1. 梅雨の挨拶文【梅雨入り】

梅雨入りは6月上旬から中旬にあたる。この時期は雨が降り続き、湿度も高くジメジメとしてくるだろう。
梅雨入りにふさわしい漢詩調の挨拶文には、梅雨の時期に入ったことを表す「入梅の候」という表現が使える。「入梅の候、貴社ますますご清栄の由、何よりと存じます」のように使おう。
また、梅雨入りが過ぎて本格的にジメジメする時期になったら、「長雨の候」という表現もふさわしい。6月中旬以降に使うのがいいだろう。
口語調の挨拶文では、「今年もまた梅雨の季節を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか」や、「入梅とともに雨が続きますが......」といった表現が使える。
梅雨入りにふさわしい漢詩調の挨拶文には、梅雨の時期に入ったことを表す「入梅の候」という表現が使える。「入梅の候、貴社ますますご清栄の由、何よりと存じます」のように使おう。
また、梅雨入りが過ぎて本格的にジメジメする時期になったら、「長雨の候」という表現もふさわしい。6月中旬以降に使うのがいいだろう。
口語調の挨拶文では、「今年もまた梅雨の季節を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか」や、「入梅とともに雨が続きますが......」といった表現が使える。
漢詩調と口語調の使い分け方は?
手紙やはがき、メールなどに使われる時候の挨拶には、「漢詩調」と「口語調」の2通りがある。漢詩調はフォーマルな場面で使われ、堅く格調高い印象となる。口語調は親しみやすい表現で、友人や付き合いが長い相手はもちろん、ビジネスシーンでも使える。
場面や相手によって、漢詩調と口語調を使い分けるといいだろう。
場面や相手によって、漢詩調と口語調を使い分けるといいだろう。
2. 梅雨の挨拶文【中休み】

梅雨の「中休み」とは、雨が降り続いていた中で数日以上晴れになったり、曇りで日が射したりする期間を指す。雨ばかりの日々が明け、すがすがしい気分になる方も多いだろう。その気持ちを挨拶で表してみよう。
中休みに使える漢詩調の挨拶文は、「梅雨晴れの候」といった書き出しがふさわしい。「梅雨晴れの候、いかがお過ごしでしょうか」のように記すといいだろう。
口語調の場合は「梅雨も中休みとなったのか、朝から気持ちよい青空が広がった1日でした」や、「梅雨晴れの青空がすがすがしく、気持ちよく過ごしております」などの挨拶がおすすめだ。
中休みに使える漢詩調の挨拶文は、「梅雨晴れの候」といった書き出しがふさわしい。「梅雨晴れの候、いかがお過ごしでしょうか」のように記すといいだろう。
口語調の場合は「梅雨も中休みとなったのか、朝から気持ちよい青空が広がった1日でした」や、「梅雨晴れの青空がすがすがしく、気持ちよく過ごしております」などの挨拶がおすすめだ。
3. 梅雨の挨拶文【梅雨明け】

梅雨明けは6月下旬から7月上旬にあたる。この時期はジメジメした梅雨がようやく明け、夏の到来を感じさせる。夏らしさを表現する挨拶や文章で、梅雨明けの明るい気分を演出したい。
この時期に使える漢詩調の挨拶には、「梅雨晴れの候」や「短夜の候」などがある。雨が長く降り続いている場合は、「霖雨の候」という挨拶も使える。「霖雨の候、日差しが恋しく感じられますが......」などといった書き出しで使うといい。
ちなみに、夏至の期間であれば「夏至の候」といった表現もふさわしい。
口語調の場合は「梅雨明けの待たれる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか」や、「梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが......」などの表現が使える。「梅雨明けも間近のようです」という短い表現も使いやすいだろう。
この時期に使える漢詩調の挨拶には、「梅雨晴れの候」や「短夜の候」などがある。雨が長く降り続いている場合は、「霖雨の候」という挨拶も使える。「霖雨の候、日差しが恋しく感じられますが......」などといった書き出しで使うといい。
ちなみに、夏至の期間であれば「夏至の候」といった表現もふさわしい。
口語調の場合は「梅雨明けの待たれる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか」や、「梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが......」などの表現が使える。「梅雨明けも間近のようです」という短い表現も使いやすいだろう。
4. 梅雨の挨拶文【梅雨明け後】

6月下旬から7月ごろになり梅雨が明けると、いよいよ夏本番だ。この時期は夏らしさを表す挨拶を使い、相手に梅雨明け後らしいさわやかな印象を与えよう。
漢詩調の場合、「向暑の候」という表現は6月全般で使える。「晴天続く向暑の候......」といった書き出しで始めるのもいいだろう。7月であれば「盛夏の候」や「仲夏の候」といった挨拶も使える。
梅雨明け後に口語調で挨拶を入れる場合、「いよいよ夏本番を迎え、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」や、「吹く風にもいよいよ、夏めいたものを感じるころとなりました」などがおすすめだ。
結びの文章には「暑さ厳しい折、皆様のご健康をお祈り申し上げます」などの表現を使い、キレイにまとめよう。
漢詩調の場合、「向暑の候」という表現は6月全般で使える。「晴天続く向暑の候......」といった書き出しで始めるのもいいだろう。7月であれば「盛夏の候」や「仲夏の候」といった挨拶も使える。
梅雨明け後に口語調で挨拶を入れる場合、「いよいよ夏本番を迎え、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」や、「吹く風にもいよいよ、夏めいたものを感じるころとなりました」などがおすすめだ。
結びの文章には「暑さ厳しい折、皆様のご健康をお祈り申し上げます」などの表現を使い、キレイにまとめよう。
結論
ビジネスシーンで手紙を書く場合、時候の挨拶は「拝啓」のあとに続けるといい。その次に相手の繁栄を願う言葉を入れ、スムーズな書き出しにしよう。結びの文章にも季節感を取り入れ、相手の健康を気づかう一文が書けるとさらにいい。梅雨は気が滅入る時期でもあるので、さわやかな挨拶文で手紙やメールの印象をよくしたいものだ。