目次
- 1. 主な雑誌や本などのサイズ一覧
- 2. 雑誌のサイズの「A判」と「B判」の違いは?
- 3. 雑誌や本のサイズを知っておくとどんなときに役立つ?
- 4. 女性向けファッション雑誌のサイズはやや特殊?
- 5. 雑誌のサイズを覚える必要はないが知っていると便利
- B4判(257×364mm):グラフ雑誌など
- A4判(210×297mm):写真集など
- B5判(182×257mm):週刊誌や一般的な雑誌など
- A5判(148×210mm):文芸雑誌や総合雑誌、教科書など
- B6判(128×182mm):単行本など
- A6判(105×148mm):文庫本など
- 菊判(150×220mm):単行本など
- 四六判(127×188mm):単行本など
- AB判/ワイド判(210×257mm):やや大き目の雑誌など
- 小B6判(112×174mm):コンパクト判やトランジスタ判など
- 三五判(84×148mm):主に地図帳など
- 新書判(103×182mm):新書本や単行本(漫画)など
- 重箱判(182×206mm):絵本など
- タブロイド判(273×406mm):夕刊紙や号外など
- ブランケット判(406×546mm):新聞紙
- A4判:210×297mm
- A5判:148×210mm
- A6判:105×148mm
- B4判:257×364mm
- B5判:182×257mm
- B6判:128×182mm
1. 主な雑誌や本などのサイズ一覧

一般的な書籍の規格と寸法について紹介しよう。また、雑誌サイズの種類や違いについても、詳しく解説するのでぜひ参考にしてほしい。
雑誌や本のサイズ一覧
【代表的なA判サイズ】
【代表的なB判サイズ】
雑誌や本のサイズについての解説
たとえばA4判は写真集や美術全集など、B4判は大きな画集やグラフ雑誌などが主である。A6判は文庫本、B6判は単行本のサイズと考えてよいだろう。文芸書の単行本に多い四六判、絵本などに使われる重箱判など、ほかにもいろいろな判型がある。なお出版社や書籍により多少サイズに差が出ることもあるので覚えておこう。
2. 雑誌のサイズの「A判」と「B判」の違いは?

雑誌や本のサイズを見てみるとA判とB判に分かれていることに気づく。両者にはどのような違いがあるのだろうか?
判型(はんけい)とは?
判型とは本の規格のことだ。「A4」や「B5」といった呼び方は聞き慣れているだろう。判型により書籍や雑誌、事務用品のサイズを区別することが可能になる。コミックや画集、小説や雑誌など、本の種類によって適した判型が異なる。判型を知ることで、雑誌のより正確なサイズを把握しやすくなる。
A判とB判の違い
ドイツの物理学者、オズワルド氏が考案したとされるA判は国際規格である。一方B判は、日本の和紙(美濃判)を基にした日本独自の国内規格だ。そのためB判は主に日本人向けの書籍や雑誌に使用される。
【1:√2の「白銀比」はA判もB判も同じ】
A判とB判の発祥やサイズは異なるが、縦横の比率は「1:√2」で同じである。どこまで半分に折りたたんだとしても縦横の比率が変わらない「白銀比」と呼ばれる比率だ。
3. 雑誌や本のサイズを知っておくとどんなときに役立つ?

普段雑誌を購入する際、いちいちどのサイズの雑誌かなどと調べたり確認したりする方は少ないだろう。だが次のような場合、雑誌のサイズを知っておくと役立つ可能性がある。
本棚を選ぶとき
文庫本や単行本と比べてサイズが大きい雑誌は、本棚に入らないことも多い。マガジンラックという手もあるが、収容量が少ないため定期的に購入している方は本棚のほうが都合がよいこともあるだろう。
お気に入りの雑誌を本棚にキレイに並べるには、棚板の間隔が広いものを選ばなければならない。判型と寸法を知っておけば、棚板の高さや奥行きを雑誌のサイズに合わせて選べるといった利点がある。大切な雑誌を無駄なくスッキリ収めるためにもサイズ感を覚えておこう。
バッグを購入するとき
バッグに雑誌が入り切らず、折り曲げたり手に持って歩いたりしたことはないだろうか?雑誌を手軽に持ち運ぶならスッポリ入るバッグを用意しておきたいところだ。持ち運ぶことが多い雑誌のサイズを把握できていれば、それに合わせてバッグを選ぶことができる。
ブックカバーを購入したり自作したりするとき
ブックカバーのサイズは書籍や雑誌で共通だ。サイズを知っていれば選ぶときに迷わずに済むだろう。同じくブックカバーを自作する際も、雑誌のサイズが把握できていれば作りやすい。
4. 女性向けファッション雑誌のサイズはやや特殊?

女性向けファッション雑誌のサイズは、一般的な雑誌とやや異なるということをご存知だろうか?せっかくなのでこちらも解説しておこう。
女性向けファッション雑誌のサイズは統一されている
従来、出版社によって1〜2mmほどの差があった。だが現在、大手出版社から発売されている女性向けファッション雑誌のサイズは「232×297mm」で統一されている。冒頭の一覧で紹介した「A4判(210×297mm)」に比べて横のサイズがやや長く「A4変型」という。横を長めにすることで写真をキレイに見せるといった効果がある。
「バッグサイズ」や「ミニサイズ判」が人気
一般的な女性向けファッション雑誌をそのままコンパクトにした「バッグサイズ」や「ミニサイズ判」といった種類が人気を集めている。判型はB5なので、一般的な女性向けファッション雑誌と比べると小さめだ。「重い雑誌を持ち歩きたくない」といった女性の要望に応えた形であり、また小さめのバッグにも収まるため持ち運びしやすいといったメリットもある。
5. 雑誌のサイズを覚える必要はないが知っていると便利

いちいち雑誌のサイズを丸暗記しておく必要はないかもしれないが、主要なサイズくらいは覚えておくと何かと役立つだろう。本は種類や用途によって適したサイズがあり、うまく分けられている。自分自身で冊子を作ってみたいというときなども、雑誌などのさまざまなサイズを知っておくと便利だろう。
結論
雑誌や本は種類によってサイズが異なる。一般的な書籍と比べると大きいため、本棚やブックカバーなどを購入する際はより正確なサイズが必要だ。A判とB判の違いや判型の基本的な知識などを備えておけば失敗することは少ないだろう。ただし女性向けファッション雑誌のサイズはやや特殊であるため、別に確認してほしい。