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フローリングの色はどう選べばいい?色の種類や特徴、選ぶコツまとめ

フローリングの色はどう選べばいい?色の種類や特徴、選ぶコツまとめ

投稿者:ライター 渡辺恵司 (わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年7月19日

フローリングの張り替えなどで色を選ぶとき、どのような点に着目すれば失敗しないのだろうか?色の種類や特徴を解説するとともに、フローリングの色決めやコーディネートのアイデアをお伝えする。色あせを防ぐお手入れのコツとあわせて、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 雰囲気が一変!フローリングの色の種類と特徴

フローリングの色ひとつで、部屋の雰囲気が一変してしまうことがある。同系色に張り替えるならまだしも、そうでない場合、フローリングの色を変えることで部屋がどうなるのか、イメージが湧きにくいこともあるだろう。まずは、フローリングの色の種類や特徴を見ていこう。

【ホワイト系】の特徴

フローリングをアイボリーやホワイト系のウォールナットといった色にすると、部屋が明るい雰囲気になるし、広く見えることもある。髪の毛などが落ちていると気づきやすいといった利点がある一方、傷やちょっとした汚れが目立ちやすい。家具などがダーク系だと、フローリングだけ浮いた感じになってしまうことも。

【ダーク系】の特徴

焦げ茶、黒、ビター系のウォールナットといった色は、落ち着いた雰囲気や重厚感を出すのにピッタリだ。家具や家電とのコントラストを工夫すれば、メリハリの利いた空間を創り出せる。ただし髪の毛など黒いゴミが目立ちにくく溜まりがちになるほか、白いゴミが目立つ、部屋が狭く見えることがある、白化した部分が目立つといった欠点もある。

【ナチュラル系】の特徴

フローリングをメイプルやオーク系の色にすると、自然のぬくもりや清潔感といった雰囲気の部屋に仕上がる。ゴミやホコリが目立ちにくく、インテリアと合わせやすいのもナチュラル系の特徴だ。その一方で、デザイン次第ではチープな印象を与えることがある、インテリアとのバランス次第では部屋がぼやけて見えることがある、といった欠点も。

2. フローリングの色決めやコーディネートのアイデア

フローリングの色決めをする際は「どのような雰囲気にしたいか」というイメージを固めておくことが大切になる。雰囲気は、次の3大要素によって作られるので覚えておこう。

コーディネートの3大要素

部屋の雰囲気は「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」という3大要素のバランスで決まるとされている。このうち、フローリングはベースカラーに含まれる。3大要素をトータル100%とした場合【ベースカラー70%】【アソートカラー25%】【アクセントカラー5%】の割合に配分するのが、快適で美しい空間づくりのコツだ。

ちなみに、フローリングの色はベースカラーとお伝えしたが、アソートカラーは家具やカーテンなど、アクセントカラーはクッションや小物などが該当する。フローリングのみを張り替えるときは、今お使いのインテリアとのバランスをしっかりと考えよう。

フローリングの色決めとコーディネートのアイデア

■ナチュラル系の雰囲気がほしいとき
フローリングなどのベースカラーは、ミディアム色やベージュなどライト系の色を選ぼう。家具などのアソートカラーはフローリングと同系色、アクセントカラーはお好みでOKだ。

■北欧系の雰囲気がほしいとき
フローリングなどのベースカラーはホワイト系、アソートカラーも同系色にしよう。ここではアクセントカラーが重要になる。たとえばブルー、レッドといったはっきりと目立つ色を取り入れるとメリハリの利いた北欧系の雰囲気が創り出せる。

■アジアンテイストを取り入れたいとき
フローリングなどベースカラーはダーク系、アソートカラーはそれとは逆にホワイト系やライト系、アクセントカラーにはオレンジといった色鮮やかなアイテムを取り入れよう。

■男らしさを醸し出すには
たとえばフローリングの色をダーク系、ドアをブラックにした場合、どっしり落ち着いた雰囲気の空間になる。アジアンやエスニックといったテイストにも合うオトナの空間だ。

逆にドアをホワイト系にした場合、メリハリをしっかり出せればホテルのラウンジのようにシックモダンな印象を与えることができる。

あるいはフローリングの色をホワイト(またはライト)系にした場合、ドアをブラックにするとシャープな印象を与える。「カッコいい男の部屋」を創り出せる組み合わせだ。

3. フローリングの「色あせ」を抑えるお手入れのコツ

最後に、フローリングを色あせから守るお手入れ方法を紹介する。せっかくお好みの色に変えたフローリングだからこそ、長く使い続けるためにもキレイに保っておこう。普段はフロアワイパーなどでホコリや髪の毛などを取り除いたり、水が垂れたらすぐに拭き取ったりする程度でOKだが、色あせや劣化を防ぐにはワックスがけが重要になる。

フローリングのワックスの基礎知識

ワックスには「ロウ系」と「樹脂系」がある。ロウ系は単層フローリングに向いているのだが、耐久性や強度は樹脂系よりも劣る。塗ったあと乾拭きが必要になるのもこのタイプだ。一方の樹脂系は複合やビニール系のフローリングに向いている。耐久性も強度も高く、滑りにくいといった特徴がある。

フローリングのワックスがけのコツ

ワックスは、天気がよく乾燥している日に塗るのが望ましい。先にホコリなど汚れを拭き取ってから、布またはスポンジなどでワックスを均等に塗り広げていこう。塗ったあとは十分に乾燥させるのがコツだ。

また、ワックスを塗る際は部屋の奥から入口に向かって、バックするように塗っていこう。その際、一度塗った場所を踏まないように気をつけてほしい。さらにツヤがほしいときは、はじめに塗り終えたワックスが完全に乾いたのを確認してから重ね塗りをしよう。

結論

フローリングの色は、部屋の雰囲気を一変させるほど重要な要素だ。迷ってしまいどうしても決められないというときはナチュラル系が無難だが、やはり「どのような雰囲気にしたいか」をしっかりイメージしておくことをおすすめする。
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  • 公開日:

    2020年5月19日

  • 更新日:

    2021年7月19日

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