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備えるべき防災用品とは?災害への心構えや準備するときのポイントも

備えるべき防災用品とは?災害への心構えや準備するときのポイントも

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年7月12日

「災害への備え」が重要であることは、皆さん十分ご存知のはずだ。だが、備えると言っても具体的に何を備えればよいのか、どういったポイントを押さえておけばいいのかなど、迷ってしまうこともある。備えるべき防災用品や、災害への心構えなどをお伝えしていく。

  

1. 災害に備えて防災用品を準備することの重要性

災害の種類や規模などにもよるが、「電気」「ガス」「水道」などのライフラインがいとも簡単に停止してしまうことも少なくない。食べ物や飲み物をはじめ、防災用品の備えがなければ厳しい環境に身を置くことになるだろう。

備えの重要性を改めて確認しよう。

災害は「いつ」発生するか分からない

災害、とりわけ自然が相手の災害は人間にはどうにもできない。だが防災用品などの備えがあることで、被害の程度を少しでも軽減させることはできるはずだ。

いつ発生するか分からないからこそ、今、思い立ったタイミングで少しでも防災用品などの備えを充実させておきたい。

ご家族との「取り決め」も大切

備えとは、防災用品などのアイテムばかりではない。

たとえば「ご家族の連絡先」はご存知だろうか?SNSのアカウントは知っていても電話番号は知らない、電話番号が変わったのに教えあっていない、という方は忘れずに聞いておこう。

あわせて、避難所の場所や避難経路、ハザードマップなどの確認や、災害に備えて連絡手段を確認しておくことも大切だ。「171災害用伝言ダイヤル」の使い方を覚えておくと、いざというときの安否確認に役立つだろう。

2. 災害に備えて防災用品を準備するときのポイント

いざ、災害に備えて防災用品を揃えるとしたら、どこに着目すればよいのだろうか。災害の種類、規模、予想される避難生活(自宅or避難所など)、支援物資が到着するまでの日数などさまざまなことを想定すると、いくら防災用品を備えても備え足りない。

それに、アレもコレもと揃えてしまうと、家の中がモノで溢れて生活スペースを圧迫しかねない。また、いざ持ち出そうと思ったときに、何を持ち出せばよいか分からなくなってしまうだろう。

そこで、ムリなく備蓄をしていくコツや、防災用品を備えておくときのポイントなどをお伝えする。

ムリなく備蓄するコツは「ローリングストック」

食料や飲料水、日用品といった防災用品を日頃からある程度ストックしておき、賞味期限(消費期限)が近づいてきたモノから消費して買い足す、という備え方だ。ムダにすることがないので、効率よく、かつムリなく備蓄していける。

防災用品を備えるときのポイント

・食料や飲料水は最低3日、できれば7日分を備えておく
・家族構成、地域の特性などに合わせて、防災用品を揃える
・「防災の日」などに防災用品をチェックし、要否を判断する
・避難所に持ち出す防災用品は玄関または寝室などすぐに手の届くところに備える

食料や飲料水といった防災用品は「最低3日」と言われているが、被害の程度によっては支援物資が届くまでにさらに時間がかかる可能性もある。できれば7日は備えておきたい。

また、小さな子どもがいる、妊婦さんがいる、高齢者の方や介護を必要とする方がいる、など家族構成や状況によって備えるべきものが変わってくる。日頃から「コレが必要になりそうだ」と気づいたときにメモをする習慣を身につけておこう。

そして意外と見落としがちなのだが、防災用品はタイミングによって必要なモノが変わることもあれば、使用期限が限られているモノもある。

・1月17日(防災とボランティアの日)
・1月15日〜21日(防災とボランティア週間)
・9月1日(防災の日)
・8月30日〜9月5日(防災週間)

こうしたタイミングで中身を確認し、必要であれば入れ替えなどしておこう。

そのほかに備えたいこと

・家具を固定して転倒を防止する
・政府の公式ツイッターアカウントなどをフォローしておく

家具の転倒は避難経路を塞いだり、押しつぶされたりするリスクがある。大きな家具、背の高い家具、動きやすい家具、中身が飛び出しそうな家具などは固定して、転倒を未然に防ごう。

3. 備えておきたい防災用品のリスト

最後に、備えておきたい防災用品をリスト形式でまとめたので一緒に確認していこう。ただしご家庭によって、あるいは個人によっても備えるべき防災用品が微妙に異なる。ここで紹介しているのはあくまで基本的な防災用品なので、それ以外にも各々で必要なモノを備えておいてほしい。

自宅で避難する場合

□水1日3L×人数×7日分(飲料水以外の水も含む)
□食料(パックご飯、アルファ米、乾パン、チョコ、即席麺、レトルト食品、缶詰など)
□簡易トイレ
□ウェットティッシュ
□紙皿、紙コップ
□食品用ラップ
□懐中電灯
□乾電池式のラジオ
□交換用の電池
□モバイルバッテリー(ソーラー充電タイプもあれば)
□カセットコンロとガスボンベ(1週間で1人約6本) など

少なくともこれらを備えておくとよいだろう。

避難所で避難する場合

□現金(10円玉を多めに)、通帳、保険証、印鑑
□歯ブラシ、マウスウォッシュ
□入れ歯、洗浄剤、洗浄容器
□メガネ、コンタクトレンズ、洗浄剤、洗浄容器
□携帯トイレ、ティッシュ、生理用品
□ゴミ袋
□雨具
□カイロ、厚手の手袋(冬場)
□うちわ、ひんやりシート(夏場)
□タオル
□常備薬 など

ご家庭に備えたいモノのほか、持ち出し用にこれらを備えておこう。

小さな子どもや高齢の方がいる場合

□粉ミルク、哺乳瓶、レトルト離乳食、紙おむつ
□栄養補助食品
□大人用紙おむつ
□レトルト介護食品
□杖
□筆談用具
□常用薬(いつも服用している薬) など

ご家庭状態に応じて、こうしたアイテムを防災用品に加えておこう。

結論

備えの重要性を再認識し、できるだけ速やかに防災用品などのアイテムを備えておこう。ただし、災害が発生したら、まずは何よりも身を守ることを優先してほしい。防災用品を備えることも大切だが、「命」より大切であり優先すべきものはない。
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  • 公開日:

    2020年4月30日

  • 更新日:

    2021年7月12日

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