、ダイソー、セリア、キャンドゥといった100均で手に入ることもある。あるいはネットショップなどでも簡単に手に入れることができる。購入の際は、OPP袋とCPP袋を間違えないように気をつけよう。
またOPP袋にもサイズや種類がある。封筒サイズなのか書籍やパンフレットサイズなのか、ヘッダー付きなのかテープ付きなのかなど、いろいろなOPP袋がラインナップされているので、購入する前に確認しておこう。
またOPP袋にもサイズや種類がある。封筒サイズなのか書籍やパンフレットサイズなのか、ヘッダー付きなのかテープ付きなのかなど、いろいろなOPP袋がラインナップされているので、購入する前に確認しておこう。
結論
OPPはツヤやコシがあり、防湿性・耐水性に優れている。引っ張りにも強く、幅広い用途に使える優秀な素材だ。それを袋状にしたものがOPP袋であり、身の回りのさまざまなアイテムの包装に使われている。ただし接合部分は避けやすいので、厚みがあるアイテムを包装する際は気をつけたほうがいいだろう。