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浸水とは何なのか?「冠水」「水没」「洪水」との違いを徹底解説

浸水とは何なのか?「冠水」「水没」「洪水」との違いを徹底解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

2020年6月 1日

大雨や洪水といった水害が起こると、ニュースやラジオで浸水といった言葉がでてくる。「浸水とは何か」といった質問に、正確な答えを出せる方は少ないだろう。大まかなイメージはあっても、言葉にして説明するのは難しい。この記事では、浸水の意味について詳しく紹介する。冠水や水没、洪水との違いも解説するので、水害対策として役立ててほしい。

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1. 浸水とはどういう意味なの?

浸水とはどういう意味の言葉なのか、基本的な知識を紹介する。災害による浸水についても解説するので、防災対策としても確認してほしい。

浸水の意味は?

浸水とは、何かが水に浸かることを表す言葉だ。たとえば、大雨や浸水といった水災で建物が水に浸かっている場合に、浸水という言葉を使用する。

水が入り込むといった意味もあり、海難事故によって船の中に水が入ってきたという意味でも使用する。「津波で家が浸水した」「船内への浸水が認められる」といった使い方が正しい。

災害による浸水

国土交通省が運営するハザードマップポータル(※1)では、洪水や津波での浸水が想定される地域の確認が可能だ。「床上浸水」や「床下浸水」といった言葉を、聞いたことがある方は多いだろう。

床上浸水とは住居の床より上への浸水であり、床下浸水は床より下への浸水だ。「災害に係る住家の被害認定(※2)」では、浸水深によって「全壊」や「半壊」の判定を行う。防災の基礎知識として覚えておきたい。

2. 浸水と冠水との違いとは?

浸水と冠水は全く違った意味を持つ言葉だ。冠水とはどういった意味なのかを解説しつつ、浸水との違いを紹介しよう。

冠水とは

冠水とは田畑や作物、道路などの広範囲が水に浸かることを表わす。河川の氾濫や高潮が、水がない土地に流れ込む状況を表している。

「洪水によって道路が冠水した」「冠水によって田畑が被害をうけた」といった使い方が正しい。災害時には冠水した土地に近づかないようにしよう。

浸水と冠水の違い

浸水は建物、冠水の場合は田畑や道路というように、水に浸った対象が異なる。「住居が冠水した」「道路が浸水した」とは言わないので注意しよう。

ただし、水に沈んで家屋がほとんど見えなくなった場合は、冠水といった言葉を使うことがある。冠水は水に沈む、浸水は水が中に入り込むとイメージすればわかりやすい。

3. 浸水と水没との違いとは?

水没とはどういった言葉なのか詳しく解説する。浸水とはどう違うのか、詳しい違いをチェックしていこう。

水没とは

水没とは地上にあった物が水中に沈むことだ。「ダム建設によって水没した集落」「冠水によって車が水没した」といった使い方が一般的だろう。

浸水や冠水、洪水と違い、災害以外のシーンでも広く活用される。家電やスマホを水に落としてしまった場合も水没で問題ない。「浸水により冷蔵庫や洗濯機が水没した」というように使うこともできるだろう。

浸水と水没の違い

浸水は建物に水が浸かった状態なので、浸かったのが一部分でも使用される。水没の場合は浸水とは違い、水の中に沈んで見えなくなった状態を表す。

たとえば、建物の見える状態なら浸水だが、その後に全て沈んでしまえば水没と考えてよいだろう。「雨量が増しているため、浸水していた家屋が水没する危険性がある」といった使い方ができる。

4. 浸水と洪水との違いとは?

ニュースやラジオで「大雨洪水警報」といった言葉を聞いたことがある方は多いだろう。洪水とは何か、浸水との違いと併せて紹介する。

洪水とは

洪水とは大雨や雪解けによって河川の水量や水位が急増することを表わす。河川から水が氾濫した状況と合わせて、洪水といわれることが多い。

「洪水による被害が甚大だ」「豪雨による洪水被害が懸念される」といった使い方が考えられだろう。また「人の洪水」「情報の洪水」など、物の量が膨大なことを表す言葉でもある。

大雨警戒レベル(※3)では、レベル2のときに「大雨洪水注意報」が、レベル3では「大雨洪水警報」といった情報が発信される。ハザードマップポータル(※1)なら、洪水の最大規模を確認することが可能だ。

洪水と浸水の違い

洪水とは河川の水が急増すること、浸水とは建物が水に浸かることを表している。浸水や冠水は、洪水によって引き起こされる現象と考えてよいだろう。

「洪水によって河川が氾濫し、多くの家屋が浸水した」といった使い方が適切だ。2つの言葉には明確な違いがあるので、使い分けには注意しよう。

結論

浸水とは「ものが水に浸かった状態」を表す言葉だ。河川の氾濫や津波などの水災がおこったとき、必ず耳にする言葉なので覚えておこう。冠水や水没、洪水といった言葉との差を知ることで、災害への知識が深まる。ニュースやラジオを聞く時に、違いを意識してみてはいかがだろうか。
  

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