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換気扇の異音は異常のサイン?音別の原因と対策法を紹介

換気扇の異音は異常のサイン?音別の原因と対策法を紹介

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年7月26日

換気扇を回している時に異音が聞こえることがある。いろいろな原因が考えられるが、何らかの異常が起きているケースがほとんどだ。換気扇の異音による危険や、音別の原因について解説する。効果的な対策やそれでも直らないときの対処法と併せてまとめたので、詳しく紹介していこう。

  

1. 換気扇の異音を放置してはいけない理由とは?

換気扇の異音を放置するのは危険だ。どのようなリスクがあるのか、2つの理由について説明する。

故障する

原因によって異なるが、すぐに対処することで異音が直る場合が多い。そのまま放置すると悪化するため、完全に故障することも考えられるだろう。

大きなパーツが落ちれば怪我することもある。破損すると素人が修理するのは不可能だ。専門業者に修理や交換を依頼することになり、余計な費用がかかってしまうだろう。

火災のリスクも?

異音がする換気扇を回すことで、モーターから火花が発生する危険性がある。汚れやホコリに引火することで、火災に発展する可能性が考えられるだろう。

火や油を使用するキッチンの換気扇は、特にリスクが高い。大事な自宅や家族の命を守るためにも、異音が聞こえたら早めの対処が必要だ。

2. 換気扇からうるさい異音がする原因

換気扇から聞こえる異音には違いがある。原因を見分けることにもつながるので、詳しくチェックしておこう。

「ブーン」「ゴォー」は汚れの付着

換気扇に付着した汚れが原因と考えられるだろう。ホコリやレンジフードの油により、回転のバランスが崩れて異音がでる。あまり掃除をしていなかったり、揚げ物を頻繁にしていたりするご家庭に多い。

「ジー」「ジジジ」は錆の発生

換気扇の内部に水滴が付着することで錆が発生する。お風呂場のように、湿気が多い環境にある換気扇は要注意だ。一度錆が発生すると落とすのは困難だ。

「カラカラ」「カカカ」は軸のズレや変形

モーター軸のズレやパーツの変形が原因だと考えられる。破損している状態なので、そのまま使用するのは危険だ。自分で対処するのは難しいため、専門の業者に修理してもらうしかない。

「キュルキュル」「チチチ」は潤滑油不足

潤滑油が不足している場合、軸が擦れることによって乾いた異音が聞こえる。そのまま放置すると、軸がすり減って破損の原因になるので早めに対処しよう。

3. 換気扇の異音を解消する対策法

自分で対処ができるのは、汚れが原因の異音と潤滑油不足の異音だ。それぞれの対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

ホコリや汚れを落とす

プロペラやファンに付着した汚れを落とす。一般的な換気扇の軽い汚れなら、掃除機で吸い込むだけで十分だ。台所のレンジフードや長年放置した換気扇の場合は、取り外してから掃除をしよう。
  • 電源を切ってプロペラやファンを取り外す
  • 中性洗剤とスポンジを使って洗う
  • 汚れが落ちたら布で拭き、乾燥させてから取り付ける
油汚れが酷いレンジフードにはつけ置きが有効だ。換気扇にはいろいろなタイプがあるので、取り外しや取付けの方法は説明書やメーカーのホームページで確認してほしい。

潤滑油を補充する

不足した潤滑油を補充すれば異音は解消する。ホームセンターや通販サイトで購入したら、軸の部分に塗布しよう。

ただし、潤滑油を過剰に塗布すると換気扇の内部に垂れてしまう。異音を悪化させる可能性があるので、説明書に記載してある適量を守ることが重要だ。間違ってつけすぎたときは、汚れてもよい布やティッシュで拭いてほしい。

4. 掃除後も換気扇の異音が直らない時の対処法

異音の原因によっては、掃除や潤滑油の交換でも直らないことがある。どのように対処すればよいのか、詳しく解説しよう。

直らない異音とは?

軸のズレやパーツの破損、錆が原因の異音は自分では直せない。換気扇に頑固な汚れが付いていると、落とすのが難しいこともあるだろう。

破損の度合いによっては、修理ではなく換気扇全ての交換が必要になるケースがある。素人だと異音の判別ができない可能性があるので、原因がわからない場合は専門家に確認しよう。

専門家に依頼しよう

無理に分解したり、修理したりすれば、逆に壊してしまう可能性も考えられる。換気扇が使えなくなると、空気の循環が不可能になるだろう。湿気やにおいがこもってしまい、カビも発生しやすくなる。

掃除や潤滑油の塗布といった対処を行っても異音が続くようなら、修理業者や清掃業者に依頼しよう。放置していても悪化するだけなので、早めに対処することが重要だ。

結論

換気扇の異音を無視するのは危険だ。放置すれば故障のリスクがあるので、早めの対処が重要になる。「ジー」や「ゴォー」など、異音の違いに耳をすまして原因を探ろう。汚れや潤滑油不足なら、自分でも解決が可能だ。ただし、掃除しても直らなかったり、錆や破損が原因だったりする場合は、専門業者に依頼してほしい。
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  • 公開日:

    2020年5月29日

  • 更新日:

    2021年7月26日

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