1. クッキングシートで落とし蓋を代用する方法
落とし蓋の代用に使える1つ目のモノはクッキングシートだ。落とし蓋はなくともクッキングシートは多くのご家庭にあるだろう。
クッキングシートで落とし蓋を作る簡単な方法
クッキングシートを鍋よりもひと回り小さいサイズにカットしよう。小さすぎると落とし蓋の代用として十分な役割を果たせない可能性があるため気をつけてほしい。無駄にしないためにも、カットする前に鍋に当ててみて目印を付けるなどするとよいだろう。カットが済んだら、菜箸で中心に穴をあけて落とし蓋のように食材の上から被せれば完成だ。 クッキングシートは、単に落とし蓋の代用になるだけでなく油や灰汁(アク)を吸収してくれるという特徴もある。代用ではなく毎回落とし蓋として使う方もいるのではないだろうか?なお、もう少し丁寧に作りたいという方は以下の方法も試してみてほしい。
クッキングシートで落とし蓋を作る丁寧な方法
- クッキングシートを4つ折りにする
- クッキングシートの角のいずれかが鍋の中心にくるように当てる
- 鍋の半径の長さに合わせて端(鍋の外側にくるほう)を丸くカットする
- 尖っている部分(鍋の中心にくるほう)を少しカットする(これが空気穴になる)
- 「3」で丸くカットした側に5箇所くらい切り込みを入れる
あとは広げて食材の上から被せればOKだ。クッキングシートを落とし蓋の代用にする方法はごく一般的なので、動画サイトなどでもいろいろな作り方が見られる。興味があればぜひチェックしてみよう。
2. アルミホイルで落とし蓋を代用する方法
落とし蓋の代用になる2つ目のモノはアルミホイルである。こちらも、クッキングシート同様に多くのご家庭にあるだろう。
アルミホイルで落とし蓋を作る方法
- アルミホイルを鍋の大きさにカットする
- 手で軽くクシャクシャにする
- 外周になる部分は折るなどして鍋に合うように丸くする
- 菜箸で中心に穴をあける
- 食材の上から被せる
以上が、落とし蓋の代用にアルミホイルを使う方法だ。クシャクシャにすることで灰汁が取れやすくなる。アルミホイルは熱伝導率が高いため、味が効率よく染み込みやすいのも特徴だろう。クッキングシートもないという場合は、アルミホイルで代用してみよう。
アルミホイルが溶けることもある
アルミホイルを落とし蓋の代用として使うとき、驚かないように覚えておいてほしいポイントがある。アルミホイルは熱には強いが、長時間の使用や熱源(鍋の縁や火など)に直接触れると溶けることがあるという点だ。人体に影響を及ぼすほどではないと言われているものの、どこか気になる方もいるだろう。クッキングシートで代用するか、長時間の使用を控え熱源に触れないように気をつけよう。なおアルミニウムの安全性については、内閣府の「食品安全委員会(※1)」や「一般社団法人 日本アルミニウム協会(※2)」などの見解を参考にするとよいだろう。
3. 代用品もよいがやっぱり専用の落とし蓋がおすすめ
落とし蓋の代用になるモノとして、クッキングシートやアルミホイルを紹介してきた。ネット上では、ほかにも皿を使ったりキャベツを使ったりなど、さまざまな「落とし蓋の代用品」が紹介されている。だがやはり、おすすめは代用品ではなく専用の落とし蓋だ。
専用に作られた落とし蓋は、ステンレス製や樹脂製、木製などの種類がある。ステンレス製は鍋に合わせてサイズ調整できるものが多いため、1つ備えておくと幅広く活用できるだろう。樹脂製は100均で簡単に手に入るし、木製はほどよく重量があり、ナチュラルな風合いが料理の美味しさを引き出してくれそうな感じがする。代用品もよいが、ぜひ専用の落とし蓋も備えておこう。
専用に作られた落とし蓋は、ステンレス製や樹脂製、木製などの種類がある。ステンレス製は鍋に合わせてサイズ調整できるものが多いため、1つ備えておくと幅広く活用できるだろう。樹脂製は100均で簡単に手に入るし、木製はほどよく重量があり、ナチュラルな風合いが料理の美味しさを引き出してくれそうな感じがする。代用品もよいが、ぜひ専用の落とし蓋も備えておこう。
結論
落とし蓋がなくても、クッキングシートやアルミホイルといった身近にあるモノで代用できる。買い忘れたときなどに困らないよう、代用できるモノがあることを知っておこう。代用品もよいが、できれば専用の落とし蓋を持っておくことをおすすめする。
(参考文献)
※1:内閣府 食品安全委員会「Q&A」
http://www.fsc.go.jp/fsciis/questionAndAnswer/show/mob20120300022
※2:一般社団法人 日本アルミニウム協会「アルミニウムと健康」
https://www.aluminum.or.jp/aluminum-hc/p_3/files/20171016_02.pdf