目次
1. マウスの持ち方が大切な理由

マウスの持ち方が自分に合っていないと、手首に負担がかかり腱鞘炎を発症することがある。とくにパソコン作業を仕事にしている方にとっては死活問題だ。また、FPSなどのゲームで最高のパフォーマンスを発揮するためにも、適切なマウス選びや持ち方が重要になる。自分に合ったマウスを適切な持ち方で使用すれば、長時間快適にゲームをプレイすることができるのだ。
「手首が疲れる」「痛みがある」という方は、マウスの基本的な持ち方や動かし方を一度おさらいしよう。
「手首が疲れる」「痛みがある」という方は、マウスの基本的な持ち方や動かし方を一度おさらいしよう。
2. マウスの基本的な持ち方

まずは基本的なマウスの持ち方から解説していく。ゲームではなく、一般的な仕事などでパソコンを使用する場合だ。
マウスの基本的な持ち方
1.マウスの両サイドに親指・薬指・小指を添える
2.人差し指を左クリックの上に乗せる
3.中指を右クリックの上に乗せる
ごく基本的なことだが、マウスの持ち方はこれをベースにしよう。5本の指が少しでもマウスに触れていることで、持ち上げる際の力などがうまく分散される。つまり手首への負担もその分軽減されるというわけだ。多くのマウスは、左右のボタンとその中心にスクロールボタンが付いている。中にはボタンがわかりづらいものや、スクロールボタンがないものもあるが、基本的な持ち方は同様だ。おそらく、多くの方が自然にこうした持ち方になっているだろうが、一度見直してみてほしい。
2.人差し指を左クリックの上に乗せる
3.中指を右クリックの上に乗せる
ごく基本的なことだが、マウスの持ち方はこれをベースにしよう。5本の指が少しでもマウスに触れていることで、持ち上げる際の力などがうまく分散される。つまり手首への負担もその分軽減されるというわけだ。多くのマウスは、左右のボタンとその中心にスクロールボタンが付いている。中にはボタンがわかりづらいものや、スクロールボタンがないものもあるが、基本的な持ち方は同様だ。おそらく、多くの方が自然にこうした持ち方になっているだろうが、一度見直してみてほしい。
マウスの基本的な動かし方
1.肩や腕、手の力を抜く
2.マウスと手(指)の向きをまっすぐにする
3.手のひらの付け根をデスクなどにしっかり置いて「支点」にする
4.支点は固定し、マウスはスナップ(手首の力)を利かせて動かす
パソコンの画面に見入ってしまうと、つい肩や腕、手首などに力が入る。まずは深呼吸をするなどして力を抜こう。また肘は直角の状態のほうが、手首に負担がかかりにくく腱鞘炎予防にもなる。逆に肘の位置が高いと手首に負担(腕の力)がかかりやすいので気をつけよう。マウスは浮いてしまうと正しく動作しないため、その点にも注意してほしい。もし操作中にマウスパッドの端まで来てしまったら、一度マウスを持ち上げて中央に戻そう。
2.マウスと手(指)の向きをまっすぐにする
3.手のひらの付け根をデスクなどにしっかり置いて「支点」にする
4.支点は固定し、マウスはスナップ(手首の力)を利かせて動かす
パソコンの画面に見入ってしまうと、つい肩や腕、手首などに力が入る。まずは深呼吸をするなどして力を抜こう。また肘は直角の状態のほうが、手首に負担がかかりにくく腱鞘炎予防にもなる。逆に肘の位置が高いと手首に負担(腕の力)がかかりやすいので気をつけよう。マウスは浮いてしまうと正しく動作しないため、その点にも注意してほしい。もし操作中にマウスパッドの端まで来てしまったら、一度マウスを持ち上げて中央に戻そう。
3. FPSをプレイする際の基本的なマウスの持ち方は3種類

続いて、FPSをプレイする際の基本的なマウスの持ち方を3種類解説する。必ずしもそのいずれかである必要はないため、基本形と捉えてほしい。
かぶせ持ち
マウスを手のひらで包み込むような持ち方。長所は速く大きく動かしやすい点だ。マウス全体に重心がかかっており、安定感があるため、長時間の作業でも疲れにくい。ホイールやサイドボタンの操作のしやすさも特徴だ。ただし、細かい作業やクリックの速度を求める作業にはやや弱いという欠点がある。
つかみ持ち
かぶせ持ちの状態から、指の腹を浮かせたようなマウスの持ち方がこちら。後述するつまみ持ちとかぶせ持ちの中間といったイメージだ。クリック速度が求められる作業や、細かい操作に適している。さまざまな形状、サイズのマウスに対応できるのも特徴だ。しかしその一方、重めのマウスを使っていると疲れが溜まりやすい。
つまみ持ち
親指と薬指(または小指)の先(または腹)などで、文字通りマウスを「つまむ」ように持つパターン。つかみ持ちよりも素早く動かしやすく、繊細な作業にも適しているため、正確性を求めたプレイに使われる傾向がある。ただし、先の2つと比較すると安定感は劣る。手首に負担がかかりやすく、慣れるまでは動作が不安定になることもあるだろう。
4. マウスは持ち方に合わせて選ぶことが重要

マウスでの作業には持ち方以外にも、持ち方に合わせたマウス選びが重要になる。先ほど解説した持ち方3種類に適したマウスを解説しよう。
かぶせ持ちに適したマウス
かぶせ持ちには、手のひらにフィットする感覚を重視した左右非対称のマウスがおすすめだ。マウスには利き手を問わず使用できる製品と、右手での使用を想定した左右非対称に設計されている製品がある。手の形を考慮して作られた、左右非対称のマウスの方がピッタリとフィットする感覚があるだろう。
また、手の大きさも考慮して選びたい。手首中央から中指の先、親指の第一関節から小指の付け根までを測っておくと、ネットでもマウスを選びやすくなる。そのほか、かぶせ持ちで細かい動きをスムーズに行うためには、マウスのポインターの動きに関わるセンシ(単位:DPI)を調整できるかも重要だ。
また、手の大きさも考慮して選びたい。手首中央から中指の先、親指の第一関節から小指の付け根までを測っておくと、ネットでもマウスを選びやすくなる。そのほか、かぶせ持ちで細かい動きをスムーズに行うためには、マウスのポインターの動きに関わるセンシ(単位:DPI)を調整できるかも重要だ。
つかみ持ちに適したマウス
つかみ持ちの場合は、かぶせ持ちよりも手を固定する位置が自由だ。ある程度高さのあるマウスが適しているが、つかみ持ちは選択肢が広い持ち方である。静音性や、好みのデザインを重視してもよいだろう。
つまみ持ちに適したマウス
つまみ持ちは、小回りの利く小ぶりで軽いマウスがおすすめだ。繊細な操作がしやすくなるだろう。そのほか、左右対称のマウスも適している。
5. 腱鞘炎対策からFPS向きまで!おすすめのマウス6選

マウスの持ち方や選び方がわかったところで、おすすめのマウスを6つ紹介する。前半3つは普段使い向け、後半3つはFPS向けマウスだ。
サンワサプライ「エルゴレーザーマウス MA-ERG5」
一風変わった、握るタイプのマウス。手首を自然な形で横に添えることができる「人間工学形状」が特徴だ。腱鞘炎予防に重きを置きたい方におすすめしたい。
マイクロソフト「Sculpt Ergonomic Mouse」
同じく人間工学に基づいてデザインされたマウス。手のひらや手首、腕を自然なポジションで保つことができる。長時間作業が多い方におすすめしたい。
ロジクール「MX ERGO ワイヤレス トラックボール」
独自の調節式ヒンジが組み込まれており、マウスを0〜20°のうち最適な(自分にとって楽な)角度で使うことができる。快適性と多機能性を求める方におすすめだ。
ロジクール「超高速FPSゲーミング マウス G402」
精巧なセンサーテクノロジーにより、超高速なゲーミングを実現。さらにプログラマブルボタンが8個実装されており、プレイスタイルに合わせてカスタマイズできる。
COUGAR「700M EVO」
優れた耐久性に加え、軽さや人間工学に基づいて採用されたカンチレバーによって、疲労を軽減してくれる。ネジ1つでパームレストの位置も調整可能。長時間快適にFPSをプレイしたい方におすすめだ。
Razer「Viper」
プロゲーマーとともに開発されたマウス。高速で反応するオプティカルマウススイッチは、従来のマイクロスイッチの3倍の反応速度となっている。ケーブルも非常に柔軟なため、快適に操作できるだろう。
6. 自分にとってしっくりくるマウスの持ち方を探そう

マウスの持ち方には基本はあるが、どれが一番よいといったものはない。自分にとってしっくりくるマウスの持ち方を探すことが重要だ。さらに持ち方や手のサイズなどに適したマウスを選ぶこともポイントとなる。持ち方に合わせて、自分にピッタリのマウスを見つけよう。
結論
パソコンを使って仕事をする方や、FPSなどのゲームを楽しむ方にとって、マウスの持ち方や選び方は非常に重要である。間違った持ち方をしていると腱鞘炎になるおそれもあるため、意外に軽視できない問題なのだ。もしパソコンを使った後に手のだるさなどを感じる場合は、マウスの持ち方を見直してみよう。