目次
1. プロジェクターをテレビ代わりとして使うメリット

まずは、プロジェクターをテレビ代わりとして使うメリットを見ていこう。
大画面で迫力ある映像を楽しめる
たとえばテレビの場合、製品のインチ以上の大画面で見たいと思っても不可能だ。だがプロジェクターを使えば、スクリーンのサイズにもよるが100インチといった大画面で映画もスポーツも見ることができる。
大画面のテレビを買うよりもコストを抑えられる
テレビは、インチ数が大きくなればその分価格も高くなる。こだわれば100万円オーバーだってあり得る。だがプロジェクターは、10万円台でも100インチのスクリーンに映し出せるものも多い。圧倒的にコストが違うといえるだろう。
テレビを設置する分のスペースを節約できる
テレビ代わりとしてプロジェクターを使うのだから、当然だがテレビは必要なくなる。その分のスペースを有効活用できるし、部屋そのものもスッキリ見えるだろう。プロジェクター自体がコンパクトなので、テレビ代わりに設置しても圧迫感などはほとんどない。
オシャレなものならインテリアにもなる
ひと昔前のプロジェクターとは異なり、スタイリッシュだったりおしゃれなデザインだったりするものも多い。テレビ代わりとして使わないときでも、インテリアのひとつとして活躍してくれるだろう。
2. プロジェクターをテレビ代わりとして使うデメリット

プロジェクターをテレビ代わりとして使うメリットは多いが、導入して後悔しないよう、デメリットも知っておこう。
部屋の明るさに影響を受ける
テレビ代わりとしてプロジェクターを使う際、もっとも気を使うのが部屋の明るさだろう。部屋が明るすぎれば画面が見えづらくなるため、ある程度の暗さをキープしておく必要がある。日光が差し込む時間が長い部屋であれば、遮光カーテンを取り入れるなどして対処しよう。
投影距離によっては見づらい
投影距離とは、プロジェクター本体とスクリーンまでの距離のことだ。プロジェクターは、機種によって投影距離が異なる。長いものを選んでしまうと部屋の後ろの方に設置するしかない、あるいは部屋の広さ以上の距離が必要で十分スクリーンに映し出せないなどの問題が想定される。ただし「短焦点」をうたうプロジェクターを選ぶことで解消できるので覚えておこう。
メーカーや機種で画質に差がある
せっかくテレビ代わりとしてプロジェクターを導入しても、テレビより画質が悪ければガッカリしてしまうだろう。安いモデルなどでは画質がそれほどよくないものもある。画質にこだわりたい方は4K対応といったプロジェクターを選ぼう。
テレビよりも起動に時間がかかる場合がある
プロジェクターは、テレビのように電源をオンにすればすぐに映像が見られるというわけではない。さすがに数分はないが、数十秒程度は待機時間があると思っておこう。
3. テレビを見るのにおすすめのプロジェクターの性能

リビングでの使用を想定した、おすすめのプロジェクターの性能を解説する。ただし、必ずしも以下の条件を満たしている必要はない。あくまでも、目安として参考にしてほしい。
高輝度モデル
デメリットでも解説したとおり、プロジェクターは部屋の明るさに影響を受ける。テレビを見る際、毎回リビングを真っ暗にするのは難しいだろう。輝度の高いモデルなら、ある程度明るい室内でもプロジェクターで快適に視聴ができるためおすすめだ。
短焦点モデル
短焦点モデルは、プロジェクターと壁との距離が短くても大画面の投影ができる。テレビを見るために、チューナーなどの機器と接続することを考えると、短焦点モデルもおすすめだ。
高解像度モデル
プロジェクターのメリットである大画面の映像を楽しむためには、キレイな画質も重要だ。高解像度のモデルなら、そのメリットを活かすことができる。フルHD以上のプロジェクターを検討してみてはいかがだろう。
4. プロジェクターでテレビを見るのに必要なもの

メリットやデメリット、おすすめの性能がわかったところで、プロジェクターでテレビを見るのに必要なアイテムを見ていこう。
プロジェクター本体
当然、プロジェクター本体がなければいけない。テレビ代わりとして使うため、スピーカー内蔵のものが望ましい。AV機器に詳しい方なら、ホームシアターなど外部スピーカーに接続できるプロジェクターを選ぶのもいいだろう。
スクリーン
壁に映し出すのもアリだが、壁が白でなかったりモノが掛けてあったりするときは、専用のスクリーンを購入しよう。
HDMIケーブル
プロジェクター本体とブルーレイレコーダーを接続するためのケーブル。推奨および適合するケーブルはプロジェクター本体およびブルーレイレコーダーのパッケージなどに記載されているはずなので、先にチェックしておくと安心だ。
チューナーまたはブルーレイ(DVD)レコーダーなど
テレビ代わり=テレビ番組が映らなければ意味がないわけだが、地デジ・BS・CSといったチューナー内蔵のブルーレイレコーダーもしくはDVDレコーダーなどがあれば一発でクリアできる。手に入らないときは地デジチューナーでもよいが、DVDやブルーレイソフトを鑑賞できるブルーレイレコーダーがおすすめだ。
5. チューナーと無線接続できるプロジェクターもおすすめ

先ほど、HDMIケーブルでチューナーやレコーダーとプロジェクターを接続すると述べた。しかし、中にはチューナーとプロジェクターを無線で接続できる機種もある。
チューナーと無線接続できるプロジェクターとは
無線接続できるプロジェクターとチューナーがあれば、HDMIケーブルでの接続は不要だ。無線のため、プロジェクターの設置場所の自由度も高まる。部屋の構造などの関係で設置場所が限られる場合などにおすすめだ。ただし、通信環境に影響を受ける可能性があることは知っておこう。
6. プロジェクターでテレビ番組を見る方法と設置する際の注意点

プロジェクターでテレビを見る際のチューナーの接続方法、設置する際の注意点を解説する。
プロジェクターとチューナーの接続方法
有線接続と無線接続があるが、どちらも最初にチューナーの設定を済ませておく。アンテナ端子や、無線LANなどを接続しておこう。
有線接続は、HDMIケーブルでプロジェクターとチューナーまたはブルーレイレコーダーをつなげば完了だ。
無線接続の場合は、スマホのアプリを経由して、プロジェクターで映像を投影する。スマホにアプリをダウンロードしてチューナーと接続。プロジェクターの電源を入れてアカウントやWi-Fiなどを設定し、こちらにもアプリをダウンロードすれば接続完了だ。
有線接続は、HDMIケーブルでプロジェクターとチューナーまたはブルーレイレコーダーをつなげば完了だ。
無線接続の場合は、スマホのアプリを経由して、プロジェクターで映像を投影する。スマホにアプリをダウンロードしてチューナーと接続。プロジェクターの電源を入れてアカウントやWi-Fiなどを設定し、こちらにもアプリをダウンロードすれば接続完了だ。
プロジェクターの設置場所とスクリーン(壁)までの距離に注意
壁やスクリーンとプロジェクターの距離が近いと、画面が小さくなる場合がある。天井に設置する照明タイプでは、距離が近いと投影される位置が高くなり、見上げるような形になってしまう。プロジェクターの設置場所や壁、スクリーンとの距離に注意してほしい。
7. 一人暮らしの方にもおすすめ!テレビが見られるプロジェクター4選

一人暮らしの方にもおすすめのプロジェクターを4つ紹介する。
popin「popin Aladdin 2」
シーリングライト+プロジェクター+高音質スピーカーという3in1タイプ。単焦点レンズを搭載しているので、ご家庭のリビングにテレビ代わりとして設置するのに最適だ。
Anker「Nebula Cosmos MAX」
Ankerの4K対応プロジェクター。オートフォーカス機能搭載で、面倒な設定などの手間を省き、瞬時に映像を映し出せる。4つのスピーカーで、まるで映画館のようなサウンドが楽しめる機種だ。
EPSON「EF-100 シリーズ」
スタイリッシュなデザインがおしゃれなプロジェクター。縦置きで天井に投影することもできる。テレビ代わりとしてはもちろん、インテリアとしての存在感がほしい方にもおすすめ。
BenQ「HT2550M」
液晶モニターメーカーのBenQ(ベンキュー)からは、4K対応型のプロジェクターが発売されている。画質や色彩にこだわりたい方におすすめだ。見た目もシンプルなので、空間になじみやすい。
8. プロジェクターの大画面でテレビ番組を楽しもう

プロジェクターは、テレビ代わりとしても使える便利なアイテムであるといえる。部屋の明るさの影響を受けるなどのデメリットもあるが、大画面で迫力と臨場感溢れる映像を楽しめるのは、プロジェクターの大きな魅力。テレビの買い替えやプロジェクターの導入を検討している方は、ぜひ大画面でテレビ番組を楽しんでみてはいかがだろう。
結論
プロジェクターは、映画鑑賞だけでなく、日頃のテレビ視聴にもおすすめだ。性能や接続方法などは製品によってさまざまなため、自宅に適したものを検討してほしい。メリットやデメリットも踏まえて選び、プロジェクターのある毎日を楽しもう。