1. 話題の「タオル枕」とは?

いつもお使いの枕がどうもしっくりこない、寝心地が悪い、首や肩が痛くなるなどと感じたことはないだろうか?原因のひとつに「枕が合っていない」ことが挙げられる。自分に合った枕を探すのは難しいため、合わないと感じながらも仕方なく使い続けている方は多いだろう。タオル枕は、そんな方々にとって睡眠の助けになるアイテムかもしれない。
枕が合わないことのリスク
合わない枕を使い続けていると睡眠の質が低下し、眠るたびに疲れる、肩こりや頭痛の症状が出る、熟睡できないなどさまざまな弊害が生じる。質の悪い睡眠は日中の集中力の低下やストレスにもつながるため、早めの改善が望まれる。
タオル枕とは
タオル枕とはタオルで作った枕のこと。簡単に作れるうえ、普通の枕と違って自分がしっくりくる形に整えやすいのが大きな特徴だ。タオル枕では、敷布団やマットレスと首の間に生まれる隙間を、いかにうまく埋められるかがポイントになる。
作り方は後述するが、首のほうが高く、後頭部へ向かうに連れて低くなるようにタオル枕を作ろう。
作り方は後述するが、首のほうが高く、後頭部へ向かうに連れて低くなるようにタオル枕を作ろう。
寝ているときに「理想」とされる姿勢
ところで、寝ているときに理想とされる姿勢があるのをご存知だろうか?ついでに覚えておき、睡眠の姿勢を見直す際やタオル枕を作る際などに役立ててほしい。
理想の姿勢とは「顔が5°程度傾いている(顎が若干引き気味)」および「肩から頭にかけての角度が、敷布団(マットレス)に対して10〜15°程度ある」状態とされている。
敷布団やマットレスと首の間に生まれる隙間を上手に埋めつつ、こうした姿勢を取れるとより快適な睡眠が得られやすいだろう。
理想の姿勢とは「顔が5°程度傾いている(顎が若干引き気味)」および「肩から頭にかけての角度が、敷布団(マットレス)に対して10〜15°程度ある」状態とされている。
敷布団やマットレスと首の間に生まれる隙間を上手に埋めつつ、こうした姿勢を取れるとより快適な睡眠が得られやすいだろう。
2. タオル枕にも長所や短所がある

タオル枕には、長所もあるが短所もある。両方を理解しておくことが大切だ。
タオル枕の長所
- 手軽に作れて微調整もできる
- コストがかからない
- 洗濯できるので衛生的
- 作り方を覚えれば出張先や旅行先でも作れる
タオル枕にはこうした長所がある。とくに出張が多く、枕が変わるとなかなか眠りにつけないという方も、タオル枕が作れるようになれば安心感が違ってくるだろう。
タオル枕の短所
- 寝ている間に形が崩れる
- 弾力性がなく硬い
- 素材によっては触り心地が悪い
- 毎晩作り直さなければならない
一方で、タオル枕にはこうした短所がある。寝ている間に形が崩れてしまえば、せっかくのタオル枕も意味をなさなくなってしまうかもしれない。それに、枕のように羽毛やパイプなどが入っているわけではないので、使ううちに硬さを感じるようになることもあるだろう。
3. タオル枕の簡単な作り方

最後に、タオル枕の簡単な作り方を紹介しよう。
タオル枕の作り方
- バスタオルを、長い方の辺が横になるように広げる
- 左と右から、それぞれ中心に向けて3つ折りにする
- 拳ほどの幅で、手前から奥へ向かって巻いていく(最後は少し余らせる)
以上が、タオル枕の簡単な作り方だ。高くなっているところが首、低くなっている(「3」で最後に少し余らせた)部分に後頭部がくるように当てよう。なお後頭部の部分が少し低いと感じるときは、ハンドタオルやスポーツタオルなどを追加してもOKだ。
また寝返りを打ったり横向きで寝たりすることも考え、タオル枕の両サイドに別のバスタオルを添えよう。その際、最初に作ったタオル枕よりもやや高めにするのがポイントになるので覚えておこう。
また寝返りを打ったり横向きで寝たりすることも考え、タオル枕の両サイドに別のバスタオルを添えよう。その際、最初に作ったタオル枕よりもやや高めにするのがポイントになるので覚えておこう。
結論
タオル枕は手軽で取り入れやすいが、寝ている間の型崩れや硬さといった短所もある。両方を踏まえたうえで取り入れてほしい。また、できれば自分にフィットする普通の枕で眠れることが理想だ。タオル枕は、出張先などで枕が合わないとき、あるいは自分にとって最適な枕が見つかるまでの補助的なものと思っておこう。