1. 換気扇の異音を放置してはいけない理由とは?

換気扇の異音を放置するのは危険だ。どのようなリスクがあるのか、2つの理由について説明する。
故障する
原因によって異なるが、すぐに対処することで異音が直る場合が多い。そのまま放置すると悪化するため、完全に故障することも考えられるだろう。
大きなパーツが落ちれば怪我することもある。破損すると素人が修理するのは不可能だ。専門業者に修理や交換を依頼することになり、余計な費用がかかってしまうだろう。
大きなパーツが落ちれば怪我することもある。破損すると素人が修理するのは不可能だ。専門業者に修理や交換を依頼することになり、余計な費用がかかってしまうだろう。
火災のリスクも?
異音がする換気扇を回すことで、モーターから火花が発生する危険性がある。汚れやホコリに引火することで、火災に発展する可能性が考えられるだろう。
火や油を使用するキッチンの換気扇は、特にリスクが高い。大事な自宅や家族の命を守るためにも、異音が聞こえたら早めの対処が必要だ。
火や油を使用するキッチンの換気扇は、特にリスクが高い。大事な自宅や家族の命を守るためにも、異音が聞こえたら早めの対処が必要だ。
2. 換気扇からうるさい異音がする原因

換気扇から聞こえる異音には違いがある。原因を見分けることにもつながるので、詳しくチェックしておこう。
「ブーン」「ゴォー」は汚れの付着
換気扇に付着した汚れが原因と考えられるだろう。ホコリやレンジフードの油により、回転のバランスが崩れて異音がでる。あまり掃除をしていなかったり、揚げ物を頻繁にしていたりするご家庭に多い。
「ジー」「ジジジ」は錆の発生
換気扇の内部に水滴が付着することで錆が発生する。お風呂場のように、湿気が多い環境にある換気扇は要注意だ。一度錆が発生すると落とすのは困難だ。
「カラカラ」「カカカ」は軸のズレや変形
モーター軸のズレやパーツの変形が原因だと考えられる。破損している状態なので、そのまま使用するのは危険だ。自分で対処するのは難しいため、専門の業者に修理してもらうしかない。
「キュルキュル」「チチチ」は潤滑油不足
潤滑油が不足している場合、軸が擦れることによって乾いた異音が聞こえる。そのまま放置すると、軸がすり減って破損の原因になるので早めに対処しよう。
3. 換気扇の異音を解消する対策法

自分で対処ができるのは、汚れが原因の異音と潤滑油不足の異音だ。それぞれの対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
ホコリや汚れを落とす
プロペラやファンに付着した汚れを落とす。一般的な換気扇の軽い汚れなら、掃除機で吸い込むだけで十分だ。台所のレンジフードや長年放置した換気扇の場合は、取り外してから掃除をしよう。
- 電源を切ってプロペラやファンを取り外す
- 中性洗剤とスポンジを使って洗う
- 汚れが落ちたら布で拭き、乾燥させてから取り付ける
油汚れが酷いレンジフードにはつけ置きが有効だ。換気扇にはいろいろなタイプがあるので、取り外しや取付けの方法は説明書やメーカーのホームページで確認してほしい。
潤滑油を補充する
不足した潤滑油を補充すれば異音は解消する。ホームセンターや通販サイトで購入したら、軸の部分に塗布しよう。
ただし、潤滑油を過剰に塗布すると換気扇の内部に垂れてしまう。異音を悪化させる可能性があるので、説明書に記載してある適量を守ることが重要だ。間違ってつけすぎたときは、汚れてもよい布やティッシュで拭いてほしい。
ただし、潤滑油を過剰に塗布すると換気扇の内部に垂れてしまう。異音を悪化させる可能性があるので、説明書に記載してある適量を守ることが重要だ。間違ってつけすぎたときは、汚れてもよい布やティッシュで拭いてほしい。
4. 掃除後も換気扇の異音が直らない時の対処法

異音の原因によっては、掃除や潤滑油の交換でも直らないことがある。どのように対処すればよいのか、詳しく解説しよう。
直らない異音とは?
軸のズレやパーツの破損、錆が原因の異音は自分では直せない。換気扇に頑固な汚れが付いていると、落とすのが難しいこともあるだろう。
破損の度合いによっては、修理ではなく換気扇全ての交換が必要になるケースがある。素人だと異音の判別ができない可能性があるので、原因がわからない場合は専門家に確認しよう。
破損の度合いによっては、修理ではなく換気扇全ての交換が必要になるケースがある。素人だと異音の判別ができない可能性があるので、原因がわからない場合は専門家に確認しよう。
専門家に依頼しよう
無理に分解したり、修理したりすれば、逆に壊してしまう可能性も考えられる。換気扇が使えなくなると、空気の循環が不可能になるだろう。湿気やにおいがこもってしまい、カビも発生しやすくなる。
掃除や潤滑油の塗布といった対処を行っても異音が続くようなら、修理業者や清掃業者に依頼しよう。放置していても悪化するだけなので、早めに対処することが重要だ。
掃除や潤滑油の塗布といった対処を行っても異音が続くようなら、修理業者や清掃業者に依頼しよう。放置していても悪化するだけなので、早めに対処することが重要だ。
結論
換気扇の異音を無視するのは危険だ。放置すれば故障のリスクがあるので、早めの対処が重要になる。「ジー」や「ゴォー」など、異音の違いに耳をすまして原因を探ろう。汚れや潤滑油不足なら、自分でも解決が可能だ。ただし、掃除しても直らなかったり、錆や破損が原因だったりする場合は、専門業者に依頼してほしい。