1. 網戸の動きの悪さは「戸車」が原因かも

網戸が傾いていたり、閉めたつもりでも隙間が生じているとき、大きく2つの原因が考えられる。1つは「網戸の枠の歪み」、もう1つは「戸車のバランス」だ。
前者が原因だった場合、素人では直すのが難しいため業者に連絡をして、網戸の交換を検討しよう。ここでは後者、戸車が原因である場合の対処法について解説する。
前者が原因だった場合、素人では直すのが難しいため業者に連絡をして、網戸の交換を検討しよう。ここでは後者、戸車が原因である場合の対処法について解説する。
そもそも戸車とは?
一般的に、網戸の両サイドの下には戸車と呼ばれるパーツが付いている。これは、網戸がレールの上をスムーズに走るための、いわばタイヤのようなものだ。
網戸が傾いていたり隙間ができたりするときは、左右の戸車のバランス(高さ)が合っていないか、戸車そのものが破損している、左右いずれかの戸車が脱落しているといったことが考えられる。
網戸は一年中屋外にあるため、レールにホコリやゴミなどが溜まって開閉のたびに少しずつ戸車にダメージが蓄積されていったり、何年も使い続けているうちに戸車が経年劣化したりする。網戸に傾きや隙間を見つけた、動きがスムーズでないといったときは、戸車をチェックしてみよう。
網戸が傾いていたり隙間ができたりするときは、左右の戸車のバランス(高さ)が合っていないか、戸車そのものが破損している、左右いずれかの戸車が脱落しているといったことが考えられる。
網戸は一年中屋外にあるため、レールにホコリやゴミなどが溜まって開閉のたびに少しずつ戸車にダメージが蓄積されていったり、何年も使い続けているうちに戸車が経年劣化したりする。網戸に傾きや隙間を見つけた、動きがスムーズでないといったときは、戸車をチェックしてみよう。
2. 網戸の戸車を自分で調整する方法

網戸の戸車に「破損」や「脱落」以外の不具合が見られるときは、戸車の調整のみで解消できる可能性がある。ドライバー1本でできる簡単な作業なので、ぜひやり方を覚えておこう。
網戸の戸車の調整方法
- 外れ止めを緩める(または解除する)
- 戸車の調整ネジを回して高さを調整する
- 外れ止めをもとに戻す
- 網戸が外れないかチェックをして完了
以上が、網戸の戸車を自分で調整するときの一般的な手順になる。「外れ止め」とは、強風や振動で網戸が脱落しないようにするためのパーツのことだ。
なお外れ止めの場所や緩め方(解除方法)、戸車の調整ネジの位置などは、メーカーや型番で異なる場合がある。不明なときは、網戸の取扱説明書やメーカーのホームページなどでチェックしてほしい。
なお外れ止めの場所や緩め方(解除方法)、戸車の調整ネジの位置などは、メーカーや型番で異なる場合がある。不明なときは、網戸の取扱説明書やメーカーのホームページなどでチェックしてほしい。
ついでにレールも掃除しておこう
外れ止めを緩めれば(解除すれば)、網戸は簡単に外れる。レールに汚れが溜まっていたら、ついでに取り除いておこう。手元に潤滑剤があれば、戸車にスプレーしておくといい。
3. 網戸の戸車を自分で交換する方法と費用の目安

網戸の戸車が破損していたり、経年劣化で著しく摩耗していたり、あるいは脱落していたりした場合、新品に交換したほうがいい。最後に、交換の手順と費用の目安をお伝えする。
網戸の戸車の交換方法
- 外れ止めを緩める(または解除する)
- 網戸を外す
- ドライバーでネジを緩めて戸車を外す
- 同じ型番の戸車をホームセンターなどで入手する
- 新しい戸車をはめ込み、ネジをドライバーで締める
- 網戸を取り付け、外れ止めをもとに戻す
- 網戸が外れないかチェックをして完了
以上が、網戸の戸車を交換する際の手順だ。戸車にはいろいろな種類があるが、あらかじめ付けられていたものをホームセンターに持ち込んで探せば間違いはないだろう。
費用の目安
戸車の種類にもよるが、網戸1枚(左右2対)につきおおよそ数百円〜2,000円程度が目安となる。なお戸車を業者に交換してもらった場合は、商品代とは別に数千円〜15,000円程度の作業工賃や出張費用がかかる可能性がある。難しくはないので、可能であれば自分で交換したほうが安く済むだろう。
結論
網戸が傾いていたり隙間ができていたり、滑りが悪かったりするとき、網戸の枠などに問題がなければ戸車に原因がある可能性が高い。高さがずれているだけなら調整で、劣化や破損などが見られれば交換で対処しよう。ただし作業が難しいときや不安があるとき、危険をともなうときなどは、業者にお願いしたほうがいいだろう。