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コンセントの修理は自分でできる?業者に依頼するべき修理と費用

コンセントの修理は自分でできる?業者に依頼するべき修理と費用

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2021年9月 1日

当たり前のように使っていたコンセントが、ある日突然使えなくなったらどうしたらいいだろう。延長コードでその場をしのいだとしても不便だ。DIYが得意な方は、自力で修理を試みるかもしれない。コンセントの修理はどこまで自分でできるものなのか。業者に頼むと費用はどのくらいなのかを調べてみた。

  

1. コンセントの修理を放置してはいけない理由

コンセントの不具合を見つけたとき「まあ、コンセントは1カ所だけじゃないし」とつい放置してしまいがちだ。しかし、思わぬトラブルもあるので放置してはいけない。

コンセントの修理が必要な場合

コンセントの修理が必要なケースのひとつが寿命だ。使用頻度などによっても変わってくるが、一般的に10年といわれている。グラグラしていたり、簡単に抜けてしまったり、電気が通電しない場合には寿命だと思って修理しよう。

また、破損やひび割れがある場合にも修理が必要だ。破損部分にホコリがたまったり、水分が入り込んだりすると漏電する危険性がある。

さらに、異常な発熱も放置してはいけない。手で触れてみて異常に熱を発している、コンセントカバーが熱で変形しているなどの異変があれば、直ちに使用を中止して修理する必要がある。そのまま使っていると発火という危険性も十分考えられる。

2. コンセントの修理には資格が必要なの?

業者にコンセントの修理を依頼すると費用がかかる。それなら自分で修理してしまおうと考える方も多いはずだ。確かにコンセントを修理できないことはない。ただし修理の範囲が決められていることを知っておく必要がある。

電気配線を触る修理は資格が必要

コンセント修理においてコンセントカバーの交換だけなら、電気配線に触れることなく修理ができる。しかし電気配線に触る作業が含まれると、これは資格を持った人でなければ修理ができない。それだけ危険を伴う作業だということだ。

違反すると罰金?

電気配線を含む修理は、資格を持った人が行わなくてはならないというのは、「電気工事士法」という法律で決まっていることだ。もしこれを無視して修理を行った場合には3万円以下の罰金、または3カ月以下の懲役が科せられることになる。

知識のない素人が見様見真似で壁の電気配線まで修理してしまうと漏電や火災が起こる危険性が高くなる。くれぐれも修理範囲を守ろう。

3. コンセントの修理を業者に依頼した場合の費用の相場

コンセントの修理では、自分でできる範囲と業者に依頼しなければならない範囲がある。業者に依頼するときの費用はどのくらいなのか。事前にある程度把握しておくと安心だ。

修理前に見積もりを

業者にコンセントの修理を依頼する前には、見積もりを取るようにしよう。そして見積もりの項目に注目してもらいたい。

「作業費」「出張費」「部品本体価格」といった項目がそれぞれ記載されているはずだ。最低でもこの項目がなければ、他社との比較検討が難しくなる。また、修理場所の状況、たとえば屋内か屋外か、修理する場所などにより高所作業車が必要になることもある。

コンセント修理費用の相場

コンセントの修理費用は、作業費や出張費などを含めて、1カ所あたり3,500円~7,000円程度とだいぶ開きがある。1カ所だけなのか、何カ所も同時に修理や交換をするのかにもよる。遠方からの出張なら当然出張費もかかる。いずれにせよ、現状を見て見積もってくれる業者を探すことが大切だ。

4. コンセントプラグやカバーの修理方法

DIYで修理できる範囲はコンセントカバーの交換やプラグの修理くらいまでになる。電気配線に直接触れることがないので、安全に修理することができる。コンセントカバーは、元のサイズを測ってホームセンターなどで購入するといい。

コンセントカバーを修理する方法

まず、安全のためブレーカーは必ず落としておこう。コンセントキャップを取り付けてから交換するとより安全だ。

コンセントカバーと壁の隙間にマイナスドライバーを差し込んでカバーを外す。次に壁にネジで固定されているコンセントプレートを外す。

そして新しく購入したコンセントプレートとカバーを取り付ければ完了だ。

コンセントプラグを修理する方法

古いコンセントプラグを電線から切り取り、その電線を2本に分ける。先端に巻かれているビニールを外して中の銅線をむき出しにする。

その銅線をねじってまとめ、新しいコンセントプラグの端子に銅線を巻き付ける。ネジで銅線をしっかりと固定してプラグの蓋をすれば完了だ。

結論

たかがコンセントと侮ってはいけない。放置しておくと漏電や火災の原因になる。また、電気配線に関連する場所の修理は、資格がなければ法律違反で罰せられてしまう。DIYでできるコンセントカバーとプラグの修理は、必ずブレーカーを落としてから始めよう。くれぐれも感電などの事故がないように細心の注意で作業してほしい。
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  • 公開日:

    2020年6月 1日

  • 更新日:

    2021年9月 1日

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