1. ドアノブを交換する前に押さえておきたいポイント

ドアノブの寿命は10〜20年ほどとされているが、使用頻度などによって大きく前後するだろう。壊れていなくとも「閉まりが悪くなった」「遊びが大きくなった」など、少しでも不具合を感じたら交換を検討してはいかがだろうか?その際に、覚えておくといいポイントをお伝えする。
ご家庭のドアノブは大きく2種類
一般的なご家庭のドアノブといえば「握り玉」や「レバー」が主流だ。前者は従来からあるタイプで、持ち手を握って回転させることでドアを開けるもの、後者は持ち手を下げることでドアを開けるもの。
お使いのドアノブと同じタイプに交換するのか、握り玉からレバーに交換するのかなど、ちょうどよいタイミングなので考えておこう。
お使いのドアノブと同じタイプに交換するのか、握り玉からレバーに交換するのかなど、ちょうどよいタイミングなので考えておこう。
ドアノブ交換前のチェックポイント
・ドアの厚さ
・ドアの「へり」からドアノブの中心部までの直線距離
・フロント(ドア側面の金具)の高さと幅
交換用のドアノブを購入する際は、事前にこの3点を調べておこう。同じメーカー・同じ型番のドアノブに交換するなら分かりやすいが、握り玉からレバーなどに交換する際はサイズが大変重要になる。失敗を防ぐためにも、必ず確認してほしい。
・ドアの「へり」からドアノブの中心部までの直線距離
・フロント(ドア側面の金具)の高さと幅
交換用のドアノブを購入する際は、事前にこの3点を調べておこう。同じメーカー・同じ型番のドアノブに交換するなら分かりやすいが、握り玉からレバーなどに交換する際はサイズが大変重要になる。失敗を防ぐためにも、必ず確認してほしい。
2. 意外と簡単!ドアノブを自分で交換する方法

ドアノブを、握り玉からレバーへ交換する方法を解説する。なお、ここで紹介するのは一般的な交換方法だ。メーカーや型番などによって、若干異なる場合がある。詳しくは、商品のパッケージなどに記載されている交換方法を参考にしてほしい。
ビスの有無をチェック
先に、既設のドアノブをチェックしよう。握り玉やその周辺にビスが見えれば、そのドアノブは「チューブラ錠」と呼ばれるタイプだ。一方、ビスが見えないドアノブであれば「円筒錠」という。外し方が異なるため確認しておこう。
ドアノブの外し方
■チューブラ錠だった場合
1.見えているビスをすべて外す
2.握り玉を外す
3.フロントのビスを外す
4.フロントを引き抜く
■円筒錠だった場合
1.握り玉の根元部分にある「小さな穴」にクギなど細い金属を押し込む
2.「1」で押し込んだまま握り玉を引き抜く
3.台座部分が残るので、ドライバー(マイナス)を差し込んで外す
4.ビスが現れるので、すべて外してドアノブを取り外す
5.フロントのビスを外す
6.フロントを引き抜く
ここまでが、ドアノブの外し方なので覚えておこう。続いて交換手順を説明していく。なお、以下で紹介するのは「チューブラ錠のレバーハンドル」だった場合の交換手順だ。
1.見えているビスをすべて外す
2.握り玉を外す
3.フロントのビスを外す
4.フロントを引き抜く
■円筒錠だった場合
1.握り玉の根元部分にある「小さな穴」にクギなど細い金属を押し込む
2.「1」で押し込んだまま握り玉を引き抜く
3.台座部分が残るので、ドライバー(マイナス)を差し込んで外す
4.ビスが現れるので、すべて外してドアノブを取り外す
5.フロントのビスを外す
6.フロントを引き抜く
ここまでが、ドアノブの外し方なので覚えておこう。続いて交換手順を説明していく。なお、以下で紹介するのは「チューブラ錠のレバーハンドル」だった場合の交換手順だ。
ドアノブの交換手順
1.交換用のドアノブを分解する(最初から組んである状態だった場合)
2.フロントを差し込み、ビスで固定する
3.角芯が付いているほうのドアノブを、外側(室外側)から差し込みビスで固定する
4.内側(室内側)からもう片方のドアノブを差し込み、ビスで固定する
5.動作確認をして完了
「2」でフロントを差し込む際、ラッチ(三角形のような留め金)の向きが重要になる。ドアを開いたときに内側になるほうに、ラッチの丸い面がくるように差し込もう。なおラッチの丸い面は、ラッチを上から見るかフロントを正面から見れば確認できる。
また、交換前のドアノブよりもフロントが小さく、隙間ができてしまったときは、パテを使って埋めて、グラつきがないように固定しよう。
2.フロントを差し込み、ビスで固定する
3.角芯が付いているほうのドアノブを、外側(室外側)から差し込みビスで固定する
4.内側(室内側)からもう片方のドアノブを差し込み、ビスで固定する
5.動作確認をして完了
「2」でフロントを差し込む際、ラッチ(三角形のような留め金)の向きが重要になる。ドアを開いたときに内側になるほうに、ラッチの丸い面がくるように差し込もう。なおラッチの丸い面は、ラッチを上から見るかフロントを正面から見れば確認できる。
また、交換前のドアノブよりもフロントが小さく、隙間ができてしまったときは、パテを使って埋めて、グラつきがないように固定しよう。
3. ドアノブ交換は業者に頼むのもアリ!費用の目安は?

ドアノブにはいろいろと種類があり、サイズや外し方、交換方法なども異なる。DIYが苦手な方や、失敗したくない方は、ドアノブの交換を業者に頼んでしまう方法もある。最後に、その場合の費用の目安をお伝えする。
ドアノブ交換の費用の目安
業者によって料金設定が異なるほか、交換するドアノブの種類や作業の難易度などによっても料金が変わってくる。そのためあくまで目安だが「ドアノブの商品代」+「7,000〜10,000円程度(高くても40,000円程度)」を見ておくといいだろう。
なお商品代込みのケース、出張料が別途必要なケースなどもあるため、お願いする際は事前に詳しく料金を確認しておくと安心だ。
なお商品代込みのケース、出張料が別途必要なケースなどもあるため、お願いする際は事前に詳しく料金を確認しておくと安心だ。
結論
ドアノブは部品もそれほど多くなく、交換もそこまで難しいものではない。コストを抑えて交換したい方は、DIYにチャレンジしてみるのもいいだろう。取り付けが難しいタイプのドアノブだったときやDIYが不安なときなどは、コストはかかるが最初から業者にお願いしてしまおう。