1. バーベキューなどをした後の炭の処理方法
使用したあとの炭は火が残っているため、そのままでは処理できない。適切に処理する方法を2つ紹介しよう。
灰になるまで燃やす
炭が燃え尽きるまで待てば灰になる。消火するまで待ち、完全に冷えるのを待とう。ただし、時間がかかる方法なので、外出先での処理だったり、炭の量が多かったりする場合には向かない。
バケツの水で消火する
熱に強い金属製のバケツを用意したら、たっぷりと水を入れる。あとは炭ハサミを使って、炭を1個ずつ入れていこう。水に入れても十分に冷えるまで時間がかかるので、最低でも30分ほど待つ必要がある。
缶や火消し壺に入れる
熱に強い缶に炭を移す処理方法だ。入れてからフタを閉じると、燃焼に必要な酸素がなくなる。煎餅の缶や炭専用の火消し壺を活用するとよいだろう。ただし、入れた直後は缶や火消し壺の表面が熱くなるので、冷めるまで触ってはいけない。
2. 使用後の炭を処理するときの注意点
使用したあとの炭を処理するときは、危険が伴うことがある。バーベキューやキャンプを楽しむために、注意点を確認しておこう。
水をかけない
燃えている炭に直接水をかけるのはとても危険だ。一見すると火が消えたように見える炭でも、内部は高温といったケースは多い。水をかければ水蒸気が発生するため、火傷のリスクがある。
水によって急速に冷やされることで、バーベキューコンロや七輪が変形したりひび割れたりするケースもある。1個ずつバケツの水に入れるか、缶に入れて処理するのが正しい方法だ。
水によって急速に冷やされることで、バーベキューコンロや七輪が変形したりひび割れたりするケースもある。1個ずつバケツの水に入れるか、缶に入れて処理するのが正しい方法だ。
かかる時間を考慮する
使い終わった炭の処理には時間がかかる。中途半端に処理すると熱が残るため、火災の原因になる可能性も考えられるだろう。バーベキュー場やキャンプ場を利用する場合は、消火にかかる時間を確保しておくことが重要だ。
帰宅する2時間前には処理を初めて、完全に消火できたのを確認してから帰宅する。金属製のバケツや熱に強い缶、たっぷりの水、炭バサミなど、必要な道具を忘れずに揃えておこう。
帰宅する2時間前には処理を初めて、完全に消火できたのを確認してから帰宅する。金属製のバケツや熱に強い缶、たっぷりの水、炭バサミなど、必要な道具を忘れずに揃えておこう。
3. 使用済みの炭の処理や捨て方
使用済みの炭は正しい方法でゴミに出そう。どのように処理するのか、詳しい方法について紹介する。
灰捨て場に持っていく
バーベキュー場やキャンプ場など、炭を使用した場所に放置するのは不法投棄だ。指定の灰捨て場があるケースが多いので、キレイにまとめてから持っていこう。
火災や事故を防ぐために、完全に消火したのを確認してから処理をするのが基本だ。バーベキュー場やキャンプ場に灰捨て場がないときは、全て自宅に持ち帰ろう。
火災や事故を防ぐために、完全に消火したのを確認してから処理をするのが基本だ。バーベキュー場やキャンプ場に灰捨て場がないときは、全て自宅に持ち帰ろう。
燃えるゴミとして捨てる
使用済みの炭は燃えるゴミに分類される。指定のゴミ袋にまとめて入れて、収集日に出そう。炭が燃え尽きたあとに出る灰の処理も同様だ。
ただし、自治体によってゴミ捨てのルールは異なる。正しく処分するために、あらかじめ自治体のサイトで確認しておくと安心だ。
ただし、自治体によってゴミ捨てのルールは異なる。正しく処分するために、あらかじめ自治体のサイトで確認しておくと安心だ。
4. 処理後の炭の再利用方法
使用したあとの炭をそのまま処理するのはもったいない。燃え残った炭である「消し炭」の詳細と、再利用するための方法について解説する。
消し炭とは?
着火したあとの炭が燃え残ったものを消し炭という。一般的な炭より火がつきやすいのが特徴で、再利用すれば火付けの時間が短縮できる。
炭を無駄にすることなく、灰として処理するまで使用することが可能だ。お金の節約になり、資源を最大限に活用できるだろう。ゴミとして処理するよりもエコロジーだ。
炭を無駄にすることなく、灰として処理するまで使用することが可能だ。お金の節約になり、資源を最大限に活用できるだろう。ゴミとして処理するよりもエコロジーだ。
消し炭にする方法
炭が水で濡れてしまうと消し炭として使用するのは難しい。熱に強い缶や火消し壺を用意して入れ、水を使わず消火しよう。次のバーベキューやキャンプに持っていけば、火種として使用できる。
専用の火消し壺は表面が熱くなりにくく、フタがロックできるタイプが多い。ほとんどの商品で取っ手がついているので、持ち運びにも便利だ。炭を利用する機会が多い方はぜひ用意してほしい。
専用の火消し壺は表面が熱くなりにくく、フタがロックできるタイプが多い。ほとんどの商品で取っ手がついているので、持ち運びにも便利だ。炭を利用する機会が多い方はぜひ用意してほしい。
保管方法に注意
保管している時に湿気ると火がつかないので対策が必要だ。天日干しをしたあと、ビニール袋に乾燥剤と一緒につめて密封しよう。ビニール袋を2枚重ねれば、外から湿気が入り込みにくい。
結論
炭の処理方法を間違えるととても危険だ。火災や火傷などのリスクを避けるために、正しい方法を学んでおこう。灰になるまで燃やしたり、バケツの水に1個ずつ入れたりすれば処理できるが、おすすめは缶や火消し壺を使った方法だ。消し炭として再利用できるので、バーベキューやキャンプにぜひ活用してほしい。