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災害時の指標「警戒レベル」とは?いまだから知っておくべき基礎知識

災害時の指標「警戒レベル」とは?いまだから知っておくべき基礎知識

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

2020年4月14日

平成31年3月「避難勧告等に関するガイドライン」の改定にともない、災害が起きたときの避難といった行動の指標になる、警戒レベルが明確に定められた。警戒レベルとはなにか、災害が起きたときに確認していては逃げ遅れるかもしれない。災害に備え、警戒レベルについて詳しく知っておこう。

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1. 災害が起きてから調べても遅い!5段階の警戒レベルとは?

災害が起きたときに避難すべきかどうかの指標となる警戒レベルは、主に「洪水」「高潮」「内水氾濫」「土砂災害」といった災害のリスクがあるときに出されるものである。

警戒レベルとは

災害が起きたとき、自分の身は自分で守らなければならない。迅速に行動できない高齢者や、判断できない子どもがいるご家庭などは、自分以外に守らなければならない命もあるだろう。

そこでひとつの指標となるのが警戒レベルだ。警戒レベルは5段階に分かれており、住民が直感的かつ的確に判断できるよう、取るべき行動などが明確に記されている。

災害が起きたとき、住民が警戒レベルを参考に「自分で自分の命を守る」という意識を持ち「自分で判断して避難行動を取る」ことにつなげたいというのが目的だ。

誰が教えてくれるものではないため、災害が発生していない「いま」こそ、警戒レベルについて正しく理解しておく必要がある。

2. 災害に備えよう!警戒レベルはいくつで避難すべき?

災害に備え、警戒レベルの意味や、取るべき行動を覚えておこう。

段階を追うものではない

先に知っておくべきポイントは、警戒レベルは決して「段階を追って上がっていくものではない」という点だ。たとえば「いまレベル1だから、次は2だろう。まだ大丈夫だ」と思ってはいけない。相手は自然であり、いつ急変するか分からない。レベル1の次に4が発表される可能性も大いにあるのだと覚えておこう。

警戒レベルと取るべき行動

【警戒レベル1】
・災害に対する心構えを高める
・最新の気象情報などをこまめにチェックしておく

【警戒レベル2】
・ハザードマップなどで災害が想定されるエリアを確認する
・避難所の場所や避難経路について確認しておく

【警戒レベル3相当】
・自治体による「避難準備」「高齢者の避難開始」の発令に耳を傾け、発令された際は指示に従う
・ハザードマップなどによる危険度分布、河川の水位情報などをもとに高齢者は自ら避難を判断する
・高齢者以外も、すぐに避難できる準備を整えておく

【警戒レベル4相当】
・自治体による「避難勧告」の発令に耳を傾け、発令された際は速やかに指示に従う
・ハザードマップなどによる危険度分布、河川の水位情報などをもとに、自ら避難を判断する

【警戒レベル5相当】
・命を守るために「最善」の行動を取る

要点をまとめたのみだが、災害が起きたときは警戒レベルによってこのように取るべき行動が明確化されている。

避難は「警戒レベル3」から始まり「4」で全員避難

ご覧いただいたように、災害が起きたときの避難は「警戒レベル3」から始まる。3は高齢者としているが、高齢者以外でも避難したほうがよいケースも出てくる可能性はある。

「警戒レベル4」に至ったときは、全員が避難すると覚えておこう。つまり、それまでには準備を整えておく必要がある。そう考えると「警戒レベル1」「警戒レベル2」は、決して安心・油断できるものではない。

「警戒レベル5」を待ってはいけない

「警戒レベル5」を待ってはいけない。すでに何らかの災害・被害が発生している可能性が「極めて」高い状況だからだ。家の周囲がすでに浸水し、避難所へ向かうのが困難な状況になっていることも大いに考えられる。

周りの状況を見て冷静に判断し、自分自身やご家族の命を守るため、最善の行動を取ることが求められる。

3. 災害に対する警戒レベル「5」が発表!命を守る行動とは?

災害が起きたとき、何らかの事情で避難が遅れ「警戒レベル5」が発表されてしまったとき、あるいは事態が急速に変化し、突然「警戒レベル5」が発表されたとき、命を守るためにどういった行動を取ればよいのだろうか。災害が目の前に迫ったとき、冷静に判断できるようにしておきたい。

命を守る行動とは

・垂直避難をする
・土砂崩れなどの危険から遠ざかる

「警戒レベル5」は、決して「避難を諦めろ」という意味ではない。命を守るために取れる行動はまだ残っている。

ただし、災害の種類によって取るべき行動が変わってくる。たとえば避難所への移動が難しく、すでに浸水などが発生している場合は、できるだけ高いところ(建物の2階など)へ垂直避難をする方法がある。

一方、土砂災害のリスクがあるときは、崖とは反対側の部屋かつ上階に避難するといった方法がある。

いずれも、事前にハザードマップなどを確認しておこう。垂直避難をしても、それ以上の高さに水が押し寄せるエリアだった場合、回避するのが難しくなってしまうためだ。

結論

毎年のように、災害で多くの方が命を落としている。警戒レベルの意味や取るべき行動を正しく理解するとともに、普段からご家族でハザードマップを見たり避難経路を確認したりして、災害に対する備えや心構えを高めておくことが大切だ。
  

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