目次
- 1. ガスコンロに使われている電池の種類とサイズ
- 2. ガスコンロの電池がある場所は?
- 3. ガスコンロの電池の交換方法
- 4. ガスコンロの電池を交換したのに火がつかない原因と対処方法
- 5. ガスコンロの電池交換(寿命)のサインは?
1. ガスコンロに使われている電池の種類とサイズ

まずは、ガスコンロにはどういったタイプの電池が使われているのかを解説しよう。例外もあるかもしれないが、一般的には次のような電池が使用されている。
ガスコンロに使用する電池の種類
【マンガンも使用できるがアルカリがおすすめ】
ガスコンロに使用するのは基本的に「乾電池」だ。アルカリとマンガンがあるが、ガスコンロの場合はどちらでも使える。とはいえ点火時には強い電力が必要になることを考えると、マンガンよりもアルカリが向いている。
ガスコンロに使用する電池のサイズ
【一般的なのは単1だが単2などの場合もある】
ガスコンロに使われる電池のサイズは単1が一般的だ。だがメーカーや機種により単2などが使われていることもある。また必要な本数も異なる。災害時などは電池が入手しにくい状況になることも想定されるため、ご家庭のガスコンロの電池をストックしておくことも大切だ。
2. ガスコンロの電池がある場所は?

ガスコンロの電池交換が初めてという方もいるだろう。電池交換そのものは簡単だが、そもそもどこにあるのかが分からないと時間を食ってしまう。一般的には次のいずれかになるため、事前に電池の場所を確認しておくとスムーズだ。
電池はガスコンロの前面や下にあるのが一般的
メーカーや機種、あるいはテーブルタイプかビルトインタイプかなどによって異なるが、多くの場合、ガスコンロ前面あるいは下の収納スペースなどに電池を入れる場所がある。
据え置きタイプのテーブルコンロであればとくに分かりやすいだろう。点火スイッチの左右などにある、引っぱり出せそうなつまみや蓋を探そう。ビルトインコンロは火力操作部分のさらに下もしくは収納スペースなど、やや分かりにくい場所にあることも多い。見つからなければ取扱説明書で確認すればOKだ。
3. ガスコンロの電池の交換方法

電池の場所さえ分かれば、あとはごく一般的な電池の交換方法と同じなので簡単だ。
ガステーブルコンロの電池の交換方法
リモコンなどと同様に、電池収納ケースを引き出して古い電池を取り出し、新しい電池を入れて元へ戻せば完了だ。プラス・マイナスの向きを合わせることも忘れないようにしよう。
ビルトインガスコンロの電池の交換方法
ガスコンロ前面の点火スイッチもしくは火力調整レバー(ボタン)などの下にある収納カバーを開き、古い電池を取り出して新しい電池をセットすればよい。
少し古めの賃貸物件などは、ガスコンロ下の収納スペースに電池が取り付けられていることもある。そのときは扉(引き出し)を開けて覗き込むようにすれば見えるはずだ。暗いときのために懐中電灯やスマートフォンのライトなども用意しておこう。同じくプラス・マイナスを間違えないよう、取り出す際に覚えておくとよい。
4. ガスコンロの電池を交換したのに火がつかない原因と対処方法

ガスコンロの電池を交換しても点火しないときに考えられる主な原因と、その対処方法を解説する。
考えられる原因1|電池の向きが間違っている
ごく基本的なところだが、プラス・マイナスの向きが間違っていることが考えられる。
【対処方法】
面倒だがいったん電池を取り出し、プラス・マイナスを正しい方向にして再度セットしよう。向きが分からなければ取扱説明書を確認しよう。
考えられる原因2|ガス栓が閉まっている
ガス栓を閉める習慣がある方、あるいは電池交換の際に念のためガス栓を閉めたという方は、そのまま開け忘れていることもある。当然だがガス栓が閉まっていればガスが供給されず点火しない。
【対処方法】
ガス栓をチェックして閉まっているようであれば開けてあげよう。
考えられる原因3|ソフトコードが折れている
ソフトコードとは、ガス栓とガスコンロをつないでいるゴム製のホースのことだ。コードが折れているとガスが正しく供給されず点火しないことがある。
【対処方法】
ガス栓を閉めたのち、ソフトコードのねじれや潰れなどを直そう。
考えられる原因4|バーナーのキャップがずれている
ガスコンロの五徳の中心部分にあるバーナーキャップがずれていると点火しない。安全機能を搭載したガスコンロであれば、バーナーキャップが濡れた状態でも点火しないので覚えておこう。
【対処方法】
正しく装着しなおす、また濡れていればきちんと乾かしてから点火するなどしよう。
考えられる原因5|ガスの供給が停止されている
料金未納、地震による安全装置の起動、工事などさまざまな要因が考えられるが、上記すべて当てはまらないときはガスそのものの供給がストップしている場合がある。
【対処方法】
ガス会社に連絡して、供給が停止されているかどうか確認しよう。地震による自動停止の場合は自分で復旧できるはずなので、操作方法をガス会社に確認するなどしてほしい。
5. ガスコンロの電池交換(寿命)のサインは?

ガスコンロの電池の一般的な寿命は、アルカリ電池で半年から1年程度といわれている。もちろん使用頻度などにもよるが、このあたりが目安になるだろう。電池交換が必要かどうかを判断するためのサインを覚えておくと、事前に電池を用意できて効率がよい。
交換ランプが点灯するようになる
多くのガスコンロには電池切れを知らせる機能が付いている。電池が完全に切れるよりも少し前になるとランプが点灯するという仕組みだ。ランプはガスコンロ前面にあることが多いため、使用していれば自然と目に入るだろう。ランプの点灯に気付かなくても、ガスコンロが点火しなくなった際にランプを見て点灯していれば電池切れであることが分かる。
点火に時間がかかる、途中で消えるようになる
交換ランプがないガスコンロでも「点火に時間がかかるようになった」「途中で消えてしまう」「まったく点火しない」という症状が出始めたら電池の寿命を疑おう。ただし電池切れ以外に原因があって点火しないことも考えられる。念のためガス栓が閉まっていないか、供給が停止されていないか、ソフトコードは正常かといったこともあわせてチェックしてほしい。
結論
ガスコンロの電池交換そのものはまったく難しくない。取扱説明書を見ればすぐに分かるはずだ。だが頻繁に交換するものではないため、電池をストックしておかないと突然切れて困ってしまうことがある。災害時にも重宝するはずなので、ぜひストックを用意しておこう。