1. 在宅勤務で椅子選びが大切な理由
在宅勤務をする方が増えているが、机や椅子はきちんと「仕事用」を揃えているだろうか?オフィス勤務のときは、会議や昼の休憩などでこまめに椅子から立ち上がったり歩いたりするが、在宅勤務は勝手が違う。椅子から離れるのはトイレや昼食など、ごく限られた時間になってしまう方も多いだろう。その分、椅子に座っている時間が長くなりがちなのが、在宅勤務の特徴だ。しっかり集中し、効率よく仕事をこなすためには椅子選びが大切になってくる。
在宅勤務で椅子選びが大切な理由
ダイニングチェア、座椅子、折りたたみ椅子、カウンターチェアなどコンパクトな椅子やオシャレな椅子はたくさんある。ご家庭のインテリアに合わせて椅子を購入しているというご家庭も多いだろう。
だが、これらは「長時間座り続けること」を想定して作られていないことが多い。在宅勤務で、8時間など長時間にわたってそうした椅子に座り続けていれば、丸1日、ひどいときは半日や数時間で腰、お尻、肩、首などが悲鳴をあげてしまうことすらある。
そうなれば集中力は低下し、仕事の効率も低下してしまうだろう。ひいてはストレスの要因にもなりかねない。在宅勤務こそ、椅子選びが重要なのである。
だが、これらは「長時間座り続けること」を想定して作られていないことが多い。在宅勤務で、8時間など長時間にわたってそうした椅子に座り続けていれば、丸1日、ひどいときは半日や数時間で腰、お尻、肩、首などが悲鳴をあげてしまうことすらある。
そうなれば集中力は低下し、仕事の効率も低下してしまうだろう。ひいてはストレスの要因にもなりかねない。在宅勤務こそ、椅子選びが重要なのである。
2. 在宅勤務に使用する椅子の選び方
在宅勤務に向いているのはどういった椅子なのか、選ぶときのポイントをまとめた。すでに在宅勤務の方はもちろん、これから在宅勤務になる可能性がある方も、ぜひ参考にしてほしい。
身長やデスクに対する高さが最適であること
・椅子の高さ【身長cm×0.25−1cm】
・机の高さ【身長cm×0.25−1cm+身長cm×0.183−1cm】
・差尺の高さ【(身長cm×0.55)÷3+2cm】
これらは、人間工学に基づいた机や椅子の適正サイズの出し方だ。たとえば身長170cmの方なら、理想の机の高さは「71.61cm」椅子の高さは「41.5cm」、差尺は「約33.17cm」となる。
差尺とは、椅子の座面から机の天板までの高さを指す。すでに在宅勤務用の机があり、椅子を後から買い足すという方は、机の高さから差尺を引けば理想の椅子の高さが導き出せる。
ただし、天板の厚みや座高なども関係してくる。できれば高さが調節できるガス圧リフト付きの椅子を選ぶといいだろう。
・机の高さ【身長cm×0.25−1cm+身長cm×0.183−1cm】
・差尺の高さ【(身長cm×0.55)÷3+2cm】
これらは、人間工学に基づいた机や椅子の適正サイズの出し方だ。たとえば身長170cmの方なら、理想の机の高さは「71.61cm」椅子の高さは「41.5cm」、差尺は「約33.17cm」となる。
差尺とは、椅子の座面から机の天板までの高さを指す。すでに在宅勤務用の机があり、椅子を後から買い足すという方は、机の高さから差尺を引けば理想の椅子の高さが導き出せる。
ただし、天板の厚みや座高なども関係してくる。できれば高さが調節できるガス圧リフト付きの椅子を選ぶといいだろう。
腰当てが付いているものであること
在宅勤務で長時間椅子に座り続けるのは、腰に大きな負担がかかる。もとから腰痛持ちの方などは悪化する可能性もある。腰にかかる負担を少しでも軽減させるには「ランバーサポート」と呼ばれる腰当てが付いている椅子を選ぼう。
座り心地がよい(長時間座っても疲れない)ものであること
在宅勤務における椅子の座り心地も、高さや腰当てと同じくらい重要だ。店舗で実物に座って確かめられる方はまだいいが、ネット通販で購入予定の方はとくに、座面に使われている素材に着目しよう。
たとえば「モールドウレタン」と呼ばれる素材は、耐久性があり型崩れを起こしにくいとされている。実際に座ってみないとフィットするかどうか分からないため、返品可能な椅子を選ぶのも手だ。
たとえば「モールドウレタン」と呼ばれる素材は、耐久性があり型崩れを起こしにくいとされている。実際に座ってみないとフィットするかどうか分からないため、返品可能な椅子を選ぶのも手だ。
3. 在宅勤務にオススメの椅子3選
最後に、在宅勤務に向いている椅子を3選紹介しよう。どれを選べばよいか迷ったときは参考にしてほしい。
ハーマンミラー「Aeron Chairs」
人間工学に基づいて考え抜かれたオフィスチェアシリーズ。在宅勤務で長時間椅子に座るには最適だ。スタイリッシュなデザインも人気のポイントになっている。
エルゴヒューマン「PRO」
デスクワーカーのために細部にまでこだわったという椅子なので、在宅勤務の方にも当てはまるだろう。人間工学をもとに、自然な動きや状態で使うためにデザインされている。
ロウヤ「オフィスチェア」
お手頃価格の、コスパにすぐれた椅子がこちら。3Dヘッドレストや立体S字ハイバック、可動式アームレストなど低価格で多機能の椅子をお求めの方にオススメしたい。
番外編「レンタル」という手もある
在宅勤務がいつまでかはっきりしない、一時的に在宅勤務になるだけ、という方は、在宅勤務が明けたあと椅子のやり場に困ってしまう可能性もある。そのときは、家具のレンタルサービスを利用するのもひとつの方法だ。運よく座り心地のいい椅子に出会えれば、同じ商品を新品で購入することもできるだろう。
結論
快適かつ効率的に在宅勤務をこなすためには、椅子選びが重要になる。多少高くても、長時間座れる「いい椅子」を購入しよう。今回お伝えした選び方のポイントなどを踏まえて、ぜひご自身にピッタリの椅子を探してほしい。