目次
- 1. スニーカーの寿命は何年なのか?
- 2. 今のスニーカーはもう寿命?捨てるかどうかの判断基準
- 3. 寿命を迎えたスニーカーを履き続けるリスク
- 4. スニーカーを長持ちさせるコツは?寿命を縮めないためにできること
- 5. スニーカーのかかとがすり減ったときの対処方法
- 6. 残念ながら寿命を迎えたスニーカーの処分方法は?
- 破れ、欠損などが見られる
- お手入れをしても落ちないようなひどい汚れがある
- 保湿するなどしても改善しないほどヘタッている
- どう頑張っても臭いが取れない
- 靴底が大きくすり減っている
- 底が抜けるようになった
- 小石などがよく入るようになった
- 雨の日に履くと靴底から水が染み込んでくるようになった など
1. スニーカーの寿命は何年なのか?

スニーカーの寿命=買い替えたほうがよいタイミングは具体的に何年くらいなのだろうか?当然ケースバイケースではあるが、ひとつの目安があるので解説しよう。
スニーカーの平均寿命は3〜5年
スニーカーの寿命は一般的に3〜5年程度といわれている。ただし各パーツで寿命に差があるようだ。たとえば傷みがわかりやすいのがソールだろう。アウトソールが完全にすり減り、その内側のミッドソールと呼ばれる部分が露出してきたら、完全に寿命を迎えたと考えてよい。
毎日履く場合や、スニーカーの耐久性でも寿命が変わる
3〜5年はあくまで一般的にいわれている平均寿命だ。当然ながら同じスニーカーでも、毎日履いた場合と月1回しか履かない場合とでは寿命が変わってくる。また毎日履いても近所のコンビニへ行く程度なのと、週2〜3回しか履かないが毎回長距離を歩くといった場合でも寿命は変わるだろう。ちなみに毎日履いた場合は1.5年程度が平均寿命と考えられている。
靴紐を結んだままだと内装の寿命を縮めることがある
靴紐をほどかずに履き続けると、靴の腰裏や履き口、スニーカーのライニング(アッパーの内側)といった内装の寿命を縮めることがある。メーカーで異なるが合皮やメッシュ、レザーなどの素材で作られている部分で内装が傷んだ場合は、張り替え修理もできるので覚えておこう。
2. 今のスニーカーはもう寿命?捨てるかどうかの判断基準

いま履いているスニーカーはもう寿命を迎えてしまったのだろうか?捨てたほうがよいのだろうか?そんな微妙なタイミングもあるだろう。たとえば、スニーカーを捨てるかどうか迷ったら、次のようなポイントを基準に考えてみてはいかがだろうか。
スニーカーの寿命を見極める判断基準
このような症状が見られるようになったら、スニーカーが寿命を迎えた、もしくは寿命が近いサインと考えてよいだろう。もちろん大切なスニーカーであればリソールなど修理する手もあるが、そうでないスニーカーであれば買い替えを検討しよう。
3. 寿命を迎えたスニーカーを履き続けるリスク

「まだ履けるから大丈夫だろう」と思うこともあるかもしれない。だがやはり消耗品である以上、寿命がきたら速やかに買い替えることをおすすめしたい。寿命を迎えたスニーカーを履き続けた場合のリスクについて考えてみよう。
ケガや水濡れなどさまざまなリスクやストレスの元になる
ミッドソールが露出するほどすり減った状態=寿命を迎えた状態のスニーカーを履き続けることにより、釘やガラス片などを踏んだときに深くまで突き刺さる危険性が高まる。小石が靴の中に頻繁に入るようになったり、少しの雨でも濡れてしまうなどストレスにもなるだろう。歩くときの身体のバランスが崩れた状態で長期間歩き続ければ、歪みを招く要因ともなりかねない。やはりスニーカーは寿命を適切に見極めて買い替えることが大切だ。
寿命を迎えたスニーカーは「ファッション」的にもNG
泥はねや油汚れなど、洗剤で洗っても落ちない汚れがついたスニーカー、全体が黒ずんでいるスニーカーなどは、せっかくオシャレな服を着ていても汚れが目立つなど、ファッション的にNGだ。「足元を見られる」という言葉があるように、靴で人を判断されることは意外と多い。こうしたことからも、寿命を迎えたスニーカーは速やかに買い替えよう。
4. スニーカーを長持ちさせるコツは?寿命を縮めないためにできること

お気に入りのスニーカーはできる限り長く履き続けたいものだ。しかしながら消耗品であるゆえいずれは劣化し寿命を迎える。そうかといって「履かない」という選択肢はコレクターなどでない限りありえないだろう。では、スニーカーの寿命を無駄に縮めてしまわないためにできることとはなんだろうか?
脱ぎ履きの際は靴紐を結んだままにしない
スニーカーを脱ぐときは靴紐を解いてからにしよう。次回履くときに足を入れてから結ぶようにする。結んだ状態で脱ぎ履きすると傷みや型崩れなどを招き、結果として寿命を縮める要因となってしまうことがある。これをするかしないかでスニーカーの内装のダメージ具合も変わる。
2〜3足用意してローテーションで履く
当然ながら着用頻度が高ければその分だけ早く寿命を迎えることになる。そのためお気に入りのスニーカーを2〜3足用意し、ローテーションして履くといった方法もある。1足しかない場合に比べて、単純計算で寿命が3倍になるということだ。
雨の日に履くスニーカーや長靴を決めておく
お気に入りのスニーカーしか所有していないという方は、雨の日にもそのお気に入りを履かなければならなくなる。水を吸ったり泥がはねたりすれば劣化を早めかねないため、雨の日用に汚れてもOKなスニーカーもしくは長靴を用意しておくのがおすすめだ。
適切にお手入れをする
雨に濡れたときの水分や湿気はもちろん、汗などもスニーカーの劣化を招く要因となる。靴箱に戻す前に雨水や泥、汗などの水分を拭き取る(飛ばしておく)ことが大切だ。丸一日、風通しのよい室内で乾燥させてから靴箱へ収納するなどしよう。あわせてブラシなどでほこりや泥汚れなどを落としておくこともおすすめする。
スニーカーの寿命を延ばすには歩き方も重要
お気に入りのスニーカーを少しでも長く履き続けるためには、歩き方も大切だ。かかと体重の方はかかとのすり減りが早くなり、穴があいて小石が入り込むといった状態になりやすい。かかとから着地して足の指で地面を蹴るような歩き方を意識しよう。正しい歩き方をするためには、自分のサイズに合うスニーカーを選ぶことも大切である。
5. スニーカーのかかとがすり減ったときの対処方法

たとえ正しい歩き方をしていても、2〜3足用意してローテーション制にしていても、スニーカーを長く履いていればすり減りが発生する。その場合の対処方法をお伝えしておこう。
リソールなどの修理に出す
寿命かどうかに関わらず、スニーカーのかかとがすり減ってきたらまずは修理に出そう。いわゆるリソールだ。とりわけ高価なスニーカーは特殊な素材が使われていたり、複雑な作りをしていたりすることがある。素人がいじると悪化して寿命を縮めるおそれもある。プロに直してもらうのが県名だ。予算は2,000〜4,000円前後と考えてよいだろう。
かかとすり減り防止シートを貼る
長年スニーカーを履き続けていると、どの部分がすり減りやすいかわかってくるはずだ。スニーカーを購入した際、その部分にすり減り防止シートを貼っておくという方法がある。歩くときの感触に違和感を覚えるかもしれないが、少しでも寿命を延ばすためには有効である。
6. 残念ながら寿命を迎えたスニーカーの処分方法は?

大切に履いているスニーカーも、いずれは寿命を迎える。その際、どういった処分方法があるのかを最後に解説しておこう。
「可燃ごみ」としている自治体が多い
さまざまな素材が使われているスニーカーもあり、いざ廃棄しようとしたときに迷ってしまう方もいるだろう。だがスニーカーは、ほとんどの自治体で可燃ごみとして出すことができる。これは「燃える素材の割合」が多いことに起因する。ただし大量にある場合や、特殊な素材が使用されているスニーカーなどは、念のため自治体の窓口に確認したほうが安心だろう。
結論
スニーカーの平均寿命は3〜5年だが、着用頻度などさまざまな要因で変わってくる。寿命を迎えた状態で履き続けるのは安全面でもファッション面でもおすすめしない。スニーカーを買い替えるかどうかのタイミングは適切に見極めることが大切だ。同時に、少しでも長く履き続けるためローテーションなどを取り入れよう。
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