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雑巾摺りとはどのようなもの?名前の由来や役割を解説する

雑巾摺りとはどのようなもの?名前の由来や役割を解説する

投稿者:ライター 藤田幸恵 (ふじたゆきえ)

2020年6月30日

「雑巾摺り(ぞうきんずり)」と聞いてすぐに和室を思い浮べた方は、住宅やインテリアに相当詳しいはずだ。雑巾摺りとは建築用語のため、たとえ読み方や意味がわからなくても安心してほしい。雑巾摺りは、主に和室の押入れや床の間に取り入れられる木材のことである。雑巾摺りについて、定義や役割を詳しく解説していく。

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1. 雑巾摺りとは

雑巾摺りとは何なのか?初めてこの名前を聞いた方のなかには、自分の住んでいる家に雑巾摺りがあるのかどうかが気になる方もいらっしゃるだろう。そこで、雑巾摺りの定義を解説する。

雑巾摺りの定義

雑巾摺りは、「雑巾留め(ぞうきんどめ)」とも呼ばれている。壁と床板や棚板が接する部分に取り付けられた細い木材のことを指す。雑巾摺りは、厚さが約6~9mmで、壁から約3~5mm内側に出るように取り付けられるのが一般的だ。

雑巾摺りが使われている場所

雑巾摺りは和室に用いられる。和室のなかでも板を使用する限られたスペースでよく使われる。具体的には、床の間や押入れなどだ。

2. 雑巾摺りの名前の由来

板と壁の間にある細い木材が、なぜ雑巾摺りと呼ばれているのか、雑巾摺りの名前の由来を解説する。

雑巾摺りは、床板や棚板を雑巾がけするときに、雑巾の端が「擦れる」場所だ。この雑巾が「スル」場所という意味から「雑巾摺り」と名付けられた。

3. 雑巾摺りの役割

雑巾摺りの役割は主に次の2つが挙げられる。それぞれの役割を詳しく説明する。

壁を保護する

雑巾摺りは、雑巾がけの際に雑巾が当たって壁が汚れるのを防止する役割がある。以前は床板や棚板の掃除といえば雑巾がけだったが、現代では掃除機を使うことも多いだろう。床板の隅を掃除機がけするとき、壁にぶつけやすく壁を傷つける可能性がある。つまり、雑巾摺りは今では、雑巾がけの汚れだけでなく掃除機がけの傷からも壁を守る存在になっている。

壁と床や棚の間の隙間を隠す

壁と床や棚が接する部分は、「逃げしろ」と呼ばれる隙間があいているのが一般的だ。気温や湿度による伸縮が起きても、隙間があれば床鳴りやたわみを防げるからだ。だが、隙間があいたままだと、見た目も悪いしホコリも溜まる。雑巾摺りがあることで、隙間を隠しながら逃げしろを確保できるのだ。

4. 雑巾摺りと巾木の違い

「巾木(はばき)」は、雑巾摺りと同じように壁と床が接する面に取り付けられる木材である。雑巾摺りとの違いはどこにあるのだろうか?違いを解説する。

使用される部屋の違い

雑巾摺りは和室に使われるが、巾木は洋間で用いられるのが一般的だ。雑巾摺りは押入れや床の間など、狭い空間だけに使われることが多い。一方の巾木は、リビングや廊下などどこにでも取り付けられる。

サイズと取り付け方の違い

雑巾摺りは、床から高さ10mm程度が出るように取り付けられる。床の隙間を隠すために、床側に横方向に取り付けるものだ。一方、巾木は高さ50~100mmの板状の木材である。壁の隙間を隠すために、壁側に縦方向に取り付けられる。

結論

和室に使われる雑巾摺りについて解説してきた。雑巾摺りはとても小さな部材だが、壁を保護したり、逃げしろを隠したりと、大切な役目を担っている。自宅のを新築やリノベーションを考えている方は、その存在を知っておくと役立つはずだ。押入れが自宅にある方は、ぜひ一度確認してみよう。

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