目次
1. 二つ穴・四つ穴ボタンの種類と特徴

私たちにとって一番身近なボタンといえば「二つ穴ボタン・四つ穴ボタン」だろう。どちらかの種類を使用している服は多く、クローゼットを見渡してみればひとつは目に入るはずだ。では、それぞれの種類の特徴と使い道を見てみよう。
二つ穴ボタンの特徴と使い道
二つ穴ボタンは名前のとおり2つの穴があいたボタンだ。生地と繋がっている部分が少ないため、留めたり外したりがスムーズにできる。そのため、シャツなどの着脱が多い服に使用されるケースが多い。よく見かけるのはプラスチック製だが、角度によって色が変わる貝製やアンティークな雰囲気のでる木製など、さまざまな素材が使用される。
四つ穴ボタンの特徴と使い道
四つ穴ボタンは二つ穴ボタンと同じ種類だが、あいている穴の数が違う。4つの穴で生地と繋がるため、留めたり外したりのしやすさは二つ穴に劣る。しかし、しっかりと固定されており強度があるためコートなど厚手の服には最適だ。
こちらの素材もプラスチック製から木製まで幅広い。また、穴が4つあることで、ボタンの付け方にも種類が生まれる。取り付け方によって正面から見たときに糸がクロスや四角、二本線などの模様になる。デザインにオリジナリティが出せるのもメリットだ。
こちらの素材もプラスチック製から木製まで幅広い。また、穴が4つあることで、ボタンの付け方にも種類が生まれる。取り付け方によって正面から見たときに糸がクロスや四角、二本線などの模様になる。デザインにオリジナリティが出せるのもメリットだ。
2. 足つきボタンの種類と特徴

足つきボタンは表面に糸が見えず、裏面に糸を通す足の付いた種類のボタンだ。表面部分の面積が広いため柄などの装飾が施されているものが多く、おしゃれ着によく使用される。足が付いていれば「足つきボタン」と分類されるため、素材の種類も豊富だ。
裏側の足の部分はボタンと衣服の間にスペースを作るための「糸足」の役割を果たす。糸足を作る必要がないので、ほかの種類のボタンよりも取り付けが簡単だ。
裏側の足の部分はボタンと衣服の間にスペースを作るための「糸足」の役割を果たす。糸足を作る必要がないので、ほかの種類のボタンよりも取り付けが簡単だ。
3. くるみボタンの種類と特徴

足つきボタンの表面を布などで包んだものをくるみボタンと呼ぶ。分類すると足つきボタンと同じ種類になる。こちらもおしゃれ着などに使用されることが多い。最近では雑貨などにもよく使われる。
布などで包むため比較的サイズの大きい種類のボタンで、ひとつあたりの重さも重くなる。このような種類のボタンはしっかりと取り付けなければ、糸がボタンの重さに負けて緩んでくるため注意が必要だ。
布などで包むため比較的サイズの大きい種類のボタンで、ひとつあたりの重さも重くなる。このような種類のボタンはしっかりと取り付けなければ、糸がボタンの重さに負けて緩んでくるため注意が必要だ。
4. スナップボタンの種類と特徴

スナップボタンは2つのパーツを別々の場所に付けて、パチンと留めて使う種類のボタンだ。スナップボタンは赤ちゃんの服からスキーウエアなどアウトドア系の服まで幅広く使われている。このボタンの特徴は、取り付ける生地によってボタンの種類と取り付け方が違う点である。
金具を縫い付けるタイプや、打ち具を使って布に穴をあけて留めるタイプ、専用の器具を使って留めるタイプなどその種類はさまざまである。どれを使うかはボタンを付ける生地の厚さによって異なるため、商品はよく確認して購入しよう。
金具を縫い付けるタイプや、打ち具を使って布に穴をあけて留めるタイプ、専用の器具を使って留めるタイプなどその種類はさまざまである。どれを使うかはボタンを付ける生地の厚さによって異なるため、商品はよく確認して購入しよう。
5. トグルボタンの種類と特徴

トグルボタンは今まで紹介したものとは少し違う種類のボタンで、ダッフルコートなどに使われている。トグルは「留め木」という意味で、さまざまなかたちをした留め具が特徴的だ。コート以外ではあまり見かけることのない種類のボタンだが、装飾の意味合いが大きいため留め外しがしやすく拘束感が少ない。
6. マグネットホックの種類と特徴

マグネットホックは磁石を使った種類のボタンだ。凹凸の2つのパーツに分かれており、近づけると磁石が反応しパチンと留まる仕組みになっている。
ほかの種類のボタンと異なり、取り付けに糸を使わず、設置したい場所に穴をあけて専用のパーツで固定する。ボタンの中では留め外しがしやすい種類だが、磁石が付いているため服に使われることはほとんどなく、主に鞄や財布などで使用される。
ほかの種類のボタンと異なり、取り付けに糸を使わず、設置したい場所に穴をあけて専用のパーツで固定する。ボタンの中では留め外しがしやすい種類だが、磁石が付いているため服に使われることはほとんどなく、主に鞄や財布などで使用される。
結論
今回はさまざまなボタンの種類や使い道を紹介した。身近にある二つ穴ボタン・四つ穴ボタンをはじめ、あまり馴染みのないボタンもあっただろう。ボタンはサイズこそ小さいが、服のデザインを左右する重要なパーツである。ボタンを付け替えるときには生地や用途に合わせたものを選ぼう。また、お気に入りの服のボタンを取り替えて世界にひとつだけの服を作るのもおすすめだ。