- 1. テレビはPCのモニターとして使える
- 2. テレビをPCのモニターとして使う方法
- 3. テレビをPCのモニターとして使うメリット・デメリット
- 4. テレビはノートPCのマルチモニターとしても使えるのか?
- 5. PCのモニターとして使用するテレビの選び方
- 6. PCのモニターにおすすめのテレビ3選
- 7. PCモニターでテレビを視聴する方法もある
- 8. テレビをPCモニターとしてうまく活用すれば作業効率アップ!
- テレビとPCそれぞれの端子を確認し、ケーブルを用意する
- テレビとPCをそのケーブルで接続する
- テレビの入力切替でHDMIを選択すれば完了
1. テレビはPCのモニターとして使える
そもそも、テレビをPCのモニター代わりに使うことはできるのかという基本的なところから解説しよう。
端子とケーブルがあればテレビはPCのモニター代わりになる
たとえば、テレビとPCの端子がともにHDMI端子であれば、HDMIケーブル1本でテレビをモニター代わりに使用できる。HDMI端子がなくても、DVI端子あるいはDisplayPort端子など、双方の端子が同じであれば問題なくテレビをモニター代わりに使うことが可能だ。
仮にテレビとPCの端子が異なっていたとしても、変換ケーブルを用いることでモニター代わりに使える。
2. テレビをPCのモニターとして使う方法
上述のようにテレビをPCのモニター代わりに使うことは可能だ。双方がHDMI端子だったと仮定してその方法を紹介しよう。モニター代わりに使うにはケーブルが必須である。PCとテレビをつなぐケーブル選びを間違えないように注意しよう。
テレビをPCのモニター代わりに使用する手順
テレビとPCの端子がいずれもHDMIならHDMIケーブルを用意して接続し、テレビ側の設定を調整するだけでよい。テレビとPCをケーブルでつないだら、テレビの入力切替でHDMIを選択しよう。これでテレビをPCのモニター代わりとして使えるようになる。
【デスクトップなどのサイズ調整もテレビ側からおこなう】
PCのデスクトップのサイズがテレビのサイズに合わないこともある。そんなときはテレビ側で設定をおこなうと覚えておこう。近年、自動調整機能を搭載したテレビも多いが、搭載されていないときは自分で調整する必要がある。
メーカーや機種により設定方法が異なるため、取扱説明書またはメーカーのホームページなどを見て確認していただきたい_。
テレビとPCの端子が異なる場合の接続方法は?
テレビの端子がHDMI、PCの端子がDVIまたはDisplayportだった場合でも、変換ケーブルを用意すれば接続できる。ケーブルの両端が異なった形状をしているので、テレビとPCそれぞれの端子に合うほうをつなげばよい。
すでにそれぞれのケーブルをお持ちであれば、ケーブル間に「変換器」を挟むことで難なく接続できる。
3. テレビをPCのモニターとして使うメリット・デメリット
上述のようにテレビをPCのモニター代わりに使うことは可能だ。テレビをモニター代わりにすることでさまざまなメリットが得られる。ただしテレビとPCモニターとではそれぞれ得意分野が異なるため、代用したときに不都合が出ることがある。双方をきちんと把握しておこう。
テレビをPCのモニター代わりに使うメリット
【大画面に映し出せる/作業範囲が広い】
テレビの大画面でPCを操作できる。PC上の作業スペースが広がる、大迫力でゲームを楽しめる、操作性が向上する、家族と大人数で映像などを見られるといった利点がある。
【動きがキレイ/美しい映像が楽しめる】
スペックによるが、テレビは映像を楽しむことを目的としているため、PCモニターと比べて画質がキレイなことも多い。ゲームや映像をより高画質で楽しむことができるだろう。
【別途モニターを買い足す必要がない】
PCのモニターがもう1台ほしいという場合も、テレビで代用できれば買い足す必要がない。もちろんワークデスク上に置きたい場合などは難しいが、買うほどでもないがあと1台あると便利、といったケースではテレビが役立つだろう。
テレビをPCのモニター代わりに使うデメリット
【ゲームで遅延が発生することがある】
たとえばシューティングなどFPS系のゲームを楽しみたいときは、テレビの応答速度に注意だ。画像が切り替わる速度のことだが、テレビはPCに比べると数値が低いため遅延が発生しやすい。アクション系やスポーツ系などもストレスになることがあるため覚えておこう。
【マウスの反応が遅れることがある】
PCモニターは作業するためのものだが、テレビはそうではない。マウス操作の際も遅延が発生することがあると覚えておこう。ただし、テレビ側にディスプレイモードといった設定があれば、切り替えることで解消できる可能性はある。
【アイコンや文字が読みにくいことがある】
テレビで作業するとアイコンや文字が読みにくく感じることがある。またテレビによって解像度がハイビジョン(1366×768)、フルHD(1980×1080)、4K(3840×2160)などと異なる。
PC側の画面を高い解像度のままテレビに出力すると、文字が小さくなり読みづらくなることもある。そのようなときは、PC側から解像度を変更できるので調整してみよう。
4. テレビはノートPCのマルチモニターとしても使えるのか?
ところで、テレビはノートPCなどのマルチモニターとしても使用できるのだろうか?
マルチモニターとして使える場合がある
ノートPCに外部ディスプレイを接続すれば、マルチモニターとして使える可能性がある。この場合の外部ディスプレイとはすなわちテレビだ。
PCモニターと外部ディスプレイを設置したマルチモニターなら、1つの画面でタブを閉じたり開いたりする必要が少なくなり、作業効率が格段にアップする。
ノートPCに端子が備わっていれば可能
ノートPCとテレビの両方にHDMIなど端子が備わっていれば、ケーブルを接続するだけで利用できる。ノートPC側がHDMI端子ではない場合も、変換ケーブルを使えば接続可能だ。
その際、ノートPCと同じ画面をテレビに表示させるか、ノートPCとテレビの画面を1つの画面として拡張させるのか選べるので、用途に合わせて使い分けよう。
5. PCのモニターとして使用するテレビの選び方
これからPCのモニター代わりになるテレビを購入するという方は、ぜひ選ぶときのポイントを押さえておこう。基本的には「画面サイズ」「端子の種類」「テレビの機能」の3つに着目することだ。
画面サイズの選び方
テレビのサイズは部屋の広さや視聴距離などに応じて選ぶのが一般的だが、PCのモニター代わりに使う場合は、近距離で画面を見る前提でサイズを選ぼう。PC作業用であれば24インチ前後がよいだろう。会議やセミナーなど複数人で共用する場合は30インチ以上__がおすすめだ。
端子の種類の選び方
古いモデルのテレビにはHDMI端子が備わっていないことが多い。テレビを選ぶ際はHDMI端子の有無をチェックしよう。またHDMI端子が複数あれば、さまざまな機器を同時接続できる。そうした使い方が想定される方は、HDMI端子が必要な数だけあるかチェックしておこう。
そのほかの付帯機能もチェックしておこう
テレビを視聴することもあるだろう。視聴中でも裏番組を録画できるものや、画面の色および明るさを自動調整してくれるものなど、近年ではとにかく多機能のテレビが増えた。せっかく選ぶのであれば、テレビとしての機能面もきっちり確認しておくことをおすすめする。
6. PCのモニターにおすすめのテレビ3選
PCのモニター代わりにおすすめしたいテレビを3選、紹介しよう。特徴はメーカーにより異なるため、自分にとって外せない機能は何か考えて選ぶのもポイントだ。
パナソニック「ハイビジョンビエラ H300シリーズ」
視聴中に裏番組も録画できる2チューナー搭載モデル。HDMI端子数は2つだ。あらゆる映像を色鮮やかに再現する「あざやか色再現回路」を搭載__している。細部まで美しい映像を楽しみたい方におすすめだ。
シャープ「AQUOS 液晶テレビ ADライン」
薄型LEDバックライトを採用したスリムなテレビである。PCのモニター代わりにデスクにのせてもスペースを圧迫しない。HDMI端子数は2つだ。__2画面表示対応で放送番組と外部入力など、2つの映像を同時表示できる。
LG「液晶テレビ 50NANO75JPA」
アップスケーリング機能を搭載した、4K相当の画質が楽しめるテレビである。__HDMI端子は3つだ。ゲームに合わせて映像や音を最適化する機能をはじめ、エンターテイメント機能が充実している。PCでゲームをする機会が多い方におすすめだ。
7. PCモニターでテレビを視聴する方法もある
「PCのモニター代わりにテレビを使う」というテーマで解説を進めてきたが、実はその逆、すなわち「PCモニターでテレビ番組を視聴する」といったこともできる。やり方と注意点を解説しよう。
チューナーがあればPCモニターでテレビ番組を視聴できる
テレビチューナーにはワンセグとフルセグがある。フルセグは地デジのことで、ワンセグに比べると映像が美しい。だがフルセグを視聴するにはB-CASカードが必要であり、受信できる範囲が狭い、移動に弱いという面もある。
PCモニターでテレビを見るための設定はチューナーによって異なるので、取扱説明書に従って接続しよう。
チューナーを選ぶときの注意点
テレビチューナーには「デスクトップでしか使えない内蔵タイプ」「デスクトップとノートPCの両方で使えるUSBタイプ」「ワイヤレスタイプ」などがあるので間違えないようにしよう。またテレビチューナーは、OSとモニターに対応したものを購入しなければならない。
たとえば地デジチューナーを買っても、モニターが地デジに対応していないとうまく出力できないことがあるため注意が必要だ。地デジやケーブルテレビなど、見たい放送によっても選ぶべきチューナーが異なるので覚えておこう。
8. テレビをPCモニターとしてうまく活用すれば作業効率アップ!
お伝えしてきたように、テレビはPCのモニター代わりに使うことができる。「作業」という点ではPCモニター、キレイな「映像」という点ではテレビというように、それぞれ優れた特徴がある。
その特徴は、テレビをPCのモニター代わりにする際のメリットあるいはデメリットにもつながっている。PCモニターとテレビの特徴をよく知った上で上手に代用しよう。
結論
PCのモニター代わりにテレビを使うことはできる。テレビを使うことによって、大きな画面で作業できたり美しい映像を楽しめたりなど、利点も多い。接続はケーブルでつなぐだけなので簡単だ。必ずテレビとPCの端子を確認して、対応しているケーブルを選ぶようにしよう。