1. 断水の原因とは?事前にわかるものもある

断水の原因は大きく「突発的な断水」と「計画的な断水」に分けることができる。なにが原因かによって復旧までの時間が変わることがあるため、断水情報の調べ方とあわせて覚えておこう。
断水の原因
- 【突発的】自然災害による断水
- 【突発的】設備の故障や事故による断水
- 【突発的】電気系統のトラブルや停電による断水
- 【計画的】水道工事や設備の点検などにともなう断水
自然災害はわかりやすい例だろう。地震や洪水などで水道管が破裂すれば、ご家庭への水の供給がストップしてしまう。復旧には長い時間を要することも多い。
電気系統のトラブルや、停電によって断水してしまうのは意外かもしれない。たとえば水道局からご家庭に水を送るためのポンプは電気で動いている。また、マンションなど集合住宅も、貯水タンクに電動ポンプで水を送っていることが多い。停電などで電力の供給がストップすれば、時間差で断水被害が発生する可能性が高い。
一方、工事や点検などによる断水は、ポストにチラシが入っていたり、集合住宅のエントランスに貼り出されていたりと、事前に周知されているので備えがしやすい。
電気系統のトラブルや、停電によって断水してしまうのは意外かもしれない。たとえば水道局からご家庭に水を送るためのポンプは電気で動いている。また、マンションなど集合住宅も、貯水タンクに電動ポンプで水を送っていることが多い。停電などで電力の供給がストップすれば、時間差で断水被害が発生する可能性が高い。
一方、工事や点検などによる断水は、ポストにチラシが入っていたり、集合住宅のエントランスに貼り出されていたりと、事前に周知されているので備えがしやすい。
断水情報の調べ方
断水情報は、各地域の水道局または自治体のホームページで確認できる。たとえば、東京都なら東京都水道局、横浜市なら横浜市または、横浜市水道局のホームページで断水情報が見られる。計画的な断水なら事前に告知され、突発的な断水なら被害状況などが見られるはずだ。
2. 断水中にすべきことは?トイレはどうする?

続いて、断水中にすべきことと、トイレの使い方などを解説する。
断水になったら「蛇口」を閉める
開いている蛇口がないか確かめておこう。復旧した際に留守だった場合、水が流れ続けて水道代が膨らんでしまう可能性がある。それに、万が一床が水浸しになり下階に影響が及べば、大きなトラブルへと発展してしまうかもしれない。
トイレの使い方は?
断水中のトイレの使い方も覚えておこう。タンクに貯まっていた分がなくなれば、トイレの水は流れなくなってしまう。そうしたケースでは、バケツなどに貯めた水を流すことで、便器を洗うことができる。
だが、常に断水を考えながらバケツに水を貯めているご家庭は少ないだろう。事前に断水があるとわかっていたケースであれば備えられるが、突発的な断水の場合は難しい。そこで大切になってくるのが、日頃からの断水への備えである。
だが、常に断水を考えながらバケツに水を貯めているご家庭は少ないだろう。事前に断水があるとわかっていたケースであれば備えられるが、突発的な断水の場合は難しい。そこで大切になってくるのが、日頃からの断水への備えである。
3. 普段からできる断水への備えとは

計画的な断水ならまだしも、突発的な断水は文字通り「いつ」起こるかわからないし「いつ」復旧するかもわからない。ある程度長引いても持ちこたえられるよう、以下のような備えをしておこう。
普段からできる断水への備え
- 飲料水を備蓄しておく
- 浴槽に水をはっておく
- ウェットティッシュをストックしておく
断水が長引けば、水分補給が難しくなる。災害時の例だが、飲料水は1人あたり1日3Lが目安とされる。ご家族分備蓄しておけば、丸1日は持ちこたえられるだろう。浴槽にはった水は、トイレなどに使うためのもの、ウェットティッシュは手を拭いたり体を拭いたりするためのものだ。
あわせて備えておきたいもの
断水だけなら、上記を備えておけばある程度持ちこたえることができるだろう。だが問題は、断水が大規模な災害にともなって起こるケースだ。断水への備えを進めると同時に、食品をはじめとする防災グッズにも目を向けよう。
4. 断水復旧後に気をつけたいポイント

断水から復旧した直後も、気をつけたいポイントがある。最後にそれをお伝えしよう。
断水から復旧直後に気をつけたいポイント
断水からの復旧直後は、水道管内の錆などが混ざって出てくることが多い。洗面所やキッチンの蛇口を開けて、透明な水になるまでしばらく出しておこう。
また洗濯機を使う際も、止水栓または蛇口を開けたら給水し、錆が混ざったような水が出ないかを確認しよう。断水から復旧直後にはじめて給水する場合、水道管などに溜まった空気が一気に飛び出してくることがあるため、水の飛散にも気をつけよう。
トイレや浴室は、錆などの不純物が詰まりやすいため最後に試すことをおすすめする。
また洗濯機を使う際も、止水栓または蛇口を開けたら給水し、錆が混ざったような水が出ないかを確認しよう。断水から復旧直後にはじめて給水する場合、水道管などに溜まった空気が一気に飛び出してくることがあるため、水の飛散にも気をつけよう。
トイレや浴室は、錆などの不純物が詰まりやすいため最後に試すことをおすすめする。
結論
計画的な断水であればある程度備えることができるが、突発的な断水は対処が難しい。いざというときのために、飲料水やウェットティッシュを備蓄したり浴槽に水をはったりして備えておこう。あわせて、災害対策として防災グッズの備えも進めておこう。