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テレビの1時間あたりの電気代は?消費電力から求める方法と節約術!

テレビの1時間あたりの電気代は?消費電力から求める方法と節約術!

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年11月 5日

テレビの消費電力は意外と多く、使い方によっては電気代が高くなる原因になる。節電のためにも電気代の目安を確認しておきたい。この記事では、テレビの消費電力から電気代を計算する方法を紹介する。種類別の電気代や節電のコツ、節電できるテレビの選び方と併せてまとめた。

  

1. テレビの電気代はサイズや画質に影響を受ける

サイズや画質によってテレビの消費電力は異なる。知っておきたい電気代の基礎知識を紹介しよう。

サイズが大きいほど消費電力が増えて電気代も高くなる

テレビを選ぶときの基準でウエイトが大きいのがサイズだろう。できれば、大画面で迫力のある映像が見たいものだ。しかし、消費電力の面からみると、一概に大きいのがよいとはいえない。テレビの画面サイズが大きければ大きいほど、消費電力は当然高くなる。

あくまで一例ではあるが、32V型液晶テレビの電気代が1日あたり最大で17.55円なのに対して、40V型液晶テレビの電気代は最大約22.95円だ。年間の電気代としては2,000円近い差が出ることもあると覚えておこう。

高画質になるほど消費電力が増えて電気代も高くなる

最近では高画質テレビ4Kや8Kの人気が高まっている。現在主流となっているフルハイビジョン画面の4倍、8倍の画素数で鮮やかな画像を楽しめるのが魅力だ。

しかし、フルハイビジョンの2Kに比べると4Kの消費電力は約2~3倍も多く、それだけ電気代も高くなる。高性能な機種を購入するときは注意してほしい。

ただし消費電力は10年前と比べて約1/3に減っている

資源エネルギー庁による32型液晶テレビの年間消費電力の調査結果を見てみよう。2006年では、161kWhだった年間消費電力が2014年では59kWhになっている。つまり年間消費電力は約1/3になっているのだ。

また、2000年代に主流となっていて、すでに生産終了となっているプラズマテレビでは消費電力が600kWhというものもある。年代物のテレビを使っている場合、単純計算で10倍以上の電気料金を支払っていることになるだろう。

2. テレビの電気代は消費電力からある程度計算できる

テレビの電気代を知りたいなら、まず消費電力を確認してみよう。消費電力さえわかれば、電気代の目安を計算できる。

消費電力から電気代を計算する方法

消費電力というのは、1時間にどれだけ電気を使うかを表す数値だ。テレビの消費電力を確認するためには、テレビの裏面などにある表示をチェックしてみよう。メーカーの公式サイトやカタログでも確認できる。消費電力が「100W」と表示されていれば、1時間あたり100Wを使用するということだ。次の計算式に当てはめてみよう。

「消費電力(W)」÷1000×「使用時間」×「1kWhあたりの電気料金」で計算が可能だ。たとえば、消費電力100Wで使用時間3時間、電気料金が1kWh27円だとすると100÷1000×3時間×27円=8.1円となる。年間では365日をかけて2,956円がテレビの電気料金だ。

年間消費電力から電気代を計算する方法もある

年間消費電力とは、一般的に想定される条件で1年ほど使ったときの消費電力を表す数値だ(※1)。「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」では、スタンダードモードを「標準」にして、1日の動作時間が「4.5時間」、待機時間が「19.5時間」で算出することが決められている。

計算式は「年間消費電力(kWh)」×「1kWhあたりの電気料金」だ。たとえば年間消費電力が200kWhだった場合、200×27=5,000円となる。ただし、テレビの使い方によっても消費電力は異なるので、あくまでも参考としてほしい。

3. 有機ELテレビを1時間つけたときの電気代

有機ELテレビの電気代について紹介する。1時間あたり何円なのか、目安をあらかじめ確認しておこう。

有機ELテレビとは

自然光で映像を映すタイプのテレビだ。液晶テレビと違ってバックライトが不要なので、非常に薄くて軽量。高画質・高視野角といった特徴があり、激しい動きにも強い。

一方で購入価格や消費電力が高いというデメリットもある。寿命も短いため、テレビを長時間視聴するご家庭には向いていない。

有機ELテレビの電気代の目安

  • 48型:270÷1000×1×27=1時間あたり「7.29円」
  • 55型:370÷1000×1×27=1時間あたり「9.99円」
  • 65型:490÷1000×1×27=1時間あたり「13.23円」

4. 4K液晶テレビを1時間つけたときの電気代

では、4K液晶テレビを1時間つけたときの電気代はいくらなのだろうか。有機ELテレビとの違いにも注目してほしい。

4K液晶テレビとは

液晶テレビとはバックライト方式のテレビだ。有機ELテレビと比較して厚いが、電気代は安く寿命が長い。液晶テレビの主流はフルハイビジョン(2K)だったが、最近では4Kが増えてきている。

フルハイビジョンの解像度が約207万画素なのと比較して、4Kは約829万画素。画素が多いほど映像が緻密になるため、より高画質になるわけだ。

4K液晶テレビの電気代の目安

  • 43型:138÷1000×1×27=1時間あたり「3.72円」
  • 55型:180÷1000×1×27=1時間あたり「4.86円」
  • 65型:270÷1000×1×27=1時間あたり「7.29円」

5. テレビの電気代を節約するコツ

テレビの電気代は使い方次第で節約できる。5つのコツを紹介するので実践してみよう。

観ていないときは消す

テレビをBGM代わりにしているという方も多い。とくに集中して観ているわけでもなく、なんとなくつけっぱなしにしてしまうと、それだけ無駄な電気代がかさむということだ。

テレビをこまめに消すことで、消費電力の節約につながる。無信号自動オフ機能や無操作自動オフ機能など、節電に役立つ機能があればぜひ活用してほしい。

主電源をオフにして待機電力をなくす

テレビを長時間使わないなら本体の主電源からオフにする。リモコンで消すのと比較して消費電力が少ない。機種によっては主電源を切ったときも待機電力が発生したり、録画予約など一部の機能が使えなかったりするので、あらかじめ説明書で確認しておこう。

画面の輝度を下げる

テレビ画面の設定の中でも明るさを調整することで、消費電力を抑えることができる。たとえば、明るさ調整をマックスから中間にしてみよう。一度設定すれば、あとはそのままでいい。画面輝度をマックスから中間に変更するだけで、年間約730円の節約ができるという試算もある。こまめに画面の掃除をすることも忘れずに。

省エネ性能の高いテレビに買い替える

もし、今使っているテレビが10年近く前のもので買い替えを検討しているならば、省エネタイプのテレビを購入することも検討しよう。ものを大切にすることはよいことだが、こと家電に関しては新しい機種の方が性能がよかったり、省エネ仕様になっていたりする。

年間の電気代の差額を考えると、新しいテレビに買い替えるという方法も悪くはない。消費電力を比較して、同じサイズのテレビでも省エネタイプのものを選ぶようにしよう。

電力会社のプランを見直す手もある

テレビの節電方法ではないが、電力会社や電気プランを見直す方法もある。生活スタイルに合った電力プランがないか、確認することが重要だ。

6. 電気代を節約できるテレビに買い替えるときの選び方

節約したいなら電気代が安いテレビに買い替えよう。選び方のポイントを3つにまとめた。

消費電力をチェックする

消費電力が少ないテレビほど電気代が安い。公式メーカーやカタログで、消費電力や年間消費電力量を比較しよう。上記で紹介した方法で、電気代を計算してみるのもおすすめだ。なお、サイズが大きく多機能なテレビほど消費電力が高い傾向がある。同じサイズや画素数で比べることが重要だ。

省エネ基準達成率をチェックする

「省エネ基準達成率(※1)」とは法律で定められた目標基準値の達成率だ。5段階で評価されており、星の数が多いほど省エネ性に優れている。サイズや機能が同じテレビなら、省エネ基準達成率が高いほど電気代が安い。星の数が4つや5つのテレビを選ぶとよいだろう。

設置場所に適したサイズのテレビを選ぶ

小さいテレビほど消費電力が少ない傾向がある。ただし、小さすぎると視聴しにくいので、設置場所に適したサイズを選んでほしい。フルハイビジョンは画面の高さ「×3」、4Kなら画面の高さ「×1.5」が適した視聴距離になる。6~12畳のワンルームは32V~49V型、広いリビングなら50V型以上を目安にしてほしい。

7. テレビの電気代を抑えるには賢く選んで使うことがポイント

サイズが大きく高画質のテレビは消費電力が高い。消費電力や年間消費電力から電気代が計算できるので、チェックしてみよう。有機ELテレビや4K液晶テレビの特徴や、電気代の目安も併せて確認してほしい。

また、観ていないときに消したり画面の輝度を下げたりすれば、電気代は節約できる。テレビが古いなら買い替えるのも1つの手だ。消費電力や省エネ基準達成率で選ぶことが、電気代を抑えることにつながる。

結論

テレビの電気代は種類やサイズ、画質によって異なる。消費電力や年間消費電力をチェックして、電気代を計算してみよう。また、新しいテレビほど電気代が安い傾向があるので、買い替えるのもおすすめだ。消費電力や省エネ基準達成率、設置場所を確認して選ぼう。節電のコツも併せて紹介したので、ぜひ実践してほしい。

(参考文献)
※1出典:経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ家電を選びましょう! テレビ」
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/replacement/tv/
  • 公開日:

    2020年6月27日

  • 更新日:

    2021年11月 5日

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