1. 正しい箸の持ち方が大切な理由とは?

間違った箸の持ち方をしている方は、実は意外と多いという。食べられれば問題ないといわれてしまえばそれまでだ。だが「箸」は、先人から継承されてきた日本の美しき文化のひとつでもある。せっかく日本に生まれたのだから、箸の持ち方を正しくマスターしようではないか。
正しい箸の持ち方が大切な理由
正しい箸の持ち方で食べている方を見ると、食事作法まで美しく感じられる。逆に、誤った箸の持ち方をしている方と食事をすると、人によって不快感を覚えることもあるだろう。
家族間なら許せる部分があるかもしれないが、仕事やプライベートなどでの人付き合いに影響する可能性もある。だとすれば、箸の持ち方を覚えておくことは決してマイナスではないはずだ。
それに少々大げさかもしれないが、自分が覚えた箸の持ち方は、子どもや孫へと受け継がれていく。子どもが箸の持ち方を誤って覚えてしまい、外で誰かと食事を取るときに指摘されるのを想像すると、かわいそうだ。
今まで自分の箸の持ち方に自信がなく、他人と食事をするのがストレスだった方も、箸の持ち方を身につけることで自信が湧き、人付き合いに好影響をもたらすかもしれない。
正しい箸の持ち方を身につけておくことは、自分だけでなく見えない部分でさまざまなメリットがあると思っていいだろう。
家族間なら許せる部分があるかもしれないが、仕事やプライベートなどでの人付き合いに影響する可能性もある。だとすれば、箸の持ち方を覚えておくことは決してマイナスではないはずだ。
それに少々大げさかもしれないが、自分が覚えた箸の持ち方は、子どもや孫へと受け継がれていく。子どもが箸の持ち方を誤って覚えてしまい、外で誰かと食事を取るときに指摘されるのを想像すると、かわいそうだ。
今まで自分の箸の持ち方に自信がなく、他人と食事をするのがストレスだった方も、箸の持ち方を身につけることで自信が湧き、人付き合いに好影響をもたらすかもしれない。
正しい箸の持ち方を身につけておくことは、自分だけでなく見えない部分でさまざまなメリットがあると思っていいだろう。
2. 正しい箸の持ち方と誤った箸の持ち方

では、正しいとされる箸の持ち方と、誤っているとされる箸の持ち方をそれぞれ見ていこう。先に、自分に最適な箸の見つけ方からお伝えしていく。
自分に合った箸とは?
自分に合った箸を持つと美しく見えるだけでなく、使いやすい。箸をなんとなく選んできた方は、まずは自分に最適な箸探しから始めよう。
「一咫半(ひとあたはん)」という言葉がある。咫とは、親指と人差指を「直角(90°)」に開き、それぞれの指先を直線で結んだ長さのことだ。一咫半とは、その1.5倍のこと。自分に合う箸の長さはこの一咫半であると覚えておこう。
「一咫半(ひとあたはん)」という言葉がある。咫とは、親指と人差指を「直角(90°)」に開き、それぞれの指先を直線で結んだ長さのことだ。一咫半とは、その1.5倍のこと。自分に合う箸の長さはこの一咫半であると覚えておこう。
正しい箸の持ち方
- 鉛筆を持つように、上の箸を「親指」「人差し指」「中指」で優しく持つ
- 「親指の付け根」と「薬指の側面」で下の箸を支える
上記1と2を組み合わせたのが、正しい箸の持ち方だ。動かす際は、下の箸を固定し、上の箸だけを動かすのが正解なので覚えておこう。
誤った箸の持ち方の例
箸を「グー」で握ってしまう、あるいは2本の箸が途中で交差してしまう、鉛筆のように握ってしまうなどは、誤った箸の持ち方である。
正しい箸の持ち方、誤った箸の持ち方については動画サイトなどで確認できるので、自分の箸の持ち方と一度照らし合わせてみるのもおすすめだ。
正しい箸の持ち方、誤った箸の持ち方については動画サイトなどで確認できるので、自分の箸の持ち方と一度照らし合わせてみるのもおすすめだ。
3. 輪ゴムでできる!箸の持ち方の矯正法

箸の持ち方は、輪ゴムを使って簡単に矯正できる。2パターン紹介するので、ぜひ試してみてほしい。子どもに教える際は「箸を動かす」より「開閉する」イメージを伝えてあげると分かりやすいかもしれない。
パターン1「8の字」に通して矯正
- 輪ゴムを「8の字」にし、親指・人差し指を通す
- 親指側の輪ゴムに「下の箸」を通す
- 輪ゴムを通さず普通に「上の箸」を持つ
たったこれだけだ。すぐさま正しい箸の持ち方が身につくというわけではないが、繰り返すうちに感覚が養われ、体(指)が覚えてくれるだろう。
パターン2「薬指」に通して矯正
- 薬指に輪ゴムを巻く
- 輪ゴムに「下の箸」を通す
- 輪ゴムを通さず普通に「上の箸」を持つ
こちらは、薬指にのみ輪ゴムを通す方法。緩すぎては意味がないので、輪ゴムが大きいときは何回か巻きつけるといいだろう。
ただし、きつすぎると今度は血が止まったり箸が思わぬ方向に固定されたりしてしまう。箸の持ち方を身につけるには、輪ゴムは「少し緩めに巻く」のがポイントだ。
ただし、きつすぎると今度は血が止まったり箸が思わぬ方向に固定されたりしてしまう。箸の持ち方を身につけるには、輪ゴムは「少し緩めに巻く」のがポイントだ。
4. 箸の持ち方を矯正するのに便利なアイテム3選

輪ゴムではなく、矯正アイテムを使って正しい箸の持ち方を覚えることもできる。最後にそれを紹介しよう。
エジソン「エジソンのお箸Ⅲ」
箸の持ち方を身につけたい大人向けのアイテム。大きめサイズなのでとくに男性に最適だろう。指の角度を補助してくれるリングが付いており、箸の持ち方を自然に身につけられるようになっている。
イシダ「きちんとお箸」
同じく、箸の持ち方をマスターしたい大人向けのアイテム。シリコン部分が、理想的な箸の支点や持ち方をサポートしてくれる。4〜6歳用、7〜9歳用、それぞれの左きき用などもラインナップされている。
エジソン「エジソンのお箸Ⅱ」
ご家族に、小学生の子どもや成人女性などがいればこちらの箸がいいだろう。リングに指を通すだけで、自然に箸の持ち方を身につけられる。2本の箸が連結しており、交差するのを防いでくれる。
結論
箸の持ち方は、できているようでできていない方が意外に多い。伝統や文化を後世に正しく継承していくため、というと大げさだが、自分自身はもちろん子どもにとっても正しい箸の持ち方を身につけることは、それぞれの人生に間違いなくよい影響をもたらすはずだ。誰にも聞けずに悩んでいた方は、ぜひ矯正アイテムでマスターしよう。