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黄砂とはどんなもの?PM2.5との違いや発生時期、対処法を探る!

黄砂とはどんなもの?PM2.5との違いや発生時期、対処法を探る!

投稿者:ライター 松本マユ(まつもとまゆ)

2020年5月31日

春の時期は、ニュースや天気予報で「黄砂が飛来する」と耳にする機会も増えるだろう。ところで、黄砂とは一体何なのだろうか?何となく「中国大陸から飛んでくる黄色い砂」と認識している方も多いかもしれないが、実は黄砂はただの砂ではない。黄砂とはどのようなものか、PM2.5との違い、発生しやすい時期、体に及ぼす危険性や対処法を探っていく。

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1. そもそも黄砂とは

そもそも黄砂とはどのようなものなのだろうか。黄砂とは、強風によって巻き上げられた中国大陸の砂漠の砂が、偏西風に乗って日本まで運ばれ、大気中で浮遊する現象を指す。
黄砂が日本に飛来すると、空が黄褐色にくもることがある。それによって視界が悪くなる、車や洗濯物が汚れる、人体に健康被害が出るなど影響が大きい。

黄砂のメカニズムは?

黄砂の発生源は、中国の内陸にある「タクラマカン砂漠」や「ゴビ砂漠」、「黄土高原」などだ。雪や氷が解けて乾燥している、樹木がないといった条件下で発生しやすい。
低気圧などによる強風が原因で、砂漠の土壌や鉱物粒子が舞い上がる。地上高くに舞った砂塵は、大きな粒子が重力で落下することで地面に衝突し、細かな砂塵をさらに巻き上げる。こうして発達した砂塵の雲が偏西風に乗り、日本に飛来するのだ。

さらに日本だけでなく、黄砂粒子が太平洋も横断し、北米やグリーンランドにまで飛来した例も報告されている。

2. 黄砂とPM2.5の違いとは

ところで近年問題となっている「PM2.5」も、黄砂と同じように大気汚染の原因となる物質だ。黄砂とは砂塵が巻き上げられたものとわかったが、PM2.5とは何が違うのだろうか?

PM2.5とは、大気中に浮遊する非常に小さな粒子状物質を指す。「PM」とは粒子状物質を表す「Particulate Matter」を省略したもので、「2.5」とは粒子の大きさが直径2.5μm(マイクロメートル)以下であることに由来する。

PM2.5の原因となるのは、工場や車などから排出される煤煙(ばいえん)や粉塵などだ。中国大陸から飛来するものだけでなく、日本国内で発生するものもある。砂漠の砂塵が原因の黄砂とは、根本的に異なるといえよう。

3. 日本で黄砂が発生しやすい時期とは

黄砂とは、おもに3月から5月頃を中心に発生するものといわれている。それは中国大陸の砂漠地帯で雪や氷が解け、地表が乾燥した状態になるためだ。雨が増え始める6月頃には再び収まる傾向がある。
ただし、春以外の時期でも黄砂が飛来することがある。過去には10月から12月頃にも観測されており、単に春の時期にだけ見られるものでもなさそうだ。

一方、PM2.5も3月から5月にかけて濃度が高まり、黄砂と発生時期が重なりやすい。春になると偏西風の中でもとくに強い風が吹き、中国大陸のPM2.5を日本まで運んでくるため、濃度が上がると考えられている。

4. 黄砂の危険性と上手な対処法とは

黄砂とは巻き上げられた砂塵が偏西風に乗って飛来するものだが、私たちの生活にはどのような影響を及ぼすのだろうか。
黄砂が飛来すると、呼吸器系疾患などの健康被害が起きる可能性が指摘されている。アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、ぜんそくなどの症状が悪化するほか、健康な人でも咳やたんが出やすくなるという報告もある。黄砂がひどい時期は、できる限り避けて生活するのがよさそうだ。

黄砂への対処法は?

黄砂で空がかすんでいる日は、外出時にマスクを付ける、外に洗濯物を干さない、窓を開ける場合は空気清浄機を使うなどの対策がおすすめだ。
日本に来る黄砂は4μm程度の大きさが多いが、2.5μm以下の微細な粒子も一部含まれている。PM2.5の粒子をカットしてくれるマスクや、サージカルマスクなどを付けるといいだろう。

結論

黄砂で空がかすんでいる日は、外出時にマスクを付ける、外に洗濯物を干さない、窓を開ける場合は空気清浄機を使うなどの対策がおすすめだ。
日本に来る黄砂は4μm程度の大きさが多いが、2.5μm以下の微細な粒子も一部含まれている。PM2.5の粒子をカットしてくれるマスクや、サージカルマスクなどを付けるといいだろう。

(参考文献)
※1:気象庁ホームページ「黄砂情報」
http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/kosa/fcst/
  

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