1. 災害時に最低限必要なものの選び方

災害時に避難するとき、持っていけるものには限りがある。本当に必要なものを厳選する方法について、詳しく解説しよう。
命を守るもの
余震や倒壊、洪水など、災害時にはいろいろな危険がある。避難するときや避難所にいるときにはさまざまな危険があるので、命を守るための準備が必要だ。
頭を守るヘルメットや暗闇を照らす懐中電灯など、避難に必要なものを用意しておこう。靴は歩きやすいもの、服装は長袖と長ズボンが基本だ。
頭を守るヘルメットや暗闇を照らす懐中電灯など、避難に必要なものを用意しておこう。靴は歩きやすいもの、服装は長袖と長ズボンが基本だ。
避難所での生活に必要なもの
災害時には避難所での生活が続くことがある。状況によっては物資が届くのが遅くなるので、最低限生活に必要なものを用意しておきたい。
避難所で寝泊まりをする際に、何があれば便利なのか考えてみよう。水や保存食は、家で電気や水が使えなくなったときにも活用できる。
避難所で寝泊まりをする際に、何があれば便利なのか考えてみよう。水や保存食は、家で電気や水が使えなくなったときにも活用できる。
家族にとって必要なもの
災害時に必要なものは性別や年齢によって異なる。赤ちゃんにはミルクや紙おむつ、高齢者なら介護用品を用意しておこう。薬を服用している方は、常備薬やお薬手帳が必要だ。
コンタクトやメガネをかけている方なら予備を、小さな子供には気を紛らわせるための玩具を用意しておくとよい。年齢や状況によって必要なものは変わるので、定期的に見直しを行ってほしい。
コンタクトやメガネをかけている方なら予備を、小さな子供には気を紛らわせるための玩具を用意しておくとよい。年齢や状況によって必要なものは変わるので、定期的に見直しを行ってほしい。
2. 災害時に必要なものはどう準備する?

災害時に備えて、日頃から準備を整えておくことが重要だ。もしものときに必要なものを用意する手順とポイントを紹介しよう。
リスト化しておく
消防庁では非常時持ち出し品チェックシートを公開している(※1)。こちらを参考にしながら、必要なものを書き出していこう。
災害時の自分や家族に何が必要なのか、リスト化することが重要だ。家族で相談しながら時間をかけてリストアップすることで、準備不足を防げるだろう。
災害時の自分や家族に何が必要なのか、リスト化することが重要だ。家族で相談しながら時間をかけてリストアップすることで、準備不足を防げるだろう。
非常持出袋を作る
必要なものを用意していても、災害時にすぐ持ち出せなければ意味がない。両手が空くリュックに入れておけば、いざというとき背負って避難ができる。
家族一人につき一つ用意し、それぞれが必要なものを揃えておくのが基本だ。必要なものがセットになっている市販の非常持出袋を購入して、足りないものを入れる方法もある。
家族一人につき一つ用意し、それぞれが必要なものを揃えておくのが基本だ。必要なものがセットになっている市販の非常持出袋を購入して、足りないものを入れる方法もある。
3. 災害時に本当に必要なもの一覧

災害時に最低限必要なものを一覧にした。避難所での生活に必要なものばかりなので、忘れずに全て用意しておこう。
水や食料
生命の維持のため、水や食料はどうしても必要なものだ。目安は3日分ほどで、調理せずに食べられる乾パンや缶詰、お菓子、レトルト食品がよいだろう。定期的にチェックし、賞味期限が切れたら交換するのが基本だ。
貴重品
現金や通帳、印鑑、鍵などの貴重品はまとめる。公衆電話用の小銭を用意しておこう。災害時に健康保険証や身分証明証、生命保険、保険証券が必要になるシーンは多いので、コピーを非常持出袋に入れておくと安心だ。
防災用品
防災頭巾や懐中電灯は、家族全員分を用意しておこう。電池切れに対応できるように、予備をいくつか準備する。ホイッスルや防犯ブザーは、助けを求めるときや犯罪対策に役立つだろう。
衛生用品
下着を含む着替えやタオルは複数枚必要だ。携帯用の救急セット、除菌ウェットティッシュ、ビニール袋は、さまざまな場面で活用できる。口内を清潔に保つためにも、歯ブラシは用意しておきたい。
情報収集
手回し式の携帯ラジオを用意しておけば、災害時の情報収集が可能だ。スマホや携帯電話は充電が切れると使えないので、家族や知人の連絡先は紙に書き出しておこう。
その他
レジャーシートや毛布、体を温める携帯用カイロなど、その他にも必要なものは多い。マスクや軍手、簡易的な食器もあると便利だ。津波や洪水などの水災に備えて、レインコートを用意しておくとよいだろう。
4. 災害時にあると役立つアイテム5選

絶対に必要なもの以外でも、災害時に役立つアイテムはたくさんある。用意しておきたい5つのアイテムを厳選したので、ぜひ参考にしてほしい。
モバイルバッテリー
災害時には電気などのライフラインが停止することは多い。携帯電話やスマホを充電するために、モバイルバッテリーを用意しておこう。太陽光で発電できるソーラーチャージャーもあると便利だ。
調理器具
多機能ナイフや缶切り、アルミホイルなど、調理に使える道具はあると便利だ。どうしてでも必要なものではないが、カセットコンロとボンベを持っていくと温かい料理が食べられる。
ポリタンクや給水袋
水は人が生きる上で欠かせない必要なものだ。ポリタンクは災害時に給水車で水を貰うときに役立つ。コンパクトな給水袋なら、非常持出袋に入れても場所を取らない。
寝袋やマット
避難所では冷たい床の上での暮らしを強いられる。睡眠環境を整えるために、寝袋やマットを用意しておこう。コンパクトなタイプも多いので、非常持出袋とは別に用意しておくのがおすすめだ。
口内ケア用品
ペーパータイプの歯みがきシートなら、災害時でも水を使わず口内を清潔に保てる。口内が乾燥すると虫歯のリスクが高くなるので、食後には虫歯防止用のガムを噛むとよいだろう。
結論
災害はいつおこるかわからない。必要なものをあらかじめ揃えておけば、災害時でも家族全員でスムーズに避難できる。絶対に必要なものや自分や家族に必要なものをリスト化して、非常持出袋を用意してほしい。大事な命を守るための準備を、日頃から整えておくことが重要だ。