1. 手に使う消毒液の選び方

アルコール消毒液には多くの種類がある。購入前にそれぞれの特徴を知り、消毒液を選ぶ際の参考にしよう。
アルコール濃度で選ぶ
市販の消毒液にはアルコール成分である「エタノール」が含まれている。エタノールの濃度は商品によって異なるので、購入時は必ず確認しよう。アルコール濃度が濃ければ、その分消毒効果が期待できる。しかし、濃ければ濃いほどいいというわけではない。一般的にアルコール濃度は60%以上であれば、しっかりと消毒ができるといわれている。濃度が95%以上になると手荒れの原因となるため、肌が弱い方などは特に注意しよう。
用途で選ぶ
アルコール消毒液には液体・ジェル・泡の3種類があり、それぞれに適した用途がある。
・据え置きで使う
据え置きタイプにおすすめなのは液体の消毒液だ。液体の消毒液はさらっとしてべた付かず、大容量のものが多い。自宅やオフィスだけでなく、公共施設などに設置されている消毒液は、液体のものがほとんどである。使用時には液の飛散や使いすぎによる手荒れに注意しよう。
・携帯して使う
携帯タイプにおすすめなのはジェルの消毒液だ。ジェルは液体よりこぼれにくく、量を調節しながら使いたい分だけ出すことができる。携帯用の小さな容器に入ったものも発売されているためチェックしてみよう。1つ持っていると、通勤途中やおでかけ先など人が多い場所でも、気になるタイミングですぐに消毒ができるため便利だ。
・自宅で使う
泡の消毒液の特徴は、透明ではないため塗った場所がわかりやすいところだ。目で見て塗布範囲が確認できるので、消毒液に慣れていない小さな子どもでも使いやすい。容器の形状は据え置きするポンプタイプがほとんどなので、主に自宅用として使われる。
・据え置きで使う
据え置きタイプにおすすめなのは液体の消毒液だ。液体の消毒液はさらっとしてべた付かず、大容量のものが多い。自宅やオフィスだけでなく、公共施設などに設置されている消毒液は、液体のものがほとんどである。使用時には液の飛散や使いすぎによる手荒れに注意しよう。
・携帯して使う
携帯タイプにおすすめなのはジェルの消毒液だ。ジェルは液体よりこぼれにくく、量を調節しながら使いたい分だけ出すことができる。携帯用の小さな容器に入ったものも発売されているためチェックしてみよう。1つ持っていると、通勤途中やおでかけ先など人が多い場所でも、気になるタイミングですぐに消毒ができるため便利だ。
・自宅で使う
泡の消毒液の特徴は、透明ではないため塗った場所がわかりやすいところだ。目で見て塗布範囲が確認できるので、消毒液に慣れていない小さな子どもでも使いやすい。容器の形状は据え置きするポンプタイプがほとんどなので、主に自宅用として使われる。
配合成分で選ぶ
アルコール消毒液は除菌効果もあるが、使いすぎると手が乾燥したり炎症を起こしたりする可能性がある。肌の弱い方や手荒れの心配がある方は、アルコールの濃度が濃すぎるものは避け、保湿成分が配合されたものを使おう。ヒアルロン酸やグリセリン、植物性のオイルなどの保湿成分が配合されているものがおすすめだ。
2. 手の正しい消毒方法

消毒液の効果を得るためには正しく使う必要がある。次は消毒液を使った正しい手の消毒方法を紹介する。
- まずは十分な量の消毒液を手のひらに取る
- 手のひら全体に消毒液がいきわたるようにこすり合わせる
- 手の甲を合わせて消毒液をすり込む。左右ともに行う
- 指先とつめの間に消毒液をすりこむ
- 手を組むようにして指の間に消毒液をすりこむ。この時指の付け根部分にもいきわたるように注意する
- 親指をねじり合わせてすりこむ
- 最後に手首にすりこみ、消毒液が乾くまで塗り広げよう
3. 濡れた手で消毒してはいけない

アルコール消毒液の容器には「濡れた手で使用してはいけない」などと記載されていることがある。これは、濡れた手でアルコール消毒を行うと、手についた水分がアルコール濃度に影響を及ぼすことが大きな理由だ。消毒液の効果はアルコールの濃度により変わるため、消毒液を使う際には必ず乾いた手で使用しよう。
4. 手を消毒する際の注意点

アルコール消毒液はウイルスなどの感染症に効果的だが、使い方によっては手だけでなく、人体に影響を及ぼす可能性がある。必ず注意点を守り、安全に手の消毒を行おう。
- 消毒用エタノールは引火性があるので使用中は火気に注意する
- 目、口、鼻や粘膜などに入らないようにする
- 容器のふたをしめて、直射日光が当たらない場所で保管する
- 手や皮膚にかゆみや赤みが出たら使用を中止し、悪化する場合には病院を受診する
結論
ウイルスによる感染症のリスクを下げるために、手洗いやアルコール消毒はとても有効といわれている。今回紹介した消毒液の選び方や注意点を参考に、ぜひ自宅やオフィスにも消毒液を設置しよう。外出先で手洗いができない場合もアルコール消毒を行えば、ウイルスから体を守る手助けとなることだろう。