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運転中のスマホ操作の恐ろしさとは?罰則や危険性について再認識を!

運転中のスマホ操作の恐ろしさとは?罰則や危険性について再認識を!

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

2020年4月30日

スマホをいじりながら運転してはいけない。わかっているはずなのだが、なぜか運転中のスマホ操作が原因の事故は後を絶たない。「ながら運転」の恐ろしさを再認識するとともに、罰則や対策についてあらためて確認していこう。

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1. 運転中にスマホを操作する恐ろしさについて

「運転中のスマホ操作」が危険なことを知っている方は多いはずだ。だが、なぜ危険なのか、その理由まで詳しく知っている方はどれほどいるだろうか?警視庁が発表しているデータ(※1)を元に、運転中のスマホ操作の恐ろしさについて解説する。

2秒間で進む距離が恐ろしい

  • 10km/h=約5.6m
  • 20km/h=約11.1m
  • 30km/h=約16.7m
  • 40 km/h=約22.2m
  • 50 km/h=約27.8m
  • 60 km/h=約33.3m
これは、車が2秒間に進むおおよその距離を時速別に表したものだ。2秒間といえば、スマホを手に取ってロックを解除しているくらいの時間だろう。時速60kmで運転していたとすると、その間に約33.3mも進むことになる。

約33.3mはどれくらいの距離なのかをマンションの高さで表してみよう。一般的な住宅の天井高は、おおよそ240〜250cm、つまり2.4〜2.5mくらいが平均とされている。単純計算で13.3〜13.9階分、天井の厚さなどもあるのでこの通りとはいかないが、10階分くらいは進んでしまうと考えていいだろう。

スマホのロック画面を解除しようとしているたった2秒の間に、10階分もの距離(高さ)を進んでしまうということだ。ロックを解除し、メールなどを見れば2秒どころか10秒経っていてもおかしくはない。

スマホを操作しながらでも「なんとなく前を見ながら」運転しているつもりの方もいるかもしれないが、運転に集中しているときに比べれば遥かに視野が狭く、集中力も低いはずだ。

その間には、横断歩道を渡る歩行者、赤信号の交差点、停車中の車、路肩を走行する自転車、そのほかの障害物...などさまざまな危険が潜んでいる。危険を発見するのが遅れれば、人身事故など取り返しのつかない事態を招いてしまうだろう。

「命」が失われる可能性がある

人身事故を引き起こせば、相手方の命が失われる可能性がある。賠償金はもとより「他人の命を奪ってしまった」という事実は一生消えることなく、重くのしかかってくる。

もしくは、自分自身が命を落としてしまうかもしれない。大切なご家族、ご友人、恋人など周りの方々も深く悲しみ、心に傷を背負って生きていかなければならない。

スマホの「ながら運転」に限ったことではないが、スマホなどの使用中に発生した死亡事故は「スマホ不使用時」に比べて約2.1倍も多い(※1)。こうした事実を知っておくことも大切だ。

自転車だって同じこと

ここまで車について言及してきたが、自転車の運転でも同じことがいえる。

たとえばいわゆるママチャリは、一般的に【12〜18km/h】程度で走行しているとされる。先ほどのデータに合わせれば2秒間に5.6〜10m近く進んでしまうことになる。

より歩行者に近いところを走行している自転車でスマホを操作しながら運転するのは、車と同じように危険というわけだ。

あらめて、スマホの「ながら運転」の恐ろしさを認識しておこう。

2. スマホを操作しながら運転したときの罰則とは?

スマホを操作しながら運転した場合、具体的にどんな罰則が待っているのだろうか?実は、令和元年12月1日より厳罰化されている。それ以前の罰則との比較も交えて見てみよう。

令和元年11月30日以前の罰則

【運転中にスマホを使用した場合】
  • 3カ月以下の懲役、または、5万円以下の罰金
  • 反則金は大型12,000円、普通9,000円、二輪7,000円、原付6,000円
  • 基礎点数は2点
【運転中にスマホを保持した場合】
  • 5万円以下の罰金
  • 反則金は大型7,000円、普通および二輪6,000円、原付5,000円
  • 基礎点数は1点

令和元年12月1日以降の罰則

【運転中にスマホを使用した場合】
  • 1年以下の懲役、または、30万円以下の罰金
  • 反則金は適用なし(懲役刑または罰金刑の対象)
  • 基礎点数は6点(30日間の免停の対象)
【運転中にスマホを保持した場合】
  • 6カ月以下の懲役、または、10万円以下の罰金
  • 反則金は大型25,000円、普通18,000円、二輪15,000円、原付12,000円
  • 基礎点数は3点
このように、かなり厳しい罰則になった。もちろん、相手がいれば賠償問題なども加わる。ここではスマホにフォーカスしているが、カーナビなども同じように危険なので「ながら運転」は絶対に避けてほしい。

3. 事故を起こす前に!スマホの「ながら運転」対策

車や自転車は便利な乗り物だが、走る凶器でもある。運転中のスマホ操作などは絶対にやめよう。運転中、スマホを操作する必要があるときは、次のような対策を講じてほしい。

スマホの「ながら運転」対策

運転中にスマホを操作する必要性が生じたときは、必ず【安全な場所に停車】させてから行おう。これしか対策はない。運転中に呼び出し音や通知音が鳴ると気になってしまうという方は、電源を切ったりマナーモード(ドライブモード)などに設定したりするのも有効だ。

結論

時速60kmで車を運転していると、2秒間に約33.3mも進んでしまう。その間、さまざまな危険が潜んでいる。スマホの「ながら運転」は絶対にしてはならない行為だと、あらめて認識しておこう。自動車はもちろん、自転車や二輪車、歩行者もみんなが気をつけて、悲しい事故をなくしていこう。
(参考文献)
※1:警視庁「やめよう!運転中のスマートフォン・携帯電話等使用」
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/keitai/info.html
  

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