1. 畳に布団を敷くときの注意点

畳の部屋を寝室として使っていると、布団を敷いたままにすることもあるだろう。しかし人間は眠っている間に多くの汗をかく。布団はすべてそれを吸い込んでくれるため、湿気を帯びやすい。布団を敷いたままにすると、布団に吸収された汗が畳へと到達し、畳や布団にカビやダニが発生する原因となるため注意しよう。
2. 畳に布団を敷くときのポイント

畳に敷いた布団を清潔に使うために、いくつかのポイントを紹介する。
ポイント1.布団を天日干しする
カビを防ぐためにも、晴れた日には布団をこまめに干すといいだろう。日光や外気にさらすことで、布団の内部の湿気も取れ、カビの防止やダニ抑制の効果が期待できる。
布団を干す際には湿気のたまりやすい敷布団や布団の裏側から干し、1~2時間したら裏返して表側も干す。より長い時間天日干しをすると効果的に思えるが、日光に当てすぎると中の綿がダメージを受けてしまうため注意しよう。
布団を干す際には湿気のたまりやすい敷布団や布団の裏側から干し、1~2時間したら裏返して表側も干す。より長い時間天日干しをすると効果的に思えるが、日光に当てすぎると中の綿がダメージを受けてしまうため注意しよう。
ポイント2.畳を乾かす
湿気を溜めてしまうのは布団だけではない。畳は湿気を吸収するが、発散するのが苦手である。布団を敷きっぱなしにすると湿気が畳に閉じ込められ、カビが発生しやすい。布団は朝起きたら毎日たたみ、畳を乾かす習慣をつけよう。その際に同時に掃除機をかけることで、カビやダニの栄養となるごみも除去できる。
ポイント3.風通しを良くする
いくら布団を干したりたたんだりしても、部屋の中に湿気が溜まっていると効果がない。寝室を締めたままにせず、晴れた日には窓を開けて換気を行い、風通しを良くしよう。換気扇やサーキュレーターを使用するとより効果的だ。
3. 畳に布団を敷くときに役立つアイテム

毎日布団を干し、こまめにケアするのが理想だが、かなりの重労働だ。また、梅雨時期は晴れ間が少なく、どうしても布団や畳に湿気がこもりやすい。そこで、毎日の湿気対策を楽にする便利アイテムを紹介する。
湿気を吸い取る「除湿シート」
除湿シートは、布団と畳の間に敷くことで直に接することを防ぎ、湿気も吸収してくれるという便利アイテムである。湿気が多い時期や、忙しくて毎日布団を干すのが難しい方におすすめだ。しかし、除湿シートを敷けばカビが生えないわけではないので、できる限り湿気は発散させよう。
風通しを良くする「すのこ」
布団と畳の間にすのこ製のマットなど使えば、風の通り道ができて湿気がこもりにくくなる。折りたたみできるすのこなら、布団をたたまずに室内干しができてより便利だ。吸湿シートとすのこを組み合わせて使うと、さらに湿気対策になる。
雨の日に活躍「布団乾燥機」
晴れの日は天日干しや部屋の換気ができるが、雨の日には難しい。そんな時に活躍するのが布団乾燥機だ。布団乾燥機は、天候に関係なく布団の湿気を取ることができる。掛け布団と敷き布団の間に差し込むだけなので、重たい布団を運ぶのが辛い方にもおすすめだ。
4. 畳に敷きっぱなしの布団がいけない理由

布団を畳に敷きっぱなしにすることを「万年床」と呼ぶが、なぜ万年床がよくないと言われるのだろうか?
やはり理由は、カビやダニの原因になるからだろう。万年床の湿気を吸って重くなった布団があると、畳は湿気を発散できず閉じ込めてしまう。湿気がこもって湿度が高くなったり、ほこりなどの汚れがたまったりすると、カビやダニの繁殖にとても適した条件となる。そのまま不衛生な状態が続くと、どんどん汚れが悪化していくだろう。
最後には、畳だけでなく床が腐食したり、清掃業者に依頼しないと取れないような頑固なカビになることも考えられる。こういった状況を予防するためにも布団をこまめに干すことや部屋の換気をすることが重要だ。
やはり理由は、カビやダニの原因になるからだろう。万年床の湿気を吸って重くなった布団があると、畳は湿気を発散できず閉じ込めてしまう。湿気がこもって湿度が高くなったり、ほこりなどの汚れがたまったりすると、カビやダニの繁殖にとても適した条件となる。そのまま不衛生な状態が続くと、どんどん汚れが悪化していくだろう。
最後には、畳だけでなく床が腐食したり、清掃業者に依頼しないと取れないような頑固なカビになることも考えられる。こういった状況を予防するためにも布団をこまめに干すことや部屋の換気をすることが重要だ。
結論
一日の疲れを癒すために必要不可欠な睡眠。布団は、その睡眠の質を大きく左右する重要なものだ。良質な睡眠を取るためにも、布団は清潔でキレイな状態を保ちたい。今回紹介した布団を敷く時の注意点や便利アイテムを使って、カビやダニを防ぎ、気持ちのいい寝室をキープしよう。