1. カメムシ対策は生態や特徴を知ることが大切
カメムシは、真冬の時期をのぞいてほぼ年間を通して見られる。駆除といった対策自体は難しくはないものの、やっかいなのが刺激を受けたときに発せられるあの「超強烈な悪臭」だ。
洗濯物や手、指などににおいがつくと簡単には取れず、ただただ不快感だけが続く。カメムシ対策を考えている方は、ぜひ生態を覚えておこう。
洗濯物や手、指などににおいがつくと簡単には取れず、ただただ不快感だけが続く。カメムシ対策を考えている方は、ぜひ生態を覚えておこう。
刺激やストレスを受けると悪臭を放つ
カメムシ対策で重要なことは、とにかく「刺激を与えない」こと。叩くのはもちろん、掃除機などで吸い込んだときも、においが残ってしまうことがあるので注意してほしい。
白色と適度な温度を好む
カメムシは白色と適度な温度が好きな虫だ。分かりやすく言えば、晴れた日に白いTシャツを干しているとカメムシが飛んでくる可能性が高い。洗濯物のカメムシ対策をするなら白色と温度を好むことに着目しよう。
幅広い農作物や植物も好む
・野菜類(なす、ピーマンなど)
・豆類(大豆、枝豆など)
・果物類(りんご、なし、柿など)
・柑橘類(レモン、みかんなど)
一例だが、カメムシはこうした農作物や植物を吸汁する、非常に広食性の虫でもある。ベランダなどで栽培している方は、カメムシ対策を重点的に行ったほうがいいだろう。
・豆類(大豆、枝豆など)
・果物類(りんご、なし、柿など)
・柑橘類(レモン、みかんなど)
一例だが、カメムシはこうした農作物や植物を吸汁する、非常に広食性の虫でもある。ベランダなどで栽培している方は、カメムシ対策を重点的に行ったほうがいいだろう。
2. カメムシ対策【洗濯物・植物・家の中】
具体的に、どういったカメムシ対策を施せばよいのかを見ていこう。ここでは、洗濯物と植物、家の中に分けて解説する。
洗濯物のカメムシ対策
洗濯物にとまっているカメムシに刺激を与えると、悪臭を発してしまう。そのため、瞬殺がもっとも効果的な対策になる。洗濯物に薬剤が染み込まないよう、冷却成分で仕留められるスプレーを備えておこう。カメムシを寄せ付けないための対策なら、忌避剤を置いておく方法がいいだろう。
植物のカメムシ対策
家庭菜園で育てている植物などにカメムシがついてしまったら、カメムシに効果がある農薬を使った対策がおすすめ。ただし、その際は必ず用法用量を正しく守り、安全に使用してほしい。あわせて忌避剤を置いておく、こまめに除草するといった対策を施し、カメムシが寄り付きにくい(産卵しにくい)環境を作ろう。
家の中のカメムシ対策
家の中でカメムシを見かけても刺激を与えてはいけない。冷却成分または殺虫成分のあるスプレーで駆除しよう。大量発生しているときは燻煙剤を使う対策も検討しよう。また、カメムシはわずか2mmほどの隙間があれば家の中に侵入できると言われている。隙間をしっかりテープなどでふさいだり、網戸や窓に忌避剤を吹きつけたりして侵入対策を講じよう。
3. カメムシのニオイ対策も覚えておこう
最後にお伝えするのは、カメムシのにおいが移ってしまったときの対策(対処法)だ。一刻も早く嫌なにおいを取るためにも、次の対策を試してほしい。
手や指についたにおい対策
手などにカメムシのにおいがついたときは、オリーブオイルを数滴たらし、よく擦ってから石鹸で洗い流そう。もしくは中性洗剤(食器用など)で擦ってから石鹸で洗い流してもいい。
洗濯物についたにおい対策
洗濯物についたカメムシのにおいの多くは、界面活性剤を含む洗剤で再度洗い直せば落ちるはずだ。あるいは、洗濯が面倒ならスチームアイロンやドライヤーを当てて、熱でにおい成分を飛ばす方法もある。
家の中に残ってしまったにおい対策
換気をしながら(もちろん隙間はふさぎつつ)、柑橘系の消臭成分が含まれるスプレーを散布しよう。即効性のある対策とはならないが、徐々ににおいが減っていくはずだ。
結論
カメムシ対策のコツは刺激を与えないことだ。叩く、潰す、掃除機で吸い込むといった方法はできるだけ避けよう。また、カメムシは9月頃になるととくに多く見られるようになる。忌避剤などの準備はそれまでに済ませて、早めに対策しておこう。