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ガスコンロ交換に関する基礎知識まとめ!有資格者しか行えない例も?

ガスコンロ交換に関する基礎知識まとめ!有資格者しか行えない例も?

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年7月14日

ガスコンロは、どれくらいで交換するのが一般的だろうか?交換は自分でできるのだろうか?業者にお願いするといくらだろうか?これらの疑問に答える、ガスコンロの交換に関する基礎知識をまとめた。有資格者しか行えないケースも紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. ガスコンロの交換時期の目安とは?

一般的に、ガスコンロの「寿命」は10年とされている。たとえ順調に使えていたとしても、10年使い続けたガスコンロはそろそろ交換を検討したほうがいいだろう。

なぜガスコンロは10年が交換目安なのか

10年も経つと、部品の生産が終了している可能性が高くなる。つまり故障しても修理に出せないというわけだ。壊れてから新品を選んだり取り付けたりするよりも、壊れる前に交換してしまったほうが効率はいいだろう。

それに、ガスコンロも劣化する。調子がよくても、10年も使っていれば内部が劣化していると考えていい。運よく部品が残っていて交換できても、別のパーツが不具合を起こす可能性もある。

安全に使うためにも、10年を超えたガスコンロは交換を検討しよう。なお、10年とはあくまで目安だ。使用頻度やお使いの環境などによっては、8年などで交換したほうがいいケースもある。

気になる方は、メーカーに点検をお願いしてみるといいだろう。

製造が2008年以前のガスコンロは要注意?

2008年10月より、家庭用ガスコンロにはSiセンサー(安全センサー)の搭載が義務付けられた。機種によるかもしれないが、製造時期がそれよりも前のガスコンロには、Siセンサーが搭載されていない可能性がある。

Siセンサーとは、鍋底の熱を感知し、火力を自動調節するセンサーだ。ガスコンロを安全に使うためにも、交換を検討しよう。

2. ガスコンロ交換前のチェック事項

ガスコンロの交換するにあたって、事前にチェックしておきたい事項がある。失敗しないためにも、ポイントを押さえておこう。

ガスコンロの種類

ガスコンロには大きく「テーブル(据え置き)型」「ビルトイン型」がある。前者は、台の上に置いてガス栓をホースでつなぐタイプ、後者は、最初からキッチンに組み込まれているタイプだ。

さすがにガスコンロの種類を間違えることはないと思われるが、有資格者でなければ施工できないケースもあるので、こういった種類があるということは覚えておこう。

ガスコンロの大きさ【テーブル/ビルトイン】

テーブル型は、横幅が59cmの標準タイプと、56cmのコンパクトタイプがある。一方のビルトイン型は、天板の横幅が60cmの標準タイプと、75cmのワイドサイズがある。

交換する際は、設置場所のスペースに合うサイズのガスコンロを選ぼう。

使用可能なガスの種類【テーブル/ビルトイン】

ガスコンロで使用するガスはどれも同じではない。大きく「都市ガス」「LP(プロパン)ガス」があるが、たとえば都市ガスはさらに7グループ13種類に細分化されている。

ご家庭でお使いのガスと、交換するガスコンロが対応しているガスの種類は必ず確認しておこう。万が一合わない場合、不完全燃焼といったトラブルの元になり危険だ。

強火力バーナの位置【テーブル】

主にテーブル型に交換する際だが、ガスコンロの強火力バーナーが左右のどちらにあるか確認しておこう。強火力バーナーの位置は「壁とは反対側」が正となる。火災などのリスクを少しでも減らすため、間違えないようにしてほしい。

元栓の種類【テーブル】

テーブル型に交換する際は、ガス栓の種類も重要になる。ガス栓には「ホースエンド」「コンセント」という2つの型があり、接続方法や必要なパーツが異なるためだ。

ガスコンロの高さ【ビルトイン】

ガスコンロの高さが交換前のものより高いと、キャビネットを丸ごと交換しなければならなくなってしまう。あるいは、交換前のものよりも低ければ、隙間を埋めるために下部フィラーの取り付けが必要になることがある。

購入後に設置できなかったり余分な費用がかかったりしないよう、ガスコンロの高さはあらかじめ確認しておこう。

3. ガスコンロ交換に際しての注意点

続いて、ガスコンロの交換にあたっての注意点をお伝えする。ここでは、テーブル型とビルトイン型に分けて説明していく。

【テーブル型】交換にあたっての注意点

・元栓を完全に閉めた状態で作業に取り掛かる
・ガス栓とホースが正しく接続されているか確認する
・古いホースは使い回さず、必ず新しいものを使う
・ホースは過不足なく適切な長さに調整する

テーブル型は、基本的に自分でも交換できるガスコンロだ。ただしガスや火は火災、爆発、ガス中毒といったおそろしいトラブルにつながりかねないため、くれぐれも慎重に行ってほしい。少しでも不安があれば、業者にお願いすることをおすすめしたい。

【ビルトイン型】交換にあたっての注意点

一方、交換するガスコンロがビルトイン型だった場合、有資格者しか行えない工程がある。そのため、自分で交換するのは避け、販売店やメーカーなど資格を持った専門業者にお願いしよう。

4. ガスコンロの交換にかかる費用は?

ガスコンロの交換を、業者に依頼したときの費用の目安もお伝えしておこう。

交換費用の目安

自分で交換が可能なテーブル型の場合、ガスコンロ自体の費用は1〜4万円ほどが目安となる。一方、ビルトイン型だった場合、ガスコンロ自体の費用は5〜30万円ほどと幅広い。なお、交換費用は数千円〜2万円ほどが目安になるが、ビルトイン型は工事費込みの例も多い。購入する際に確認しておくと安心だ。

結論

10年ほど使ったガスコンロは、壊れていなくても交換を考えたほうがいいだろう。テーブル型にする際は、ガス栓や強火力バーナーの位置などを必ず確認してほしい。ビルトイン型は、有資格者しか行えない工程もあるので、トラブルを防ぐためにも専門業者にお願いしよう。
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  • 公開日:

    2020年4月22日

  • 更新日:

    2021年7月14日

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