目次
1. 使い方の前に確認!モバイルバッテリーとは?

モバイルバッテリーとは、スマホやPCを充電できる携帯型充電器だ。使い方はなんとなく知っていても、素材の特徴など詳しく知らない方も多いのではないだろうか?正しい使い方をご紹介する前に、まずはモバイルバッテリーの基本をおさえておこう。
素材と特徴
モバイルバッテリーは、リチウムイオン電池を使用したものが主流になりつつある。リチウムイオン電池は充電ができる電池で、スマホやPCなどのバッテリーに使われているのと同じものだ。
エネルギー密度が高く高電圧をキープできるほか、ニッケル電池などと比べて環境にもやさしいのが特徴。ただし、高温での放置が故障の原因となるなど、使い方には注意が必要なのを覚えておこう。
エネルギー密度が高く高電圧をキープできるほか、ニッケル電池などと比べて環境にもやさしいのが特徴。ただし、高温での放置が故障の原因となるなど、使い方には注意が必要なのを覚えておこう。
モバイルバッテリーの容量「mAh」
モバイルバッテリーの容量は、「mAh(ミリアンペア)」で表記される。例えば容量が5000mAhだった場合、バッテリー容量が1400mAhのiPhoneなら2回は満充電にすることができる計算となる。
2. モバイルバッテリーの充電時の使い方

モバイルバッテリーを手に入れたら、すぐにスマホが充電できるのだろうか?続いてはモバイルバッテリーを充電するときの使い方や、充電時の注意点をご紹介していく。
使い方の手順
- 取扱説明書で使い方を確認する。
- 付属の充電用ケーブルを、本体とUSB充電ケーブルに接続する。
- 本体の充電ゲージをみながら、満充電になるまで充電する。
・充電するときの注意点
モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、満充電時にケーブルを繋いだままにする「過充電」や、電池がない状態で放っておく「過放電」に弱い。また熱にも弱いため、火気を近づけたり外出時に高温に晒されることがないよう、使い方には注意が必要だ。
モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、満充電時にケーブルを繋いだままにする「過充電」や、電池がない状態で放っておく「過放電」に弱い。また熱にも弱いため、火気を近づけたり外出時に高温に晒されることがないよう、使い方には注意が必要だ。
3. スマホを充電する際のモバイルバッテリーの使い方

モバイルバッテリーを充電したら、さっそくスマホを充電しよう。モバイルバッテリーで充電するための使い方を、手順を追って紹介する。
使い方の手順
- モバイルバッテリーのUSBポート(長方形の大きい方)に、各スマホの充電用ケーブルを挿し込む。
- ケーブルの片方をスマホに挿し込んで、モバイルバッテリーと繋ぐ。
モバイルバッテリーによっては、スマホと繋いだら自動的に充電が開始されるものと、電源ボタンを押すなどモバイルバッテリー側の操作が必要なものがある。ケーブルを繋いでも充電が始まらない場合は、故障ではなく使い方が間違っている可能性もあるので、取扱説明書で使い方を確認しよう。
4. モバイルバッテリーの寿命を延ばす使い方

モバイルバッテリーの寿命は、使用回数500回ほどが目安。ただし、使い方次第では寿命がさらに短くなってしまう可能性もある。寿命を長くするために効果的な使い方のコツをご紹介しよう。
過充電・過放電を避ける
モバイルバッテリーに使われるリチウムイオン電池は、過充電・過放電に弱い。100%充電後もコンセントを繋ぎっぱなしにしていたり、逆に電池がないまま放っておいたりすると、寿命が短くなる原因になってしまう。
充電ゲージが満タンになっていたらすぐにコンセントを抜く。モバイルバッテリーをたまにしか使わない方は、一度充電してからしまうといいだろう。
充電ゲージが満タンになっていたらすぐにコンセントを抜く。モバイルバッテリーをたまにしか使わない方は、一度充電してからしまうといいだろう。
充電中にスマホを使わない
家にいるときに、スマホを充電したまま操作している方も多いだろう。操作中にスマホ本体がとても熱くなって、驚いた経験はないだろうか?
この使い方を続けていると、スマホとモバイルバッテリー両方のバッテリーに負荷がかかり、劣化の原因となってしまう。充電中は我慢してなるべくスマホを操作しないように心がけよう。
この使い方を続けていると、スマホとモバイルバッテリー両方のバッテリーに負荷がかかり、劣化の原因となってしまう。充電中は我慢してなるべくスマホを操作しないように心がけよう。
5. 使い方とあわせて知りたいモバイルバッテリーの正しい処分方法

モバイルバッテリーはどんなに正しい使い方をしていても、いつか寿命がきてしまうもの。使い方が簡単で便利な反面、電池なので捨て方に困ってしまう方も多いだろう。正しい使い方を覚えたあとは、モバイルバッテリーの正しい処分方法についても知っておこう。
一般ゴミとして捨てるのはNG
リチウムイオン電池を使用しているモバイルバッテリーは、火災の危険があるため通常のゴミと一緒に捨てることはできない。出力端子を絶縁テープで覆って処理した上で、電器店やホームセンターなどに持って行って回収してもらおう。
回収してくれる業者を「産廃排出協力店」と呼び、ネットで協力店の検索もできる。また携帯ショップなどでリサイクル回収をしているところもあるので、利用するといいだろう。
回収してくれる業者を「産廃排出協力店」と呼び、ネットで協力店の検索もできる。また携帯ショップなどでリサイクル回収をしているところもあるので、利用するといいだろう。
結論
モバイルバッテリーはリチウムイオン電池と呼ばれる素材でできている。使うときは過充電や過放電・高温を避ける使い方を心がけよう。寿命を最大限に延ばすには、充電中のスマホ操作は控えた方がよい。さまざまな場面において便利なツールだからこそ、使い方や処分方法に気をつけながら、長く大切に使っていこう。