目次
1. ビデオを編集する方法とは?

ビデオカメラやデジカメ、スマホなどで撮影したビデオ(動画)は、編集することでより一層見ごたえのある楽しいものに変わる。ビデオ編集というと大がかりな機材や専門知識・技術が必要と思ってしまうが、実は初心者でも手軽にビデオ編集が可能だ。
ビデオ編集アプリやソフトは意外に多い
たとえばスマホでビデオを撮影した場合、編集アプリをインストールするだけでビデオ編集が可能になる。同じようにビデオカメラやデジカメなどで撮影したビデオも、パソコンに編集ソフトをインストールすればよい。ただしアプリやソフトごとに使い方が異なるほか、無料版や有料版もある。最初は無料でも、特定の機能を使いたければ有料版へグレードアップしなければならないものなどもあり、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いはずだ。そこで、ビデオ編集アプリとソフトそれぞれ、おすすめをまとめたので紹介していく。
2. iPhoneもAndroidもOKのおすすめビデオ編集アプリ

まずはビデオ編集アプリから見ていこう。本稿で紹介するのはiPhoneとAndroidで使えるアプリだ。なお、いずれもアプリ内課金ありなので覚えておいてほしい。
InShot
トリミング、マージ(結合)、速度調整などが手軽にできるビデオ編集アプリだ。テキストを挿入したり音楽を挿入したり、SNSにそのままアップしたりもできる。複雑な機能は搭載されていないため高度な編集には向かないが、かえって初心者の方は扱いやすいだろう。
VideoShow
こちらは多機能なビデオ編集アプリだ。テキストはもちろん、ビデオに音楽を挿入したりフィルターをかけたり、トランジション(フェードアウト、ワイプなどの切り替え効果)を使ったりと、とにかく機能が豊富にある。本格的なビデオ編集がしたい方にうってつけだろう。
VivaVideo
両者の中間程度の機能を持つのがこちらのビデオ編集アプリ。音楽を挿入したり文字を入れたりといった基本的な機能のほか、トランジションやコラージュなどもできる。また、スマホで撮影した写真を使って誕生日などの記念ムービーを作ることも可能だ。
3. WindowsとMac向けのビデオ編集ソフトの選び方とおすすめ

続いて、PC向けのビデオ編集ソフトを紹介する。なお、いずれも無料版があるが体験版だったり一部の機能しか使えなかったりするのでご注意いただきたい。また、対応OSは2020年6月30日時点で確認できたものだ。OSやソフトのアップデートなどによっては対応しなくなることもあるので、最新情報は各ビデオ編集ソフトをチェックしてほしい。
Wondershare
ワイプやテロップの挿入、色調補正など機能が豊富なビデオ編集ソフトだ。MP4をはじめとする各フォーマットへの対応、トリミングやBGMの追加といった基本的な機能のほか、3,000を超える豊富な無料エフェクトなども利用できる。Windows、Macいずれにも対応している。対応OSは「Windows 7/8/8.1/10」「macOS X 10.11/10.12/10.13/10.14/10.15」だ。
PowerDirector 18 Ultra
5年連続国内販売シェアNo.1というビデオ編集ソフトがこちら。トランジション、タイトル編集、オーディオダッキング(会話の部分だけBGMを下げる機能)など、あらゆる機能が搭載されている。操作も分かりやすいので初心者の方も安心して使えるだろう。対応OSは「Windows 10、8、8.1、7 SP」だ(いずれも64 bit OSのみの対応)。
Adobe Premiere Rush
スマホで撮影したビデオをPCで編集できる。直感的な操作を可能にした、使いやすさを追求したUXは初心者の方にも好評だ。ハイクオリティーのテンプレートが豊富に揃っているので、ビデオ編集に慣れていない方も美しく編集できるだろう。対応OSは「Windows10日本語版(v1709以降)」「macOS 日本語版 10.13 以降」だ。
OSとフォーマットは要チェック
本稿でもWindows向けとMac向けを紹介しているように、ビデオ編集ソフトは対応するOSが限定されている場合が多い。インストールする前に、使いたいビデオ編集ソフトがお使いのOSに対応しているかどうか確認しておこう。同じようにフォーマット(形式)のチェックも忘れないようにしよう。たとえばYouTubeにアップしたいのであればMPEG4やMP4といったフォーマットに対応している必要があるので覚えておこう。
4. ビデオ編集サービスを利用する手も

ここまで自分でビデオ編集するのにおすすめのアプリやソフトを紹介してきたが、そもそも編集自体が苦手な方もいるだろう。それに、大切なビデオはとくにプロの手でキレイに仕上げてほしいという方もいるはずだ。そんなときは、ビデオ編集サービスを利用する方法もある。
ビデオ編集サービスのメリット・デメリット
ビデオそのものの編集はもちろんだが、オープニングやエンディングを挿入したり手ブレを補正したり、色調補正をしたりなど、素人では難しい編集も任せられる。ただ撮影しただけのビデオであっても、何度も観たくなるような作品に仕上げてくれるはずだ。撮影から依頼できるケースもあるので、結婚式などイベントごとの作品作りも一任できる。
ただしビデオ編集サービスはそれなりの費用がかかる。どういったビデオにしたいかなどにもよるが、1時間あたり数万円というケースも珍しくない。撮影からお願いした場合は20万円近くになることもあるだろう。できる限り低予算で、というのであればやはりビデオ編集アプリやソフトを使って自分で編集するほうが安上がりだ。
ただしビデオ編集サービスはそれなりの費用がかかる。どういったビデオにしたいかなどにもよるが、1時間あたり数万円というケースも珍しくない。撮影からお願いした場合は20万円近くになることもあるだろう。できる限り低予算で、というのであればやはりビデオ編集アプリやソフトを使って自分で編集するほうが安上がりだ。
結論
ビデオ編集は、今ではアプリやソフトを使って手軽にできる。最初は難しく感じるかもしれないが、使っていくうちに操作やコツを覚えるはずだ。無料版でできる範囲などから、少しずつ始めてみてはいかがだろうか?費用はかかるが、将来まで残したい、誰かに贈りたいなど大切なビデオの撮影や編集はプロにお任せするのもおすすめだ。