1. マスキングテープとは?いま「壁用」がアツい
そもそもマスキングテープとはどういった類のテープなのだろうか。まずは簡単にマスキングテープの基礎知識を身につけよう。
マスキングテープとは
マスキングテープの本来の用途は、塗装やシーリングなどにおける養生だ。塗装しない部分にマスキングテープを貼っておき、塗装が終わって乾いたら剥がすといった使い方をする。剥がすことを前提として作られているため、粘着力が弱い。しかも剥がしたあとも糊が残りにくいという特徴があることから、仮止めに用いられることもある。そんなマスキングテープを壁に貼る方が増えているという。
壁に貼れるマスキングテープが人気
上述のように、マスキングテープは粘着力が弱いため剥がしやすく糊などが残りにくい。こうした特徴は壁に貼るのにピッタリだ。とくに賃貸物件にお住まいの方には朗報だろう。壁にアレンジを施すと賃貸契約違反になったり、退去時に修繕費用を請求されたりするおそれがある。だが、マスキングテープは壁に貼っても簡単に剥がせるうえあとも残りにくいので、賃貸物件でも壁に貼って手軽にアレンジを楽しむことができる。
建設現場などで使われているマスキングテープは単色のものが多いが、壁などに貼ることを目的としたマスキングテープはカラーラインナップやデザインが豊富にある。テープ幅もさまざまなので、じっくり探せば自分好みの壁にアレンジできるはずだ。
建設現場などで使われているマスキングテープは単色のものが多いが、壁などに貼ることを目的としたマスキングテープはカラーラインナップやデザインが豊富にある。テープ幅もさまざまなので、じっくり探せば自分好みの壁にアレンジできるはずだ。
2. 賃貸OK!マスキングテープを壁に貼るアイデア
マスキングテープを壁に貼るといっても、具体的にどう使うのかいまいちイメージが湧かない方もいるだろう。一例を紹介するので、ご自身でマスキングテープを使って施工する際のヒントにしてほしい。
お気に入りのアイテムを壁に貼る
まずはごく基本的な使い方だ。お気に入りのポスターやポストカード、ラベルシールなどをお持ちなら、マスキングテープを使って壁に貼ってみてはいかがだろうか?壁もアイテムも傷めることなく飾ることができるし、普通の透明テープを使うよりもオシャレに見える。
壁をストライプ柄にアレンジする
テープ幅や色、デザインなどはお好みだが、たとえば白い壁に青のマスキングテープを縦に貼っていくとしよう。その際、壁の色も生かして10cm間隔などでマスキングテープを貼っていけば、あっという間にキレイなストライプ柄の壁が完成する。もちろん、ボーダー柄もできるし斜めやジグザグに貼ることもできる。カラーやデザインの異なるマスキングテープを組み合わせて貼るといった、手の込んだアレンジも可能だ。
壁を自由にデコレーションする
マスキングテープをマス目状に貼っていけば、壁がカレンダーに早変わりする。目に付きやすい場所に貼れば予定を忘れにくくなるだろう。好きな文字や目標、テンションが上がる言葉などをマスキングテープで作って壁に貼る方法や、写真を貼ってオシャレなマスキングテープで額縁を作るといった方法もある。一例だが、アイデア次第でいくらでも壁をアレンジできるのがマスキングテープの魅力だ。
マスキングテープに両面テープを使うワザも
壁にマスキングテープを貼り、その上に両面テープを重ねて貼る。このとき、マスキングテープよりも幅が狭い両面テープを使うのがコツだ。はみ出すと剥がすのが大変になるので気をつけよう。さらに、その両面テープの上に壁紙などを貼れば壁全体をアレンジすることも可能だ。
ただし賃貸物件の方は慎重に
マスキングテープは壁に貼っても剥がしやすく糊などのあとが残りにくい。とはいえ、貼ったり剥がしたりする際に壁紙を傷つけたり、あとが残ったりするリスクはゼロではない。賃貸物件にお住まいの方は、そうしたリスクがあることも念頭に置いておくことが大切だ。
3. 壁のアレンジにおすすめのマスキングテープ3選
最後に、壁をアレンジするのにおすすめのマスキングテープを紹介しよう。
カモ井加工紙「マスキングテープ mt CASA FLEECE」
幅23cm、長さ5mという、壁など広い面に貼りやすいマスキングテープだ。古いレンガ、錆びたトタン、コンクリート、タイル・ヴィンテージなど個性的なデザインが豊富にある。
ニトムズ「デコルファ インテリア マスキングテープ」
幅10cm、長さ8mのマスキングテープがこちら。カラフルなデザインが特徴的だ。壁一面にというよりは、アクセントとして部分的に貼る方に向いているかもしれない。
カモ井加工紙「マスキングテープ mt CASA basic」
幅は10cmと5cmの2タイプ、長さ10mのシンプルなマスキングテープだ。カラーにはマットホワイトもあり、この上に両面テープを重ねて壁紙を貼るのもよいし、油性ペンなどで文字を書き込むのもよい。
結論
マスキングテープを壁に貼れば、あっという間にオシャレな空間が完成する。男らしいデザインのマスキングテープも数多く販売されているので、ぜひじっくり探してみよう。賃貸物件にお住まいの方は、施工の際に傷つけるといったリスクがゼロではないので、慎重に作業に当たるとともに、くれぐれも無理はしないでおこう。