1. グリルパンとは
グリルパンと聞いても、まだピンとこない方も多いのではないだろうか?グリルパンは、グリル調理が可能なフライパンのことをいう。まずはグリルパンの形や素材の特徴、主な使い方などの基本知識をおさえておこう。
形
凸凹した波型の模様が特徴で、網焼きしたような焼き目がポイント。魚焼きグリルを使わなくても、肉や魚、野菜など、気軽にグリル調理が楽しめる。
また、模様の溝には肉や魚から出た油が流れ出るので、余分な油をカットしてくれる。ステーキや焼き魚など、カロリーが気になる方にもおすすめだ。
また、模様の溝には肉や魚から出た油が流れ出るので、余分な油をカットしてくれる。ステーキや焼き魚など、カロリーが気になる方にもおすすめだ。
素材
グリルパンは、金属を溶かしてつくる鋳物製のフライパン。セラミックや鉄など、性能によってさまざまな素材のものが販売されている。
使い方
グリルパンを使用する前には、シーズニングと呼ばれる事前準備が必要な場合が多い。シーズニングの手順をご紹介するので、必ずチェックしておこう。
- グリルパンをよく洗い、しっかりと水気を切る。
- コンロに置いたら中火で2〜3分空焚きをして、残った水分をしっかり飛ばす。
- 火からおろして冷ましたら、油をひいて弱火にかけ、調理を開始する。使わない場合はそのまましまってOK。
2. グリルパンとフライパンはどう違う?
グリルパンの特徴がわかったら、次に一般的なフライパンとの違いを知っておこう。料理の仕上がりや使い勝手にはどんな違いがあるのだろうか?
焼き上がりの違い
グリルパンならではの波型の焼き目は、フライパンにはできない焼き上がり。また、フライパンと比べて熱伝導性や保温性が高いため、じっくりと時間をかけて焼き上げることができるのも、グリルパンの魅力の一つと言えるだろう。
ただし、フライパンと比べて炒めものや卵焼きには不向き。形こそ似ているものの、完全に同じような使い方ができるわけではないため、料理に合わせて使い分けよう。
ただし、フライパンと比べて炒めものや卵焼きには不向き。形こそ似ているものの、完全に同じような使い方ができるわけではないため、料理に合わせて使い分けよう。
3. グリルパンの正しい選び方
一口にグリルパンと言っても、サイズや形もさまざまでいざ購入しようとすると迷ってしまう方も少なくないだろう。続いては購入を検討している方のために、グリルパンの選び方をご紹介する。購入前にぜひチェックして、自分に合ったグリルパンを探してみよう。
サイズ・形
一人分の調理なら、コンパクトな小さめサイズで、正方形や丸型のグリルパンがおすすめだ。大人数やファミリーなど大勢で食べる料理をつくるなら、長方形の大きめサイズがいいだろう。
また、魚焼きグリル対応のグリルパンを購入する場合は、魚焼きグリルのサイズに合うかどうかもしっかりチェックしておくのを忘れずに。
また、魚焼きグリル対応のグリルパンを購入する場合は、魚焼きグリルのサイズに合うかどうかもしっかりチェックしておくのを忘れずに。
取っ手・蓋付き
取っ手が取り外せるタイプのグリルパンは、オーブンでの仕上げや電子レンジでのあたためにも使いやすい。また、蓋付きタイプなら蒸し料理にも使えるので、料理好きならぜひ選びたい。
IH対応・魚焼きグリル対応
自宅のキッチン環境に合わせて、IH対応かどうかもチェックしておきたい。さらに魚焼きグリル対応のグリルパンなら、オーブンいらずで時短調理が可能。手軽にふっくらとした焼き上がりが実現できる。
4. グリルパンに適した料理
自分に合ったグリルパンが見つかったら、最後にグリルパンで作れるおすすめ料理をご紹介しよう。いつもの料理を少しランクアップさせられて、毎日の食卓を華やかに彩るものばかりなので、ぜひ試してみてほしい。
ステーキ
熱がよく通るグリルパンなら、分厚いステーキもしっかり焼き上げることができる。一緒に野菜やにんにく、クレソンなどのハーブを焼くのもおすすめだ。
- 肉を常温に戻して塩コショウで味付けする。
- 温めておいたグリルパンに肉をのせ、表面に焦げ目がつくまで焼く。中火で片面につき1〜2分が目安。
- 魚焼きグリルに移し、野菜を追加してさらに3〜4分焼く。
- 肉の状態をみながら、好みの焼き加減まで火を通す。
野菜のグリル
玉ねぎやかぼちゃ、パプリカ、ズッキーニなどお好みの野菜を焼くだけでOK。色とりどりのカラフルな野菜を使えば、食卓に彩りをプラスしてくれる。
- 野菜を適当な大きさにカットする。
- グリルパンにオリーブオイルを塗り、野菜を並べてさらにオリーブオイル、塩コショウで味付けする。
- 魚焼きグリルに入れて弱火で5〜10分、中火で4〜5分火を通す。
トースト
朝ごはんがパン派なら、いつものトーストをグリルパンでホットプレスサンドにするのもいいだろう。具材を変えればさまざまな味が楽しめて、マンネリ防止にも一役買ってくれる。
- トースト2枚にハムやチーズなど、お好みの具材をはさむ。
- 蓋付きグリルパンであれば蓋をして、グリルパンを中火で予熱する。
- 時折ぎゅっと押しつけながら、トーストの両面に焼きめがつくまで焼く。
結論
グリルパンとは、凸凹の波型模様がついた鋳物製のフライパンで、熱伝導性や保温性が高いのがポイント。ステーキや野菜のグリル、ホットサンドなど、さまざまな料理が楽しめる。いつもの料理をワンランクアップさせてくれるグリルパン。自分に合ったものを選んで、ぜひ使ってみてはいかがだろうか?