目次
- 1. DVDは何ごみに分別される?自治体ごとの例も紹介
- 2. 大量にあるDVDの捨て方
- 3. 個人情報や各種データが記録されているDVDの捨て方
- 4. DVDを溜め込まないようにするためのポイントも押さえておこう
- 5. DVDの捨て方は可燃ごみが基本!ただし自治体のルールは確認しよう
- 札幌市:DVDおよびケースは「燃やせるごみ(有料)」、プレーヤーは「燃やせないごみ(有料)」
- 千葉市:DVDは「不燃ごみ」
- 大田区:DVDは「可燃ごみ(プラスチック・ビニール類)」
- 世田谷区:DVDは「可燃ごみ」
- 杉並区:DVDは「可燃ごみ」、プレーヤーは「不燃ごみ」
- 板橋区:DVDおよびケースは「可燃ごみ」、プレーヤーは30cm未満が「不燃ごみ」、30cm以上は「粗大ごみ」
- 練馬区:DVDは「可燃ごみ」
- 横浜市:DVDおよびケースは「燃やすごみ」、プレーヤーは「粗大ごみ」ただしプラスチック製で50cmの場合は「燃やすごみ」、金属製で30cm未満の場合は「小さな金属類」
- 川崎市:DVDは「普通ごみ」、プレーヤーは「小物金属」、ただし最長辺30cm以上であれば「粗大ごみ」
- 京都市:DVDおよびプレーヤーは「拠点回収」
- 名古屋市:DVDおよびケースは「可燃ごみ」、プレーヤーは「小型家電」ただし回収ボックスを利用できないものは「不燃ごみ」、30cm角を超えるものは「粗大ごみ」
- 大阪市:DVDおよびケースは「普通ごみ」
- 神戸市:DVDは「可燃ごみ」
- ※1:環境省_廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!
https://www.env.go.jp/recycle/kaden/tv-recycle/qa.html
1. DVDは何ごみに分別される?自治体ごとの例も紹介

まずは基本的なDVDの捨て方について、自治体ごとの例も交えながら解説する。
基本的には「燃えるごみ」「可燃ごみ」に分別される
DVDは「燃えるごみ」「可燃ごみ」などとしている自治体が多い。自治体指定のごみ袋に入れて収集日に出せばOKだ。
【ケースも一緒に捨ててよい?】
DVDのケースも、基本的には「燃えるごみ」「可燃ごみ」で処分して問題ない。少量であれば手軽に処分できるだろう。ただし次のようなケースもある。
分別方法は自治体で異なるケースがある
まれにではあるが、自治体によっては「燃えないごみ」などとしているところもあるので注意が必要だ。とくに引っ越したばかりの方などは、それまで住んでいた地域とルールが異なる場合があるため、事前に自治体のホームページで確認しておこう。DVDとケース、プレーヤーなどで捨て方が異なるケースもあるため、そちらもあわせてチェックしておくと安心だ。
【自治体別・DVDの捨て方の例】
一例だが、ほぼ「可燃ごみ」である一方、千葉市のような「不燃ごみ」あるいは京都市のような「拠点回収」といったケースもある。なお上記は2022年1月4日時点で確認できたもの、かつ一部を抜粋したものであるため、より詳細な情報はお住まいの自治体のホームページでご確認いただきたい。
2. 大量にあるDVDの捨て方

数枚なら困ることはないが、DVDが大量にある場合は大変だ。そんなときは買取業者や回収業者を利用するといった方法もあるので、こちらも検討してみよう。
買取サービスを利用してお金に換える
大量にある、未使用の(データが記録されていない)DVD、あるいは正規ルートで購入した映画やドラマのDVDであれば、リサイクルショップなどに買い取ってもらえることがある。出張や宅配といったサービスを利用すれば、店舗へ足を運ばなくても大量のDVDを処分できる。限定版などは高価買取も期待できるだろう。
不用品回収業者に引き取ってもらう
不用品回収業者は家まで引き取りに来てくれるため、大量のDVDを抱えている方にとっては便利なサービスだ。引っ越し前や家の中を整理したいときなどは、ほかの不用品も一緒に引きとってもらえるといったメリットもある。ただし無許可の不用品回収業者にはくれぐれも注意しよう。
【無許可の不用品回収業者には絶対に頼んではいけない】
ご家庭から排出されるごみは「一般廃棄物」である。自治体の「一般廃棄物処理業許可」あるいは自治体から委託を受けていない業者に依頼することは絶対にやめよう。不法投棄といった不適正処理をはたらくリスクがあるほか、法外な料金を請求されトラブルとなるおそれがあるためだ。
「産業廃棄物収集運搬業」「産業廃棄物処理業」「古物商」といった許可や免許では回収できないためよく覚えておこう。これについては環境省も注意喚起しているので、ぜひ一度目を通しておこう。(※1)
フリマアプリなどで売却する
フリマアプリなどを使って売却できるケースもある。売却できた場合の手数料などはかかるが、リサイクルショップに買い取ってもらうよりも手元に残るお金が大きいことも多い。時間に余裕がある方、人気のDVDをお持ちの方などはこうした方法を検討するのもよいだろう。
ただし「個人情報や重要なデータが入っているDVD」の場合は注意が必要
上記は未使用のDVD、正規ルートで購入した映画やドラマなどのDVDを処分する際の手段だ。個人情報が記録されていたり、会社などの重要なデータが記録されていたりするDVD(DVD-R等)は慎重に処分する必要がある。
3. 個人情報や各種データが記録されているDVDの捨て方

個人情報や家族の映像、会社のデータなどが記録されているDVDの捨て方には注意が必要だ。安全に捨てるための方法を紹介するので参考にしてほしい。
ハサミでカットする、カッターで傷をつける
DVDをハサミでカットすれば、当然中の情報は読み取れなくなる。ただし破片が大きいとくっつけられることがあるため、できる限り小さくカットすること、ごちゃまぜにして捨てることをおすすめする。あるいはカッターを使い、深い傷を何本も入れるといった方法もある。
ただしDVDは硬いため刃が傷むおそれがあるうえ、大量にある場合は手が痛くなったりケガをしたりといったリスクもあるので注意しよう。
2枚に引き剥がす
DVDは2層になっている。横から見ると貼り合わされている部分が確認できるはずだ。そこへカッターを差し込み、クルッと一周させれば引き剥がせる。引き剥がすと薄くなるので、手で割って処分しよう。カッターや、割ったあとの破片で手を切らないように注意しながら慎重に作業してほしい。
シュレッダーで粉砕する
シュレッダーで粉々にしてしまうのもおすすめだ。リーズナブルな手動タイプ、高機能の電動タイプなどいろいろなシュレッダーがあるので、目的に合ったものを選ぼう。なお大量のDVDを定期的に捨てるといった具合であれば、高速細断モデルがおすすめだ。
4. DVDを溜め込まないようにするためのポイントも押さえておこう

気がつくとDVDが大量になっていたという方も多いだろう。せっかく処分してもまたすぐに溜まってしまえば何度も処分する手間がかかる。できる限り溜め込まないようにするためのポイントをまとめたので参考にしていただきたい。
「一定期間再生していない」など捨てる基準を決める
「いつか見るかもしれない」と保管していると溜まる一方だ。1年間再生していない、3年間で数回以下しか再生していないなど、捨て方の基準を決めておくと迷わないだろう。動画配信サービスやレンタル視聴できるものは、基準にかかわらず捨ててしまう、というのも一つの手だ。
PCや外付けの記録媒体にデータを保存してDVDを処分する
DVDとして残しておきたいものだけを保管し、それ以外のものはデータをパソコンや外付けの記録媒体に移して処分するという方法もある。
収納スペースを決め、それ以上増やさないように心がける
DVDの収納スペースを決めてしまい、それ以上増やさないようにすれば、いつのまにか大量に溜まっていたということもなくなるはずだ。まずは必要なDVDとそうでないDVDを仕分けするところから始めよう。仮に収納スペース以上にDVDが増えたときは、1枚購入したら1枚処分するといった対策を練ることで増えてしまうのを防げる。
5. DVDの捨て方は可燃ごみが基本!ただし自治体のルールは確認しよう

お伝えしてきたように、DVDの捨て方は基本的に「燃えるごみ」「可燃ごみ」だ。ケースも同様としている自治体が多い。ただし中には「拠点回収」といったところもあるため、まずは自治体のホームページで正しい捨て方を確認しておこう。また個人情報などの大切なデータを保存したDVDは、悪用や思わぬトラブルを避けるためにも、必ず破壊するなどしてから処分してほしい。
結論
不要になったDVDは、数枚程度であれば自治体のルールに沿って手軽に処分できる。ただし大量にある場合や、データが残っている場合などは慎重に処分しよう。同時に、増えすぎないようにするための工夫や心がけも大切だ。
(参考文献)