目次
1. ズボンの裾上げを手縫いでする方法

はじめに、ズボンの裾上げを手縫いでする方法を紹介しよう。
ズボンの裾上げを手縫いでする方法
準備するものは縫い針とマチ針、ズボンと同じ色の糸、アイロンとハサミだ。
縫い方は「まつり縫い」が一般的。まつり縫いには、「普通まつり」や「流しまつり」などがあるが、ズボンでは、「普通まつり」が適している。
手順は以下を参考にしてほしい。
1. 裾上げ丈を決めてマチ針で固定する
2. 裾上げ部分を三つ折りにする(長すぎる場合はハサミでカットする)
3. アイロンを使って折り目をつける
4. 表布を1mm程度(できるだけ少なく)すくいながら三つ折りにした折り山に縫い付けていく
注意点は、針がズボンの表面にでてしまうと糸が表から目立つので、できるだけ少なくすくうのがポイントだ。
縫い方は「まつり縫い」が一般的。まつり縫いには、「普通まつり」や「流しまつり」などがあるが、ズボンでは、「普通まつり」が適している。
手順は以下を参考にしてほしい。
1. 裾上げ丈を決めてマチ針で固定する
2. 裾上げ部分を三つ折りにする(長すぎる場合はハサミでカットする)
3. アイロンを使って折り目をつける
4. 表布を1mm程度(できるだけ少なく)すくいながら三つ折りにした折り山に縫い付けていく
注意点は、針がズボンの表面にでてしまうと糸が表から目立つので、できるだけ少なくすくうのがポイントだ。
2. ズボンの裾上げをテープでする方法

裁縫をあまりやったことがないという方は、裾上げテープを使った方法はいかがだろうか?これなら針も糸も使わず手軽に裾上げができる。
裾上げテープには、生地を裏返すとテープが見える「片面裾上げテープ」と裏返しても見えない「両面テープ」とがある。
使う道具は主に、アイロンと霧吹き(テープを湿らせるため)、ハサミ、ハンカチ(アイロン時の当て布用)などだ。テープの価格は長さによって異なるが、100均で買えるものから1000円弱する強力なテープまでさまざまだ。
裾上げテープには、生地を裏返すとテープが見える「片面裾上げテープ」と裏返しても見えない「両面テープ」とがある。
使う道具は主に、アイロンと霧吹き(テープを湿らせるため)、ハサミ、ハンカチ(アイロン時の当て布用)などだ。テープの価格は長さによって異なるが、100均で買えるものから1000円弱する強力なテープまでさまざまだ。
ズボンの片面裾上げテープと両面裾上げテープの違い
片面タイプは、裾上げ自体が初めてな方や、細かい作業が苦手な方におすすめ。ズボンを裏返すと丸見えだが、目で見ながらアイロンで付けていくことができるので、シワやテープがズレたり剥がれたりして途中で失敗してもやり直ししやすい。
両面タイプは、外側からテープが見えないのがメリット。ズボンの生地と裾の間にテープを挟み、貼り付けていく方法で、表から見えないためうまく行わないとアイロンなどで押さえつける際に、ズレてくっついてしまうこともある。
使い方は以下を参考にしてほしい。
1. アイロンの温度を140~160℃にセットしておこう
2. ズボンの裾を裾上げ位置まで折り返し、裾上げテープを周囲よりも2cm程度長くカットしておく
3. 裾上げテープを水に濡らして、水滴が滴れないように絞り、接着面を下にしてズボンの上に乗せたら、テープの上からハンカチなどで当て布をして、アイロンで上から10秒間しっかりと押さえつける
4. 余ったテープをカットして端をアイロンでしっかりと接着する
これで完成だ。
両面タイプは、外側からテープが見えないのがメリット。ズボンの生地と裾の間にテープを挟み、貼り付けていく方法で、表から見えないためうまく行わないとアイロンなどで押さえつける際に、ズレてくっついてしまうこともある。
使い方は以下を参考にしてほしい。
1. アイロンの温度を140~160℃にセットしておこう
2. ズボンの裾を裾上げ位置まで折り返し、裾上げテープを周囲よりも2cm程度長くカットしておく
3. 裾上げテープを水に濡らして、水滴が滴れないように絞り、接着面を下にしてズボンの上に乗せたら、テープの上からハンカチなどで当て布をして、アイロンで上から10秒間しっかりと押さえつける
4. 余ったテープをカットして端をアイロンでしっかりと接着する
これで完成だ。
3. ズボンの裾上げを接着剤でする方法

手縫いや、裾上げテープよりも手間を省きたい、道具をできるだけ使わない方法でズボンの裾上げをしたいという方には、接着剤を使った方法をおすすめする。
1. ズボンを裏返して、裾上げ位置にチャコペンで印をつける
2. アイロンなどで型をつけ、折り込みの端がV字になるように切れ込みを入れる
3. チャコペンで折り返し部分に印をつける
4. 裾上げ部分に接着剤を2~3回塗り、手でしっかりと押さえる
5. さらに重しをのせた状態で24時間乾かせば完成
以上が接着剤を使ったズボンの裾上げ方法だ。
1. ズボンを裏返して、裾上げ位置にチャコペンで印をつける
2. アイロンなどで型をつけ、折り込みの端がV字になるように切れ込みを入れる
3. チャコペンで折り返し部分に印をつける
4. 裾上げ部分に接着剤を2~3回塗り、手でしっかりと押さえる
5. さらに重しをのせた状態で24時間乾かせば完成
以上が接着剤を使ったズボンの裾上げ方法だ。
4. ズボンの裾上げをミシンでする方法

ズボンの裾上げについて基本的な流れがつかめた方や、ミシンの使用に抵抗がない方は、ミシンを使った裾上げ方法もある。
ミシンを使った方法だと、縫い目も細かく均一に仕上がるので、見た目もきれいだ。
裾幅がストレートなズボンなら意外と簡単だ。
今回は縫い代丈が3cmと想定して手順を説明していく。
1.はじめにズボンを履き、自分の調節したい丈の分を内側に折り上げる
2.安全ピンやマチ針などで留める (ズボンの裾上げ時は、背筋を伸ばした状態で裾の長さを合わせるのがコツ)
3.裾を留めたピンが外れないようにパンツを脱ぎ、「折った裾の長さ」、「股下の長さ」、「元の縫い代部分の長さ」を測る
4.裾を留めた安全ピンなどを外す
5.出来上がりの裾の長さ+元の縫い代の長さを取り、残りの布をカットする
6.まず1cmの位置で折ってアイロンでクセをつける
7.さらに2cmで折ってアイロンでクセをつける (この手順を踏むことで、その後のミシン掛けがしやすくなる)
8.折り目から0.1~0.2cmのところをミシンで直線縫いする(縫いはじめの部分が目立ちやすいので、縫いはじめは内側(股側)の縫い目部分から始める)
9.最後に縫い終わり部分の糸を切って完成
ミシンの場合、生地が厚いと針が通らずうまく縫えないこともあるので、生地が重なっている箇所を折り返し、V字カットなどしておくと作業がしやすい。またズボンと同系色の糸を使うのが基本だ。
ミシンを使った方法だと、縫い目も細かく均一に仕上がるので、見た目もきれいだ。
裾幅がストレートなズボンなら意外と簡単だ。
今回は縫い代丈が3cmと想定して手順を説明していく。
1.はじめにズボンを履き、自分の調節したい丈の分を内側に折り上げる
2.安全ピンやマチ針などで留める (ズボンの裾上げ時は、背筋を伸ばした状態で裾の長さを合わせるのがコツ)
3.裾を留めたピンが外れないようにパンツを脱ぎ、「折った裾の長さ」、「股下の長さ」、「元の縫い代部分の長さ」を測る
4.裾を留めた安全ピンなどを外す
5.出来上がりの裾の長さ+元の縫い代の長さを取り、残りの布をカットする
6.まず1cmの位置で折ってアイロンでクセをつける
7.さらに2cmで折ってアイロンでクセをつける (この手順を踏むことで、その後のミシン掛けがしやすくなる)
8.折り目から0.1~0.2cmのところをミシンで直線縫いする(縫いはじめの部分が目立ちやすいので、縫いはじめは内側(股側)の縫い目部分から始める)
9.最後に縫い終わり部分の糸を切って完成
ミシンの場合、生地が厚いと針が通らずうまく縫えないこともあるので、生地が重なっている箇所を折り返し、V字カットなどしておくと作業がしやすい。またズボンと同系色の糸を使うのが基本だ。
5. ズボンの裾上げ丈を決めるポイント

ズボンの裾上げを行う際は、正しい腰の位置でズボンを履くようにしよう。そうしなければ、思っていたよりも丈が長くなったり短くなったりしてしまうからだ。
男性用のズボンの場合は、腰骨が出ている位置で合わせるのが正しいので覚えておこう。
男性用のズボンの場合は、腰骨が出ている位置で合わせるのが正しいので覚えておこう。
ズボンの太さによって裾丈を決める
見た目をきれいに、スタイリッシュに見せる裾丈は、ズボンの太さによって異なる。そのため、裾上げの長さも変わってくる。
例えば、テーパードやスキニータイプのズボンは、裾を短めに取ると、脚長効果が期待できる。反対に、ペインターパンツのようなゆったりと履くズボンなどは、長めに丈を取ると見栄えがよい。以上を念頭に置いて裾上げ丈を決めよう。
例えば、テーパードやスキニータイプのズボンは、裾を短めに取ると、脚長効果が期待できる。反対に、ペインターパンツのようなゆったりと履くズボンなどは、長めに丈を取ると見栄えがよい。以上を念頭に置いて裾上げ丈を決めよう。
結論
ズボンの裾上げについてご紹介したが、自身のやりやすい方法で一度試してみよう。裾上げ時に覚えておきたいポイントは、まず正しい腰の位置で履く、ズボンの太さによって裾上げの長さを変えるということだ。 ミシンは少し難しいようにも見えるが、機械で縫うことで縫い目や縫うときの力加減が均一になるので、縫い目がきれいに仕上がる。