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真っ赤に燃えている炭の写真

バーベキュー後の【炭の捨て方】水をかけるのはNG?分別方法は?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年8月13日

バーベキューなどのアウトドアで使用した炭は、どのように捨てているだろうか?また完全に消火させているだろうか?本稿では使用後の炭の「火の消し方」「正しい処分方法」「やってはいけない処分方法」を解説する。未使用の炭についても触れているので、あわせて参考にしてほしい。

  

1. 炭の安全な消火方法

金属製のバケツの写真
バーベキューやキャンプで使った炭を処分するにあたって、必ず覚えておきたいのが「確実に消火する」という点だ。一見消えているようでも、中はまだ燃えているというケースもあるため注意したい。まずは確実に消火する方法から学んでいこう。

炭の消火方法1.水を張ったバケツに入れて消火する

金属製のバケツに水を張り、トングや炭バサミで1つずつゆっくり入れていく。熱に弱いプラスチック製ではなく、金属製のバケツを用意するのがポイントだ。炭を入れたあとは、完全に消火するまで最低でも1時間は放置し、後述する方法で正しく処分しよう。

炭の消火方法2.缶や火消し壺に入れて消火する

炭が燃えるための酸素を断つ方法もある。熱に強い容器に入れてフタを閉めれば、酸素がなくなり次第火は自然に消える。専用の火消し壺がおすすめだが、煎餅の缶などでも代用できる。なお燃えている炭を入れると外側が熱くなるので、冷めるまで触らずに放置しよう。消し炭は火種として使えるので残しておき、小さなカスは後述する方法で処分するのがおすすめだ。

2. バーベキューやキャンプで使った炭の正しい捨て方

火がついている炭の写真
確実に火が消えたのを確認したら、次のような方法で処分しよう。

バーベキュー場やキャンプ上の「灰捨て場」に持っていく

バーベキュー場やキャンプ場など、炭を使用する施設には必ずといっていいほど灰捨て場がある。上述した方法で火を消した炭を、まとめて持っていけばOKだ。万が一灰捨て場がないというときは家に持って帰って捨てよう。持ち帰る場合は火消し壺があると便利だ。

分別ルールにしたがい「可燃ごみ」として処分する

バーベキューやキャンプで使用した炭は、可燃ごみとして処分できることがほとんどだ。火が完全に消えた炭だけを集めてごみ袋に入れ、自治体のルールにしたがって処分しよう。ただし分別ルールは自治体によって細かくわかれていることもあるので、事前に確認しておくと安心だ。

不用品回収業者に依頼する場合は「無許可の業者」に注意!

不用品回収業者は家まで取りに来てくれるなど利便性が高いため、こうした業者を選ぶ人もいるだろう。だが一般家庭から排出される廃棄物を扱えるのは、自治体から委託を受けた業者および自治体の一般廃棄物処理業許可を受けている業者のみである。産業廃棄物処理業(収集運搬業)許可や古物商などでは回収できないため、くれぐれも注意してほしい。(※)

3. 危険!絶対にやってはいけない炭の捨て方

灰になった炭の写真
一方、炭の誤った捨て方についても知っておく必要がある。うっかり違法行為をしかねないだけでなく、火傷などの危険もあるため、正しい知識を身につけておこう。

炭を土や砂に埋めるのはNG

いわゆる不法投棄に当たる。その場に放置するのはもちろん、穴を掘って埋める行為も違法なので覚えておこう。埋めた場合、炭は自然分解されないのでそのまま残ってしまう点も覚えておいてほしい。
また完全に消火されていない炭を埋めれば、知らない誰かが踏んで火傷などのケガを負うリスクも想定される。アウトドアを楽しむならマナーやルールは徹底して守ろう。

炭に直接水をかけるのはNG

使用後の炭に直接水をかけると、灰や水蒸気が舞い上がる。自分や家族にかかれば火傷するおそれがある。しかも、表面に水をかけただけでは内部に熱が残り、完全に消火できない。
バーベキューコンロや七輪ごと水をかけた場合、急激な温度差によって変形したりひび割れたり、内部にススがこびりついたりもする。冒頭でお伝えした消火方法で完全に火を消そう。

4. 未使用の炭の捨て方と再利用方法

未使用の炭のイメージ写真
購入したものの使わなかった、湿気で火がつかなったという炭を処分する方法も覚えておこう。

可燃ごみとして処分する

未使用の炭も、使用後の炭と同様に可燃ごみとして処分できる。指定のごみ袋に入れて処分しよう。

炭を再利用するアイデアも

炭には細かい穴が開いており悪臭成分を吸着する作用がある。未使用の炭はにおい対策に再利用するのもおすすめだ。カゴや容器に入れて下駄箱やキッチン、トイレなど、においが気になるところに置くだけでよい。ごみ箱に入れる、車の消臭をするといった使い方もおすすめだ。

結論

使用後の炭は確実に消火してから、炭捨て場に持ち込む、もしくは可燃ごみとして処分するのが正解だ。間違っても放置したり埋めたりしないように注意しよう。また火を消す際は、直接水をかけるのも危険なので覚えておいてほしい。
(参考文献)
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  • 公開日:

    2020年6月19日

  • 更新日:

    2023年8月13日

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