1. 陶器の修復は接着剤で行えるか
木材や金属、布、ガラス、プラスチックなど、さまざまな素材をくっつけるのに役立つ接着剤。陶器を割ってしまったときも、接着剤で修復できるのだろうか?
結論からいうと、割れた陶器も接着剤で直せる。ただし「陶器用」と記された接着剤など、強力な接着剤でないと効果を発揮しにくい。また破片があまりにも細かい場合や、粉々に砕けている場合は修復不可だ。
そのため「ある程度の割れで、適した接着剤を選べば陶器でも修復できる」と答えるのが正しいといえよう。
なお、接着剤で陶器を直しても、割れた部分にできたヒビはカバーできない。
しかしヒビは、「金継ぎ(きんつぎ)」と呼ばれる方法で修復できる。金継ぎとは、割れた部分を漆で接着し、その上から金で装飾しながら修復する方法だ。興味のある方はぜひ調べてみてほしい。
結論からいうと、割れた陶器も接着剤で直せる。ただし「陶器用」と記された接着剤など、強力な接着剤でないと効果を発揮しにくい。また破片があまりにも細かい場合や、粉々に砕けている場合は修復不可だ。
そのため「ある程度の割れで、適した接着剤を選べば陶器でも修復できる」と答えるのが正しいといえよう。
なお、接着剤で陶器を直しても、割れた部分にできたヒビはカバーできない。
しかしヒビは、「金継ぎ(きんつぎ)」と呼ばれる方法で修復できる。金継ぎとは、割れた部分を漆で接着し、その上から金で装飾しながら修復する方法だ。興味のある方はぜひ調べてみてほしい。
2. 陶器用の接着剤の選び方
陶器の修復には、基本的に「陶器用」「陶磁器用」などと書かれているものがおすすめだ。
もしくは「エポキシ樹脂系」の接着剤も適している。エポキシ樹脂系は「エポキシ樹脂」を主成分とした、2つの液を混合して使うタイプの接着剤だ。2つの液の化学反応によって接着させるため、硬くしっかりとくっつきやすい。
もしくは「エポキシ樹脂系」の接着剤も適している。エポキシ樹脂系は「エポキシ樹脂」を主成分とした、2つの液を混合して使うタイプの接着剤だ。2つの液の化学反応によって接着させるため、硬くしっかりとくっつきやすい。
陶器の洗面台や花瓶の場合は?
陶器の洗面台や花瓶に使う場合は、水に濡れても接着剤が取れないよう、耐水性のあるものを選びたい。「水まわりの補修用」や「ホーロー製品の補修用」などと書かれた接着剤がいいだろう。
陶器の照明器具の場合は?
ランプなど陶器の照明器具の場合は、高温になることを考え、耐熱性のある接着剤を使うといい。接着剤によってどのくらいの温度まで耐えられるかが異なるので、500℃から1000℃程度まで対応しているものを選ぼう。温度の目安はパッケージで確認できる。
陶器の食器の場合は?
食器の場合は食べ物を入れるため、できれば化学物質を配合していない天然接着剤を使いたい。ニカワなどの天然素材を原料とした接着剤もあるので探してみよう。
3. 陶器を接着剤で修復する方法
ここからは、割れた陶器を接着剤で修復するのに使う道具と作業方法を解説する。用意するものは以下の通りだ。
・陶器用の接着剤
・接着剤を付けるヘラや割り箸
・拭き取り用の布やつまようじ
・手袋や軍手
1.割れた破片を集め、接着面の汚れや水分をよく拭き取っておく。
2.ヘラや割り箸で接着剤を取り、接着面に塗りつける。陶器の破片をパズルのようにはめ、手でグッと押さえて固定しよう。接着剤がはみ出た場合は、布やつまようじなどで取るといい。
3.手順2でくっつけた面が乾いたら、次の破片も接着する。手順2~3を繰り返し、すべての破片を接着しよう。
4.修復した陶器は、1~2日ほど放置してしっかりと乾燥させる。
・陶器用の接着剤
・接着剤を付けるヘラや割り箸
・拭き取り用の布やつまようじ
・手袋や軍手
1.割れた破片を集め、接着面の汚れや水分をよく拭き取っておく。
2.ヘラや割り箸で接着剤を取り、接着面に塗りつける。陶器の破片をパズルのようにはめ、手でグッと押さえて固定しよう。接着剤がはみ出た場合は、布やつまようじなどで取るといい。
3.手順2でくっつけた面が乾いたら、次の破片も接着する。手順2~3を繰り返し、すべての破片を接着しよう。
4.修復した陶器は、1~2日ほど放置してしっかりと乾燥させる。
4. 陶器を接着剤で修復するときの注意点
接着剤を使って割れた陶器を修復するときには、いくつか注意すべきポイントがある。火事やヤケドなどの事故にもつながりかねないため、注意点はしっかりと守ろう。
火気のあるところでは使用しない
陶器用に限らず、接着剤のパッケージには「火気に注意」と書かれていることが多い。接着剤に含まれる有機溶剤には引火のおそれがあるため、ストーブやコンロの近くなど火気のあるところでは使わないようにしよう。
部屋を換気する
接着剤で陶器を修復するときは、部屋をよく換気しよう。接着剤はにおいが強く、長時間作業したり大量に使ったりすると、目や喉に刺激を感じる場合がある。
衣服には付けないようにする
衣服や靴下、軍手などの布に接着剤をこぼすと、急激に発熱してヤケドする可能性も。誤って衣服に付かないよう、作業は慎重に行おう。
もしこぼしてしまった場合は、衣服が肌に触れないようにし、大量の水をかけてからゆっくりと剥がすといい。
もしこぼしてしまった場合は、衣服が肌に触れないようにし、大量の水をかけてからゆっくりと剥がすといい。
結論
割れたり欠けたりした陶器は、専用の接着剤を使って直せる場合もある。「水まわり用」「食器用」「素焼き用」など用途に応じてさまざまな接着剤が売っているので、直したいアイテムごとに選ぶのがおすすめだ。注意点には気をつけながら、お気に入りの陶器をキレイに修復しよう。