目次
1. 電子レンジでアルミホイルは大丈夫なの?

冷凍食品やコンビニ弁当などが当たり前になった今日この頃。電子レンジに対応した器も身近になってきた。電子レンジに対応した弁当の容器の中にアルミホイルが使われており、すごい勢いで火花が散ってびっくりした経験をしたことがあるかもしれない。電子レンジでアルミホイルは避けた方がいいのだろうか。
アルミホイルを電子レンジで使うのは危険
アルミホイルは調理するときにとっても便利なアイテムだ。ホイル焼きや落とし蓋代わり、サンドイッチやおにぎりを包むこともできる。しかし、電子レンジの温め機能を使うときには注意が必要だ。
電子レンジの温めキーをスタートすると同時に盛大に火花が散り出す。放置しておくと電子レンジの故障だけでなく爆発、火災の原因にもなるので非常に危険な行為なのだ。アルミホイルだけでなく、金属製の食器や金属の装飾が施されたお皿なども同様に注意が必要だ。
アルミホイルと同様にオーブン機能で使用する付属の角皿も、電子レンジでの温め機能には使えないことが多いので注意しよう。
電子レンジの温めキーをスタートすると同時に盛大に火花が散り出す。放置しておくと電子レンジの故障だけでなく爆発、火災の原因にもなるので非常に危険な行為なのだ。アルミホイルだけでなく、金属製の食器や金属の装飾が施されたお皿なども同様に注意が必要だ。
アルミホイルと同様にオーブン機能で使用する付属の角皿も、電子レンジでの温め機能には使えないことが多いので注意しよう。
このような状態のときには要注意
とくにアルミホイルの状態にシワが寄っていたり、折れて尖った部分が多くなっていると火花が飛びやすい。また、アルミホイルの端がヒラヒラしているのも危険だ。さらにアルミホイルが電子レンジの庫内に近かったり、接触していたりすると火花が出やすく、場合によっては電子レンジが故障してしまうこともある。
2. なぜ電子レンジにアルミホイルを入れると火花が出るの?

なぜ電子レンジにアルミホイルを入れると、激しく火花を散らす現象を起こすことになるのだろう。
火花の原因は電子が暴走するから
そもそも電子レンジの仕組みは、マイクロ波という電磁波によるものだ。食品に含まれている水分にマイクロ波が振動を与え、その振動エネルギーが熱に変る。
アルミホイルは薄いけれど、アルミを薄く伸ばした立派な金属だ。水分は含まれないが表面には電子という素粒子がたくさんある。マイクロ波は水分だけでなくそれら電子にも振動を与えるのだ。
ときにはアルミホイルから飛び出して暴走してしまう電子もある。それが電子レンジの庫内の壁などにぶつかって火花を散らす原因となる。
アルミホイルは薄いけれど、アルミを薄く伸ばした立派な金属だ。水分は含まれないが表面には電子という素粒子がたくさんある。マイクロ波は水分だけでなくそれら電子にも振動を与えるのだ。
ときにはアルミホイルから飛び出して暴走してしまう電子もある。それが電子レンジの庫内の壁などにぶつかって火花を散らす原因となる。
3. 電子レンジでアルミホイルを使う方法

電子レンジではアルミホイルは絶対に使ってはいけないのだろうか。
電子レンジは「温め機能」のときだけにマイクロ波を照射する。しかし、オーブン機能を使うときにはヒーターの熱で温める。マイクロ波を使わないため、アルミホイルの電子が暴走して火花を散らすことはない。
スチームオーブンレンジでもアルミホイルはOK
ヘルシー料理がラクに作れると人気のスチームオーブンレンジ。水蒸気を高温に加熱して焼き上げる仕組みなので、余分な脂が取り除ける。スチームオーブンレンジもマイクロ波で調理しないので、アルミホイルを使っても火花を発することはない。
4. 電子レンジとアルミホイルでのゆで卵の作り方

電子レンジで卵を温めると爆発するというのが定説だ。しかしやり方によっては爆発させることなく、簡単にゆで卵を作ることができる。アルミホイルを使ったゆで卵の作り方を紹介しよう。1個だけ作りたい場合などに使えそうな方法だ。
電子レンジでアルミホイルを使ったゆで卵の作り方
「卵」「アルミホイル」「卵がすっぽり入るくらいのマグカップ」「水」「ラップ」を用意しよう。
卵をアルミホイルで隙間ができないようにしっかり包もう。マグカップにアルミホイルで包んだ卵を入れ、水をヒタヒタに入れる。その上にラップをかぶせる。ラップは水蒸気が逃げるようにふんわりと乗せるような感じで。
固ゆで卵の場合は、500Wの電子レンジで約5分間加熱する。電子レンジから出してさらに5分放置し、水で冷ましたら完成。
卵をアルミホイルで隙間ができないようにしっかり包もう。マグカップにアルミホイルで包んだ卵を入れ、水をヒタヒタに入れる。その上にラップをかぶせる。ラップは水蒸気が逃げるようにふんわりと乗せるような感じで。
固ゆで卵の場合は、500Wの電子レンジで約5分間加熱する。電子レンジから出してさらに5分放置し、水で冷ましたら完成。
結論
電子レンジとアルミホイルなどの金属は相性が悪い。火花で驚かされるだけでなく、故障や火災の原因となる。弁当などを温めるときにも、中にアルミホイルが使われていないか確認してから温めるようにしよう。複合タイプや高機能タイプの電子レンジは、機能によってアルミホイルの使用が制限される。取扱説明書をよく読んで安全を確認しよう。